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コメント
1件
最高じゃんかよ…🙃 書いてくれてありがとう〜〜🥲💞
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全員高校3年
隣町から転校してきた赤は、最初こそ新しい環境に戸惑っていたが、すぐに気づいた。
この学校は、外見こそ普通だが――どうやら、ひとりだけ異質な存在がいる。
教室の一角で、包帯を巻き、どこか影のある様子で佇む青。
赤は「怪我でもしてるのか?」と思ったが…
モブ「またやってるよ…」
モブ「離れよっ…(ぼそ」
モブ「そうだね(ぼそ」
周囲の生徒が彼を避けていることに気づく。
赤「……興味、湧いてきた」
「話しかけてみよう」
赤は青に近づいた。会話してみれば、青はやはりバリバリの厨二病。
「闇の封印が疼く……」とか「この左腕には呪いが……」とか、そんなことを言っていた。
赤(まあ、変わったやつだな。でも、別に悪いやつじゃなさそう?)
仲良くなった2人
よく話す仲に
赤と青は通学途中にチンピラ数人に絡まれた。
赤は心の中で思った。
赤「ここは自分がなんとかするか――」
そう考えて一歩前に出ようとした瞬間、チンピラの一人が青の胸ぐらをつかんだ。
青「は?」
赤「え、ちょっ」
赤が止めに入ろうとしたが、青はその手をそっと払った。
次の瞬間
「バキッ! ドガッ! ドシャッ!」
まるでアクション映画のように、青は数秒でチンピラたちを地面に沈めた。
赤は呆然として言った。
赤「…青ちゃん、護身術とかやってる?」
青「……特には。封印を解いただけ」
赤(嘘だぁ、まさか….)
信じきれなかった赤は、生徒会長の黄に聞きに行った。青と幼馴染らしい。
赤「青ちゃんって昔から護身術とかやってたの?」
黄「どうしたんですか急に」
赤「この前チンピラに絡まれて」
「あおちゃんぶっ飛ばしたから…」
黄「そうなんですね笑 」
赤「あと俺は合気道と空手ならってて」
「そのせいかなぁ…?」
黄は少し笑って、答えた。
黄「ふふっ笑 、全部、青ちゃんの独学ですよ」
赤「えっ、」
赤は言葉を失った。
厨二病だけど強い。いや、厨二病”なのに”強い。
この世のどこかに、本当にそんなやつがいたなんて
その日から、赤の世界はちょっとだけ変わり始めた_.