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ずうっといっしょ
第3話
ー翌日ー
『やってしまった。いや、ヤッてしまった、、か』
俺は後悔した。彼女かいるのにも関わらず、自分より年下の女の子を抱いてしまった。
昨日の俺は何考えてたんだ、、
「んぅ、、あ、りくおはよ」
『あぁ、、おは、よ』
「なんか元気ないよ、、?」
『いや大丈夫。』
「なーんだ。彼女さんに振られたかと思った」
『縁起でもないこと言うなよ』
「あいるもう学校行くねー」
『あ、うん行ってらっしゃい』
ーあいるの学校ー
「はぁ、、、」
(学校行きたくないな)
【あっれー?泥棒猫のあいるじゃん】
【よく学校来れたね】
【キモイんですけど】
「…」
どうして言い返せないかな?自分を責める。
【なんか言ったら?】
「あ、、ごめん」
その子は近づいてきて私に言った。
【謝って済むことじゃないから。もう死ねば?】
誰にも聞こえないように耳元で。
でも不思議とあいるは悲しくなかった。悔しくもなかった。
なんでだろ。こんな屈辱的なこと毎日されて。
前のあいるだったら、、
あっ、そっか、、今はりくの事しか考えられないんだ
【お前何笑ってんの?】
【きも】
「もうあいるに関わらないで。」
【え?】
「聞こえない?関わるなって言ってんの」
「時間の無駄。じゃね」
あいる、こんなんじゃキラキラの高校生活送れないや。でもいいんだりくがいるから
(あぁ、さっきのあいるクソ痛かったな。
いじめ漫画のあるある展開みたいなのしちゃった
まあ。いっか。)
ーりくの学校ー
《あー、りくおはよぉ!昨日の夜、連絡返信無いどころか既読もつかなかったから心配したんだよ》
《なんかしてたの?》
『あぁ、や、特に何も』
《ふーん、そっ》
ブブッ
スマホにメッセージが来たのだろうか。
あいる
[りく、今日の夜ご飯どっか食べに行かない?]
あいるからのメッセージだ。
いつもなら外食に行きたがらないのに。いい事でもあったのかな?
りく
[いいけど、なんかあったん?]
あいる
[後で話すね、めっちゃ面白いよ]
りく
[楽しみにしとく]
俺は彼女が目の前にいるというのに、別の女から来たメッセージに夢中になって返信していた。
《ねぇ、りく。》
『ん?どした』
《ここ1週間くらいおかしいよ。束縛とかそういうのじゃないけどさ、会う頻度減ったし、会ってもずっとスマホ見てるし、、》
『あ、いや、それは、ちょっと色々あって…』
《なんか私に隠してることあるでしょ》
俺は渋々あいるのことをしおりに話した。