この作品はいかがでしたか?
82
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続きです!
たくさんのコメントほんとありがとうございますー!!!!感謝してしきれないです…!!!
ほんと心の支えになるので!!
本編どうぞ!!!
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俺たちは動けずに泣いていた。
みんなみんな仲間の死に泣いていた。苦しいだろう。俺だって苦しいさ。でも、そういう時にリーダーはみんなを励ましてみんなを勇気づけるんだ。それがリーダーってやつだから。
「みんな……大丈夫だから…ッ!
ゆあんくんやなお兄の分で頑張ろう…ッ??ね…ッ…?」
俺…やっとリーダーらしいこと言えたかな…??俺は泣いてちゃダメだ。リーダーだから。
「、そうですよね…泣いてばかりじゃ天国に居る人たちも悲しんじゃいますよね……」
るなが涙を拭いた。他のみんなもそうだ。涙を拭いてもう、前に進むと言う気持ちをあらわにしていた。そうそう。これがカラフルピーチなんだよね……!!
『じゃぱぱ頑張ってるねぇ笑』
『そうですね!』
『俺らの分まで頑張ってもらわないと……!!』
天国である天使たちが話していた。笑顔で笑いながら。
ーーーーーーーーーアハッーーーーー
9時になった。また地獄が始まった。人狼は後1人だ。引き当てればもうゲームは終わる。だからいち早く終わらせたいんだ。怪しいやつなんて1人もいないさ。だってみんな信頼してるからね。すると、うりのポケットから何か落ちた。からんっとプラスチックの音がした。みんな気にも留めなかった。…目薬があった。しかもかなり使い古している目薬。うりりんって目とかすぐ痒くなるタイプだったっけ……??気のせいかな。
「…えとさん。占いの結果」
「あ、ッ、えっとねヒロくんが白」
勝手に話し合いが進んでいた。まあ俺が目薬に注目してただけだけどね。
「やったー俺白確ー!」
ヒロくんが喜んでいた。可愛いなぁ笑ヒロくん笑でも、目薬は気になっている。隣にいるたっつんに小声で聞いてみた。
「ねぇ、たっつん、うりりんが目薬持ってたんだけど……」
「え、待ってそれ、涙に使ったとかありえるぞ」
……え?それ全部演技だったって事?涙もセリフも嘘だったってこと?え、?は…?頭の中が混乱していておかしくなった。うりりん。何のために演技してたの…?
「……うりりん。目薬って、何のために使ったの?」
俺は聞いてみた。自分の考察だけじゃわからないから。
「…えーあー…俺目が痒くなりやすいからさー…それで持ってるんだよねー…」
目が泳いでいた。嘘をついている可能性が高いかも。
「……え?うりさんって目そんな痒くならないでしょ?」
どぬがうりりんに言葉の槍を突き刺すようにいった。
「いやー、最近なったんだよね。」
「嘘だ。目薬見せてよ」
どぬがどんどんうりりんに近づいて目薬に目をやった。
「……明らかに使い古されてる」
「え、?」
「最近のじゃないよねこれ」
どぬの赤いオッドアイの目がきらっと光ってうりという獲物を狙っている気がして、たまらなかった。怖くて怖くて。
「ねぇ、うり、もしかして、これ、涙とかに使ったんじゃないの?」
さっきまでうりさんと呼んでいたのに。うりになっている。それほどに怒っているんだ。
「…そうだよ?それは涙に使ったさ」
「だったら……」
「……ははっ、思いたければ思えばいいじゃん…笑」
うりは諦めたような顔をして笑っていた。狂っている。
「じゃぱぱ……うりが人狼なんかな」
「……さぁわかんない」
さっきまで喜んでいたヒロくんが
驚いた表情でうりを見ていた。
「うりさん……さっきの涙、嘘だったの…??”ッねぇ”ッ、、!!!」
ヒロくんが珍しく怒っていた。
「…そうだけど何か?」
うりは飄々としていて、掴めない感じが出ていた。俺の知ってるうりじゃない。
「何かじゃないよッ”ッ!!!!
目の前で死んだんだよ!?」
ヒロくんが泣いて怒っていた。
ヒロくんは普段あまり怒らなくて優しい時が多い。何かをやらかしても笑って許してくれる。心の広い男だ。でも今はガチギレしている。そうだろうな。嘘泣きだったなんて信じたくないよな。
「……何で嘘泣きしてた訳?」
「……まあ、…ははっ、いわねぇよ」
うりりんが笑って誤魔化した。
そのタイミングで時計がなり、
投票に移って行った。うりりんは自分が死ぬことをわかっているのか何も言わずにただ寂しげな表情を思い浮かべていた。
「……結果言うね、
うり7票でうりが処刑だね」
自分で自分に票を入れたのか…!?
まあ他に投票してもどっちにしろ死ぬんだもんな。
「うりさん……ねぇ”ッ、ゆあんくんが死んだの”ッ、嬉しかった訳?」
「そりゃね敵が減るのは嬉しいことだから」
うりりんは当然だろと言う顔でヒロくんを見つめていた。笑っていた。にやけていた。狂っていた。
「……うりさん、……お前はうりさんじゃない”ッ、!!!!」
ヒロくんはそう言って叫んだ。大声で喉が枯れるくらいに。
「うりさんなら……号泣して泣くはずだから”ッ…、!!」
ヒロくんは目に涙を溜めて今にも泣きそうな顔をしていた。
「俺もうりだから……ははッ…」
そう言ってうりりんは笑っていた。でもどこか寂しげがあった。
そこにヒロくんも気づいたようでヒロくんは言った。
「……じゃあ、何でそんな顔してるの……ッ”ッ??」
うりりんは黙っていた。黙ってヒロくんの方を見つめていた。そして、数分後笑って言った。
「死ぬのはやっぱり怖いね笑」と。
そう言ってうりりんはヒロくんに手を振った。これが、ほんとのうりりんか。やっぱり中身はまだ消えていないんだ。銃口を突きつけられてうりりんの顔はこわばっていたような気がしたが、うりりんは最後言った。
「……みんな、”ッ、騙してごめん”ッ」
パンッ……!!!!
衝撃の言葉を聞いて、銃声が鳴り響いた。
みんなこの言葉を理解していなかった。
ーーーーー続く。
さぁて、残りは5人になりました!
みなさんは誰が人狼だと思いますか!?
教えてくれると嬉しいです!
いいねもお願いします🙇
コメント
12件
まじかよぉ……!!! 狂人だったなんて!!悲しい!!
すき、