テラーノベル
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※nmmn(二次創作)作品です。
実在の人物・団体・関係者様とは一切関係ありません。 創作上の解釈・妄想を含みます。
誤字脱字、口調の違和感など、暖かい目で見ていただけると幸いです。
※書き始めから月日が経過しているため、季節感がおかしいです。ご了承ください。
寝室のカーテンの隙間から射し込む月明かりが、お互いを照らしていた。
「つぼ浦」
「アオセン、俺…正直こういうの慣れて無くて…」
優しく名前を呼ぶと、つぼ浦は顔をりんごみたいに赤くして、緊張で掠れた声が、薄暗い部屋に部屋に溶けていく。
「うん、大丈夫だから」
青井 は、そんなつぼ浦の頬にそっと触れ、優しく微笑んだ。
「ん…ふっ、……」
唇が触れるだけの短いキス、つぼ浦の唇の温かさが、頬の体温が肌に直接伝わっていく。
そのままつぼ浦は、俺に体を預けてベットに沈んでいった。
「つぼーら……」
「っ……」
俺は今とんでもない顔をしていると思う。
己の顔を見なくても、緊迫したつぼ浦の表情がそう思わせる。
つぼ浦の服を脱がせると、程よく焼けた健康的な肌が露になる。
「アオセン、やっぱ俺……まだ」
その瞬間、つぼ浦はまだ始まってすらいない行為の終わりを告げるかのように、青井の手を掴んだ。
「そっか、」
「さーせん……」
2人の声しか響かない寝室に、申し訳なさそうに、つぼ浦が呟いた。
存分に俺も察しが悪い方じゃない。
俺が先走りすぎたんだ、コイツには、まだ早かった。
ただそれだけ………
そう言い聞かせ、理由が分からないまま2週間がたった。
九月も終わりを迎え、季節はすっかり秋に移った。先月の夏の暑さが嘘のように、ヘリの窓から暖かい日差しが差し込んでいる。
あの件から、避けられ気味の俺とは違い、本署の前でつぼ浦は楽しそうに署員と話していた。
「はー、何やってんだろ…」
その姿を上空から見ていた青井は、一人で大きなため息をついた。
______________
「やっぱ嫌われちまったか??はーーー、いや、でもなー」
本署のソファに寝っ転がりながら、頭を抱え、一人ブツブツ呟く。ここ最近はいつもこんな感じだ、あの夜のことを思い出す度、胸がざわつく。
「匠!!!!!!どうかしたのか??」
そんな本調子ではないのつぼ浦を見つけ、同期のオルカが心配そうに声をかけてきた。
「うぉっ!!いや、なんでもないぜ、
ありがとな!!」
オルカの姿に気づかなかったつぼ浦は、驚いたたものの心配させまいと、咄嗟に笑って返事をした。
「そうか!!無理しないようにするんだぞ~」
そう笑顔で返すと、オルカの不安そうな顔は一瞬で消え、誰かに無線で呼ばれたのか、颯爽と警察署を後にしていった
もうアオセンと恋人になり2ヶ月とちょっと。
先週は泊まりに行って、アオセンの家で飯を食って、そういう雰囲気になったから、初めて行為に及ぼうとした。
でも俺の一瞬の判断でアオセンを拒絶してしまった。
それからは、キス止まりで、まして今は適当に仕事の会話を交わすだけで、キスすらできていない。
「このまま嫌われちまったら……あ゛—!!!」
考えれば考えるほど、己の思考はどんどん悪い方に向かっていく。
特殊刑事課が聞いて呆れるぜ。
──────────────────
今日の街では大型の犯罪も銀行強盗も程々で、いつもより早く仕事がひと段落着いた。
無線で退勤を知らせて、警察のジョブを切ろうとしていた時、
ピコンと、恋人の青井らだおからメッセージが1件だけおくられてきた。
「今日うち来れる?夜空いてる?」
