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｢颯太くん。毎年ありがとうね。｣
｢いえ。とんでもないです。｣
鈴が亡くなってから4年の月日が流れた。
俺は成人し大学生活を必死に生きている。
今までの4年、鈴を忘れた日は一度も無かった。
俺の中で鈴の最後に見せた微笑みが忘れられないのだ。
俺たちは心の中で付き合っているのだと勝手に思っている。
だからこそ鈴と俺は別れられない。
運命の糸で繋がっているのかもしれない。
そう、一生思っていよう。
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