テラーノベル
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【性悪日記:歌】
① 妹に、垂れ流していたプレイリストで流れてきた曲を「…これ、なんていう曲?」って聞かれた時。
あぁ…これ、みんな知らないんだぁ…?って。[自分だけが知っている]という事実に、素晴らしい優越感に浸れた。
…その問いには無視を返した。
②また別の日。(上記の話とは無関係)
自分の好きな曲が妹にバレてしまった。
妹「〜♪ ねーねー、この曲良くない?」私に聴かせてくる。
私「…?…ああ!それね!良いよねー、それ。」
妹「〜♪」
私「……覚えたいの?…その曲。」
妹「うん!覚えて、カラオケであったら歌いたいな〜」
私「……」 …妹の何気ない顔が、腹立たしく見えてしまった。
次の休日。カラオケに行った。
妹が歌いたがっていた曲があった。あの子は「歌えるかなぁ〜…」とかなんとか言いながら、予約を入れた。
どんなものかと見守りながら、おぼえたての歌を聞く。
(…なぁんだ。…下手じゃん。) やはり、あの子の声質、性格、普段のタイプ、全部に合っていない私の好きな曲。
(……よかった……下手で。) それはそれは。美味しすぎる優越感。私よりも下だと。
証明と確定を持ってしたあの時。朝食よりも美味だった。
性格の悪さが嫌い。 でもバレることはない。 だって顔に出さないのだから。
声に出す馬鹿はいない。 少なくとも…私の中には。
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