メールなんて珍しいな、と思いつつも返事を返そうか空っぽの頭で数秒だけ考える。
ここでアオセンを避けてしまえば、今後どうなっていくのか、想像がつく。
「ちくしょう…まだ腹の決まりがついてねぇんだよな…………」
困ったように頭をポリポリとかく
腹をくくれつぼ浦匠………。
そう言い聞かせたが、何と返信していいか分からず、『了解』と一言だけ返信をして青井の家へ向かうため車を走らせた。
そしてつぼ浦は今、青井のアパートの前に立っている。
インターホンを押すと、すぐダル着の青井が出迎えてきた。
「よく来たね。ほら、入って」
「よくきたって、アオセンが呼んだんスよ…」
優しい恋人の瞳に吸い込まれるようにつぼ浦は、家に足を踏み入れた。
────────────
「お邪魔しまーす…」
黒と白で統一されたシンプルな家具。2週間前と全く変わらない家の雰囲気に少しだけ嬉しさを覚える。
「そこ、適当に座っていいから。麦茶でいいよね?」
「ッス……」
キッチンの方から、青井に話しかけられ、高級感のある革のソファに腰を下ろした。
「はい、お茶…」
テーブルにコップを置く音が沈黙した空気響く。
「じゃあ本題に入ろっか…今日なんで呼び出されたか分かるよね?」
青井の逃がさない、という、ギラギラした視線がこちらに向けられた。
「あーーー、2週間前から…なんだ、その……アオセンのことを避けてたっつーか…」
「そう。自覚あったんじゃん笑」
青井が苦笑いをしながら、真剣な眼差しを向けてくる。
「もちろんつぼ浦の気持ちを無視する訳じゃない。お前のこと、大切にしたい。
だから教えて?…あの日俺を拒んだ理由を、ね?」
「…………」
無音の空間に2人の淡々とした会話だけが部屋に響く。
ソファの革のひんやりとした感覚が太腿に伝わって、妙に落ち着かない。
「もしかして、俺の事……嫌いになっちゃった?笑」
「ち、ちげぇ!!!そんなんじゃねぇよ!!!」
いつもの鬼のマスクから想像できない、恋人の寂しげな表情を目の当たりにし、つぼ浦は、思わず声を荒らげてしまった。
「 …えっ…」
いきなり大声を出したものだから、驚いて目を見開いた。
「はぁ……もう拉致があかねぇぜ…腹割って話すから…1回しか…言わないスからね………」
「うん……」
青井は、思わず唾を飲み込んだ。
「お、俺……誰かとこんなこと、するのも初めてで…しかも男同士だなんて、ふつービビるだろ……?」
1度深く息を吸って、視線を逸らす。
「でもアンタは、あれだ、あの、経験ありそうだし、俺のせいで、恥かかせたくなかったからよ…」
「頑張って準備したけど、ヨくなれなくて……
おれ壊れてんのかなって……。
アオセンに、つまんないって思われたら余計怖くなっちまって…それで…」
口に出した瞬間顔が熱くなる。
自分は、何を訳の分からないことを、言ってるのだろうか。
次の言葉を頭のなかで必死に紡ごうとした瞬間、大声で青井が割り込んできた。
「ちょ、ちょっと、待って!、、??じゅ、準備???って俺のためにつぼ浦が自分でおしり…弄ってたってコト…!?」
先程の顔からは想像できないくらい、興奮気味の青井がこちらに必死に訴えかけてきている。
「は、は……てめぇ!!!なんで、そんな言い方すんだよ!!余計、は、恥ずいんスよ!!!」
そんなつぼ浦の反論など耳に入っていなかった。
頭を抑えて前のめりの体制で、やばい。かわいい。どうしよう。
と、カーペットと向き合い、ブツブツと一人で盛り上がっている。
「え?じゃあさ、つぼ浦は俺の事ちゃんと好きってこと…?」
やっと実った恋、こんなことで、目の前の男を嫌いになるわけが無い。
そこまでつぼ浦も愚かではなかった。
