深夜ふと目を覚ますと私の目には彼が映る「悪い、起こしてしまったね、、、」
彼は手元の本を閉じ私にそう言う
「寝れないんですか?」
彼は少し黙り
「…眠れる夜などないのだよ」
と冗談交じり言う
私には月光を纏う彼が美しく今にも消えそうで彼に寄った
「如何したの?」
「何故そんなに寂しい顔をなさるのです か…」
…また少し黙りこう言う
「私は夜が好きなのだよ。
太陽は眩しすぎて私たちをかき消すけど、
月の下だと○○さんも私もよく見えるかね」
彼はまた少し照れた顔で私言う
「月が綺麗だね」
「死んでもいいわ」私はそう返す。
夜はもう少しだけ私たちを受け入れてくれ
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