124×380
学パロ
380だけ1年、それ以外2年設定です。
モブ出てきます。380のお友達です。良い奴です。
バレンタインという事を思い出して超特急で書きました。
ハッピーバレンタイン!!時間なくて何も作れてない!!
キャラ崩壊です。
ちゃんと恋愛してますのでcp苦手な方は戻ってください。
大丈夫な方はどうぞ!!
視点
380→230→124
「セミおはよ〜!」
「ん、あぁ、おはよう」
「……やっばww何突っ立ってんのかと思ったらチョコの量バグってるww」
「……うん」
朝、いつもの様に登校して下駄箱を開けたら大量の箱が雪崩落ちてきてびっくりしすぎて固まった。
私高校生活1年目なんだけど……。
「袋は?持ってきてないの?」
「持ってきてないよ、1年目でこんなにあるなんて思わないでしょ」
「それはそう。逆になんでこんなにあんの?w明らかに本命あるし、どこで落としてきたのww」
「私が知りたい」
「ま、袋これ使いなよ。セミのために持ってきたんだよ〜」
持つべきものは友達。中学から一緒なだけあってよく分かってる。私が袋を持ってきてないこともお見通しだったんだ。
「さてこの袋の中、帰りまでに何個増えるでしょー! 」
「やめてよ……。」
「あ、そうだこれあげる。どうせチョコばっかだと思ったから、スナック菓子買ってきたよ」
「まじ?ありがとう。助かる。」
やっぱ持つべきものは友達(2回目)
「セミからは?ないの?」
「あーー……あるよ。はいこれ、」
「え?!?!手作り?!?!セミが?!」
「うるさい」
「どうしたの?!なんで?!……あっ、もしかして……本命が出来たとか?!」
「………教室行くよ」
「も〜はぐらかさないで答えてよ〜友達でしょ〜!」
うるさい。恋愛話大好きなこの子にバレたらめんどくさい事になると思ったけど…、そもそも手作りあげる時点で鋭いこの子が気づかないわけなかった……。
「言うから黙って」
「はぁい!」
セミが遅い。いつも昼休みは屋上で俺たちとお弁当を食べるのに今日はなんか遅い。
ミンスに呼びに行かせようと思ったら、なんか…大きめの袋を持ったセミが疲れた顔をして来た。
「遅せぇよクソ女」
「senyori-ta、その袋は?」
「チョコ」
「えっ、チョコ?!そんなに沢山…」
「omg、俺たちより貰ってね?」
「ここに来る途中にも捕まったから遅くなった。」
「……あ?自慢か?」
「違う。教室に置いてたら勝手に増えてくから。」
大変だなsenyori-ta……。
てかセミは1年生だよな???1年生でここまで貰えるものなのか…??さすが俺が認めた女だな。
「あんた達にもあるよ、はい。」
「え、いいの?ありがとう…!」
「!!いいのか!thanks、セミ!!」
「は?俺には?」
「あんたにあるわけないでしょ。」
「はぁ?!?!クソがっ」
俺たちにあってナムスに無いわけが無い。こいつらはいつも言い合いばっかしてるが、こういう時にセミが用意しないわけが無いんだ。チラっとセミを見ると少し耳が赤くなっていた。……おや???これはもしかして……。
仕方ない、今日ナムスと帰る予定だったが適当に言い訳をして先に帰ろう。きっと素直じゃない2人の事だ、俺たちが居たら進まないだろうからな。ふっふっふっ……。
最初から期待なんてしてなかった。なんならバレンタインって事も学校に来てから知ったぐらいだ。
でも、兄貴とミンスに渡しといて俺だけにないのは許せねぇ。なんで好きなやつが他の男にチョコ渡してるとこを見なきゃいけなかったんだ。ふざけんな。
兄貴と帰り道にゲーセンでも寄ろうと思って声をかけてもなんかよく分からんが先帰られたし。は?俺なんかしたか???
イライラした気分のまま下駄箱に行き靴を取り出そうとする。
その時、聞きなれた声がして咄嗟に隠れてしまった。
「えぇ?!セミ渡してないの?!」
「声大きい」
「あ、ごめん。でもなんで?渡すって言ってたじゃん」
「むりだった。いいよ別に渡せなくても。」
……は?あいつ本命居んの??
「良くないよ!今年のバレンタインは今日しかないんだよ!それに料理苦手なセミが頑張って作ったのに…。」
「うるさいな。来年あげればいいでしょ」
「それまでに相手出来てたらどうするの?」
「………」
「も〜!セミ素直じゃないんだから…。そこがいいとこなんだけどっ」
「どーも」
「でも他の2人には渡せたんでしょ?なんでその時渡さなかったの?」
「……他の2人にみたいに流れで渡すのなんか嫌だった。それに普段言い合いしかして無いし、渡すの変じゃん。」
??は???ちょっとまて。
え、まてまてまてまて、セミの本命って…
「変じゃないでしょ!普段どんだけナムギュ先輩と言い合いしててもバレンタインって日にあやかって渡せたって〜!!」
「でも絶対あいつ煽ってくるし……」
「それ覚悟であげようとしてたんでしょ?」
「……。」
「……わかった、2年の下駄箱見よ!!そんで靴があったら教室探してきな!すれ違ってもいいように私ここで待ってるから!!」
「なかったら?」
「公園かどっかに呼び出す!そんで渡す!!」
「はぁ……。ほんとに渡さなくていいって……。」
「だめだって!!今のセミは良いかもだけど、過去と未来のセミが可哀想だよ!」
「……」
「ね??なんかあったら話聞くから。」
「………はぁ、分かった。」
「やったぁ!!じゃあ下駄箱見に行くよ!」
足音がこっちに近付いてくる。
これこのままだとバッタリ会うくね??いやでもさっき聞いた会話がほんとなら、あいつに聞きたいことがある。
「……あ」
「??どうした…の……」
「………セミ。」
「あ〜!!私帰りますね〜!!じゃ!セミがんばって!!」
「は?!ちょっ、まって!」
セミといたやつはすごい速さで帰り、俺とセミが残された。
「……どこから聞いてたの」
「『えぇ?!セミ渡してないの?!』から」
「最初からじゃん……」
「……で?」
「なにが?」
「俺に渡すもの、あるんだろ?w」
「〜っ…。」
てを差し出すと、深いため息をついた後覚悟を決めたように1つの箱を取りだし、俺の手に置く。
「バレたしもういい。それ、他の2人とは違うやつだから。私の本命チョコ」
もう吹っ切れたのか隠す気もなく自分から本命だということを言ってくる。
「お前、マジで俺の事好きじゃん」
「だったら何?自分でもびっくりしてる。なんでこんな奴って。 」
おい開き直りすぎだろ。
「ふざけんな。んなの俺だって思ってるっつーの」
「…は?それ…」
……あ。勢い余ってつい言ってしまった。もう少し弄ってからにしようと思ってたのに、もしかして今のでバレたか?
「……いや、いい。返事はしなくていい。そもそも私まだ告ってないから。」
「いやもう無理だろ」
「3月14日。」
「は?」
「3月14日、ホワイトデー。」
……めんどくせぇ!!つまり俺がその日にお返しして告れって??まじふざけんな。本命って渡しておきながら告白じゃないってなんだよ。
そもそもなんで両思いって分かってんのにこんなことするんだよ意味不明だろ。
「…わかった。後悔させてやる。」
「……待ってる。」
はぁぁぁぁぁ。いいよ、やってやる。
絶対こいつの慌てて余裕が無い顔拝んでやる。
ホワイトデーまであと1か月。時間はある。何を作って何をしてやろう。
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