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「 夏 の果 」
もとぱ
大森side
酷くボロボロにされた制服。
まだお母さんが優しかった頃 、せっかく買ってくれたのにな 。
ほんの少し他の人より喋るのが苦手なだけなのにな。
でもそれの何が悪いんだろう … 。
だって生まれつき持った特徴なんだもん 、
治しようないじゃん…。
最近の人達はみんなこうなのかな。僕が居なくなったらみんな幸せなのかな、それとも僕以外の人を虐めてしまうの ?
僕が居なけりゃみんな幸せなら…___
「 ねぇ、君! 」
「 …? 僕 ですか、? 」
家を追い出されて行先もなかったため彷徨っていると、小さな神社に辿り着いた。
そこの端のベンチで座っていると、誰かに声を掛けられた。
髪型は黒髪マッシュ、少し見える目は綺麗で少し見とれていた。
僕に話し掛ける人なんて居るんだ。どうせまた体を求めたクソな人間だろうな。
「 何してるのー? こんなところで 」
「 ん〜ッ 、 追い出されちゃったから 、 ここに来た 、て感じ かなぁ …笑 」
あーあ、どうでもいい事教えちゃった。また体目的で使われちゃうのかな笑。もうどうでもいいか。
こういう奴はだいたい酷いことされたってことを言えば離れてくれるし。
自分の思ってる事ですら判断出来なくなってしまった。目も合わせずに俯いていた。
「 … そっか 、 でも 、 どうしてここなの ? 」
「 僕も わかんないんだぁ …笑 適当に歩いてたら 、 ここに着いた みたいな 、 ? 」
なんでこんな事聞いてくるんだろ…笑
僕と話してもなにも面白い事ないのに。仲良くする気力もないし。
でもここはなんだか居心地がいいな。涼しくて他に人が来ることもない。僕だけがこの世に残っているみたいで、ここに住み着きたいな。
そう思うほどだった。
「 ねぇ 、 君の名前は ? 」
「 僕 ? 大森元貴 、 名前聞かれたのなんて久しぶりだな … 君は 、 ? 」
「 俺は 若井滉斗 、 若井でも 滉斗でも 好きな方で呼んで 。」
「 ん〜… じゃあ 、若井 ! 」
傷を見ていたから 見苦しかったかな、と自分の腕を抱える。
自分でも気持ち悪いと思ってしまうほどの痣や傷、その中には自分で付けた線もあった。僕、ほんとに醜いな…。
「 いや… 全然 見苦しくはないけど 、 痛くないの ? 」
「 ん~ッ 、もう慣れちゃった …笑 」
本当は痛いよ。ずっと。顔に沢山貼っているカットバンの下の傷も、腕や足の切り傷 痣も
顔の傷は笑う度に痛むし、足や手の傷も、動かす度に痛むの。もちろん精神もだし。僕は普通の人のように生きられないから、仕方ないのかな。
「 ねぇ 、 明日またここで会わない … ? 」
「 …笑 いいよ。 」
と微笑んでみると、若井は嬉しそうに笑う。ほんとに変な人なんだな。まぁどう関わろうが少しの間だし、暇潰しになるし。
「 それにしても 、 僕なんかに声掛けるなんて 若井くんって 、 変な人なんだね …笑 」
「 そうかな …? 普通に仲良くなりたかったから 声掛けただけだよ 笑 」
「 そっか …笑 ならいいや~ 」
「 ならってなんだよ 笑 なんだと思ったんだよ笑 」
「 ん~ 、 体目当て ? かな 」
「 なんだよ笑 体目当てって そんな事してくるやつ居たの ? 」
嫌な過去を思い出してしまって吐き気がする。
同級生に無理やり犯されたことや街中で急に襲ってくる奴だって少なくなかった。
僕の人生ってろくなもんじゃないな笑。
若井もどうせ僕を性処理に使うつもりなんだろうな。最初はみんな優しいフリするもんね、それが普通なのかな。
もうなんでもいいや。人なんて信じても何もいい事ないし、そういえば…、僕って本気で人を信じたことあったっけ?
そんな事どうだっていいや…笑 適当に受け答えしてれば暇潰しはしてくれるか。
人なんて二度と信じない。
#2. 「 信頼 」
書きたいことが書けないです。
前のアカウントってまだあるのかな、気にはなるけど前のアカウントの名前忘れちゃった。
誰か似てる書き方のアカウント見つけたら報告ください。
もうないのかな…?