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#小6
エイムねこ@_Cat🍅💚
27,071
34
#イラスト描いてみました
あむ˙︶˙
1,166
#死ネタ
「ゾムさぁん」
青いニット帽に赤い市松模様のマフラーをした彼、
お国のトップあろうものが他国の幹部に威厳もクソもない声で話しかけてくる
「らっだぁさんじゃないっすかぁ」
「一国の総統様がこんなところ一人でいていいんですかね〜」
「大丈夫大丈夫!」
「うちの運営は優秀だからね!」
「四人もいればあんな量の仕事もちょちょいのちょい!」
(そういう意味じゃないんやけどな⋯)
なんて思うけどそんなこと言ったってこいつにはわからんやろな、
そう言葉を飲み込む。
「ところで、なんかうちに用とかあったんすか?」
というか、なぜここにいるのかも知りたい。
「ん〜なんとなく?笑」
なんだこいつは。
自分が中心とされているという自覚がないのか何なのか
まぁないだろうな
普通に考えて。
いや、
これはチャンスかもしれない。
いつもは運営という名のセコムが周りを彷徨いてるせいで気軽に話に行けんけど
今は一人だ。
「らっでぃ」
「久しぶりに2人やしちょっと話しましょーよ」
そう、
二人きりというのはあまりないのもあって
ちょっと声が弾んでしまったのは気の所為ではないのかもしれない。
「なんか企んでそ〜笑」
「まぁまぁそんな事言わんといて」
「ちょっと付き合ってくださいよ〜笑」
「別にいいけど笑」
企んでそう、と言いつつ無警戒で隣に寄ってきて歩く姿を見ると
信頼されているんだと少し嬉しくなる
「らっだぁさん」
「最近どっすか〜?」
ま、最初は他愛もない話から始めよう
変に怪しまれては後々困る。
「え〜」
「めっちゃ絶好調〜!」
「今なら何でもうまくいく気がする!」
「えらい自信あるんやな〜笑」
「まぁね〜笑」
「あとね〜?レウがさ〜」
⋯⋯
他のやつの名前がこいつの口から出てくるというのが気に入らない。
「なぁそれよりさ」
「それよりってなんだよ笑」
「まぁまぁ笑」
「模擬戦、しましょーよ笑」
さり気なく、違和感のないように誘う
「⋯」
「ほーん、いいけど⋯」
「おれに勝てるとでも思ってるんですかー?笑」
煽るように覗き込んでくるこいつ。
「もちろん」
「なんだこいつ笑」
さてと、
俺の今日のお目当て。
「らっだぁさん」
「ん?」
「賭け事しません?」
「ふぅん?、いいやん」
「じゃあおれが勝ったら〜
今度ご飯奢ってよ。もちろん高いとこ」
「そっちは?」
「ゾムが勝ったらどうする?」
俺が勝ったら、______
そんなのとっくの前から決まってる。
「俺が勝ったら、らっだぁさん」
「我々国に来てください」
「⋯くはっ笑」
「いやぁおれにはもう最高の居場所があるってのに」
「そんな熱烈なラブコール送られちゃあ困るなぁ〜笑」
こいつは冗談めかしく言ってるが、
俺が本気なのに気づいてくれているだろうか。
まぁそんなことはどうだっていい。
勝つ、絶対に。
勝って、それで、らっだぁさんと__
「おい」
「は」
「んぁ?」
「ああ、ばどぉ」
「どしたん」
「どしたん、じゃねぇわ!」
「勝手に抜け出しやがって。」
「書類もまだ終わっとらんやろ!」
なんで、なんでバレたんだ?
ここに居ること。
だってらっだぁさんについてるGPSはすべて取ったはずだし
らっだぁさんがこっそり抜け出してきたのなら、
気配ダダ漏れにして移動してくるわけない。
それにここは運営国からは一番遠い位置にある。
来るとしてもこんなに早くとは思わなかった。
「ちぇー」
「ゾムと模擬戦したかったのに〜」
「たらたら文句言っとらんと帰るぞ!」
「はぁい」
あぁ、離れていってしまう。
せっかくのチャンスだったのに。
「お前が」
「?!」
きょーさんがいつの間にか横にいたのに気づかず
びっくりしてしまった。
「お前がらっだぁを気に入って引き抜こうとしてんのは知ってんぞ」
― 天使 ―
そういう言われるのも納得なほど
綺麗な金色に輝く、だが刃よりも鋭い瞳を向けられる。
「⋯ッ」
「俺は諦めませんから笑」
「はっ笑」
「人間ごときが人外様に勝とうなんて、」
「戯言も大概にしたらどうだ?笑」
「らっだぁは絶対渡さない」
「―――――――――――――。」
はは⋯笑
今の俺じゃ敵いそうもないわ笑
「人外様の執着ってこえー⋯笑」
コメント
1件
うわっ…今回めっちゃ面白かった…!ゾムの「らっだぁさん」への執着、ちょっと怖いくらいに伝わってきた。模擬戦に賭けを持ちかけて、勝ったら自国に来てほしいっていう願望、あれ本気なんだろうなって感じたよ。最後のヴェノムの登場と「らっだぁは絶対渡さない」の言葉、めっちゃ重くてゾクゾクした…!人間ごときって言われて笑ってごまかすゾムも好き。続きすごく気になる!