ザック「ううん…何が起こった…」
ザックが目を覚ましたが、他のメンバーは意識が戻らない
悠「動くな」
後ろからザックにAKの銃口を向けた
ザック「ほう、俺に銃を向けるとは、これが何を意味するか分かるか?」
悠「雪の周辺の警備を解け、出来なければ殺す」
その瞬間、後頭部に強い衝撃が走り、意識を失った
南収容所
悠「う…なんだ…!?」
強風の吹く南収容所の牢屋で目覚めた
どうやら兵士が俺を気絶させて、収容所にぶち込んだらしい
ザック「出せ!おい!」
隣の牢屋で暴れるザック
兵士は煙草を吸いながらこちらを見てあざ笑った
ビー!ビー!と国中にサイレンが鳴り響いた
笑っていた兵士たちは血相を変えて警備に戻った
悠「なんだ…」
兵士たちは収容所を離れて、”何者”かと戦闘を繰り広げている
ドカーン!バンバン!と爆発音や銃声が鳴り響く中、俺たち二人は耳を澄ませていた
銃声が止み、捕虜や返り血まみれの派手な人間たちがこちらに歩いてくる
イザ「よぉ、こんちわ」
悠「なにもんだよ、あんたら」
イザ「おい、外してやれよ」
捕虜「はい」捕虜はチェーンカッターで鎖を外した
イザ「いやぁ、あんたの噂は聞いてる。世界を繋げる能力者ね」
イザ「そんな能力、俺が欲しいくらいだよ」
イザ「申し遅れた、俺らはジョンイル、中国から来た。イザって者だ」
悠「何が目的だ?」
イザ「この世界を転覆させるのさ、人間の手でな」
その時、バン!とこちらに銃声が鳴り響く
兵士「全員そこを動くな!投降すれば命は保証する!」
おびただしい数の兵士たちがこちらに向かって侵攻してくる
イザ「話はあとだな、じゃあ共闘といこう。いいな?探偵さん」
捕虜「うわああああ!もういやだあああ!家に帰してくれええええ!」
一人の捕虜が逃げ出した
二ム「おい!逃げちゃダメでしょ!」
二ムはバン!ウージーで捕虜の背中を撃ち抜いた
助けた捕虜たちが困惑する中
イザ「お前ら、武器を持てや。戦争だァ!」
イザの一言で兵士たちと中国マフィアジョンイルとの戦闘が始まった