「……あぁ、そういう事になるぜ、そもそもこんなことで、アンタのこと嫌いになるわけないんだよ…クソ……」
耳まで真っ赤になったつぼ浦が目に入る。
急に我に返ったのか、また静まり返ったリビングが今度は2人の距離を詰めていく
「だから……今日はアオセンの好きにしてください……もうで、できてるからよ…」
「ねぇ、キスしてもいい?」
急にこちらに体ごと向いた青井が、微笑んでいる。その瞬間青井の顔が急に近づく
「えっ、あぁ、いいっすよ」
突然のリクエストに混乱しながらも返事をする。もうどうにかなってしまいそうだ。
キスなんてもう付き合ってから何回もしてる。
だが、こうも面と向かって言われると、胸の奥がむず痒くて仕方がない。
「アオセン…くすぐってぇよ…」
青井の手が自分の頬に伸びて頬を撫でられる。
「ははっ…笑」
そのままピアスがついている方の耳を、体温を確かめるように触られる。
自分のことが好きで堪らないって顔をしているアオセンが嬉しそうで、1番好きで、俺は、どうしようもない気持ちになる。
「んっ……」
唇と唇が触れるだけのやさしいキス。
青井の唇の感触が伝わって心地よい気持ちになっていく。
「ねぇ、もう1回。」
「は?あぁ…。んふっ、、、?!はぁ…、♡♡ちょ、、アオ…セッ…はぁ、ん゛♡♡」
急に青井から深いキスが贈られてくる。
舌が触れるたびに体の奥が熱くなる。
お互いの水音が脳に直接届いて、頭がぼーっとする。
「ん、つぼーら…ちゃんと、、鼻で息して、」
アオセンの指示通り、息を吸えば、アオセンの匂いが肺の奥を満たしていく。
「…はぁ゛…ん…、♡♡ふッ……゛んッ…♡」
腰の力が勝手に抜けて、そのままソファに押し倒された。
その場に流れるように衣服を脱がされ、下半身は下着1枚の状態になっていた。
「はぁ…はぁ、はぁ…ち、ちくしょう…やられたぜ」
合皮の冷たい感触が体の火照りを冷ましてくれる。
涙目になりながらも、ぼーっとした頭で必死に酸素を頭に取り込む。
「キスだけでこんなにトロトロになっちゃって笑
大丈夫…。お前は壊れてないよ」
つぼ浦は、青井にソファの上で組み敷かれていて、今更もう逃げ場などない。
先程のキスで、俺のモノは徐々に立ち上がり始めていた。
そんな俺に対して、余裕な表情のアオセンが無性にムカつく。
その反面、優しくニヤリと笑う青井は、どこかつぼ浦の心を安心させた。
「……?」
その瞬間、自分の太腿に硬くなった青井の中心があたっているのがわかる。
「てか、アオセンあたってます…」
「わざとだよ、笑
つぼ浦は、俺がこの2週間どんな思いで過ごしてたか、分からないでしょ?」
「……は?」
「さすがにさぁ、俺も男だよ?つぼ浦がちゃんと話してくれるまでは、がっつかないように我慢してた。
もうそれも解決したし、もう限界。 だから…、いいよね?」
青井の無駄に長いまつ毛が、無駄に色白な肌が、シャツから少しだけ覗く首筋が己の興奮を誘う。
「………」
「一緒に気持ちよくなろー?つぼーら」
優しく言うその声が逆に怖い。
けれど不思議と嫌じゃない。
あぁ、今度こそ食われる。
あの日から自分で準備していた体の奥が恋人によって暴かれるのを俺は待っていた。
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個人的に書いていたものですが、機会があったので、今回投稿させて頂きました。問題があれば消します。
恋人のことになると、余裕が無くなる🟦とウブな🏺が好きです。
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