俺と類は喧嘩をしてしまった。
喧嘩などあんまりしないからな…
だがどうしてこうなったかというと……
「類!サラダくらい自分で食え!」
「酷いよ司くん…ヨヨヨ…」
「俺は何も悪くないんだが…」
「でも僕は野菜を食べなくても身長は伸びてるよ」
……なんか腹立つな
「……じゃあわかった。食べなくていい。」
「……え…?」
…俺の作ったサラダなら食べてくれると思ったのに……類は…最低だな。
「俺が食べる」
「そ……そうかい……だけど司くん…そんなに怒らなくてもいいんじゃないかい?」
「は?」
なんだこいつ…俺がどれだけ頑張って作ったのかわからないのか?
「だから司くんは心も成長しないんだよ~」
「……っ…!!!!」
バチン!!!!!
「おまえに何がわかるんだよ!!!!!」
「……痛…っ……」
……もう…呆れた……類なんて…大嫌いだ…
「………もう…類なんて嫌いだ…」
バタン!!!
「いってしまったね……ん?」
……司くんのスマホだ…置きっぱなしじゃないか…………少しだけ見ていいよね……
「……え…これって……」
『今日のサラダ…食べてくれるだろうか…一生懸命作ったから類も食べてくれると思うが…まぁ…食べてくれるだろう!!!』
……これは…日記かい……?スマホでもそういうのできるんだねぇ……ってそこじゃなくて…!
「……僕のためにつくってくれていたのか…」
…………お弁当も置きっぱなしだし……
「…………いただきます……」
パクッ…パクッ………
「……んっ…美味しい……」
……彼を探さないとね…もう放課後だから…帰ってるかもだねぇ…
「ドローンで探すか…」
ウィーン…
司
「まったく…最悪だ…!!!一生懸命作ったものを食べないなんて!!!」
……だが…俺が作ったなんて言わなかったな……
「…………何しているんだろう…俺は……」
「君…天馬司くんかい?」
「……ぇ…は…はい…そうですが……」
「やっぱり!近くで見るとカッコいいね!」
「あ…ありがとうございます……」
……これは…逃げなければ…!!
「すみません…これから予定があって……それでは俺はこれで……」
「行かせないよ」
ガシッ!!!!
「……っ…!!!離せ!!!!」
「…よし……車に乗せれた…」
「や…やだ!!る…類…!!!誰か…!!」
「大人しくしてね」
(司に睡眠薬をかけ
「………る……ぃ………すー……すー……」
……類…謝るから…助けてくれ……
「…さぁ♡行こうか♡」
「待て」
「っ!?」
「……司くんを返せ」
……待っててね司くん…すぐ助けるからね
「そんな簡単に返すわけねぇだろ」
「……そうかい…ドローン行け…!」
ウィーン…バッ!!
「なっ!?拘束された!?おい!どこにつれていくんだ!!」
「警察のところまで行くんだよ…このくそモブ」
「覚えとけよ!てめぇ!!!!!」
「…うるさいねぇ…」
「……んっ………類…?」
……!起きたのか…!
「司くん!!!!(ギュッ!」
「うおっ!?類!?」
「ごめんね…司くん…僕のために…頑張って作ってくれたんだよね…ごめんね…っ……」
……!?どうしてわかったんだ!?
「……どうして…わかったんだ…?」
「スマホを見てしまってね…ほら……」
……!!これは!!
「見るな~!!!!////」
「ふふっ…もう見てしまったよ…それより司くん……サラダ…美味しかったよ」
「……!本当か!?」
「あぁ」
……嬉しい…!そんなこと言ってくれるなんて…!じゃなくて!!!
「類…!すまなかった!!!俺が作ったって言えばよかったよな…本当にすまない…」
「いいや…司くんは悪くないよ…僕のせい…!」
「いいや!俺だー!!」
「……ふふっ…ずっともめあったら帰れないだろう?」
「む……そうだな…」
「帰ろうか…司くん…また…お弁当…作ってくれるかい?」
「あぁ!!いいぞ!!!」
「ハッハッハ!/ふふっ…」
……仲直りできて…よかった……
コメント
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神回か?めっちゃ面白かった
いいお話だ❀(*´ ꒳ `*)