計18名の男子バレー部員に送られた手紙
それは、
地獄の始まりだった。
「ただいまー」
「お帰りー!あ、翔陽!」
「手紙来てるわよー!」
「はーい」
俺宛ての手紙?
何だろ??
出されたご飯を食べ終わり、風呂に入ってゆっくりと部屋で過ごしていた。
ふと、手紙の存在を思い出す。
薄いその手紙をぺら、と捲り
手紙の内容を見る。
貴方を、×××ゲームに招待致します。
「ゲーム……?」
「それに…文字が、消えてる、?」
不気味だった。
その夜は手紙の事ばかりを気にして、よく眠れなかった。
翌朝、重い瞼を必死に開けようとしながら学校へ行く。
あと十分。
朝練が始まる。
その日の烏野一年組は、全員寝不足だった。
何故なら、
谷地を除いた烏野の一年にも、日向と同じ手紙が来ていたから。
確認してみると、四人とも手紙の内容は同じだった。
そして、必ず”ゲーム”の前の文字は消えている。
一体、誰がこの手紙を自分達に送ったのか。
謎は、一向に深まるばかりだった。
「岩ちゃん」
「…んだよ」
「この手紙、 」
「その話はすんな」
「…っ、」
「嫌な予感しかしない」
「だから俺は、手紙に書いてある”ゲーム”には行かないし、」
「お前をそんなのに行かせない。」
「俺だって行かないよ。」
「でも、少し…」
「何かが起こりそうで怖い、」
「…それは俺だって一緒だ。」
「クロ、」
「どーした研磨」
「…あの、さ…」
「…..お前も、手紙来たのか」
「っ、!うん、」
「俺もだ。」
「え…クロも、?」
「研磨もか…」
「何かあれ、…ちょっと不気味、だよね、」
「そうだな。 」
「…でも、」
「行かなければいい話だろ?」
「そもそも場所すら書いてないのにどうやって行くんだよ 」
「…それでも何か、別の方法を使って、俺達を…」
「研磨、」
クロが、俺の話を遮る。
「考えるのはやめよう。」
その声は
少し、震えていた。
Prolog . 手紙
この物語は
ホラーとなっていますので、
苦手な方は、見ないようにお願いします。
アンチコメント等も、ご了承下さい。
それでは次のお話で。
Next♡1000
コメント
14件
ノベルバージョンめっちゃ好きすぎる…!!! てか、最初ブルーロックの展開になるのかと思った…ブルロ×ハイキューか!?って思ったら次はイカゲーム×ハイキュー…!?ってなったけど違う気もしなくもなくもなくも無い!! ペアが推しカプなの尊すぎ(主に及岩) ホラーとか神やないかい!
ホラー苦手やけども!ハイキューならば!それに!宮瀬さんが作るならば!見るしかない!!!
ノベルめちゃうまい!