テラーノベル
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■事務所様、ご本人様、関係者様とは全く関係ございません。
□ hb → lr の呼び方が「ロレ」になってるのテンション上がっちゃいましたね…あの二人本当に可愛い。
□ hb の声が高くなる笑い方めちゃくちゃ好きです。
□一度書いてみたかったんです… hb のあの、スパダリ感というか、相手をとことん幸せにしてくれそうな感じが…大好きで…。
クリスマスに正月…を超えても、温かい日はまだ来ない。
むしろここからまだまだ寒くなっていくのだから嫌になる。
別にすぐ帰ってもいいが、俺が事務所から出てすぐの場所に立ち止まっているのは理由がある。
まぁ、そろそろ来るだろう。
「こらーっ!」
ほらね。
後ろからガバッと抱き着いてきて俺の頬をぐにぐにと触るのは ひば だ。
すっかりと冷えてしまった俺の肌に「何で中で待ってないんよ~!?すぐそこなのに!数歩!歩くだけ!!」と文句を投げてくる。
やかましいけど、俺は ひば のこういう反応が好きでわざわざ外で待っていたりする。
「流石に寒くなったら中に入るって」
「だーめ!その少しの油断が病気を呼ぶんやから!ロレ頭良いんだから分かるやろ~!」
「分からん分からん」
「何でそんな頑固なん!?」
ひば が本気で怒らない…いや、怒れないのは俺が外で待つ理由を知っているからなのだろう。
ひば も ひば で好きなものは自ら貰いに行くタイプだしね。
「本当に心配なのよ、俺」
「うん、知ってる。いつも心配してくれてありがとう」
「ありがとうじゃないからそこは!ごめんねが正解だから!」
「はいはい、ごめんごめん」
「謝る時だけ雑すぎね?」
人目も気にせずに未だにぎゅううっと音が出そうなくらい強く抱きしめてくる ひば。
一個下の後輩というだけで俺よりもでかいのに、何でこんなに可愛いかね。
いや、本当に可愛いんだわ。
別に今日だって一緒に帰ろうって約束したわけじゃないのよ。
こうやって待つようになったきっかけ…最初は恋仲になってから ひば が俺のことを待つようになったんだよね。
俺がまだ残っているかどうかを近くを通りかかったスタッフに確認して、いなければ帰るし、いれば終わるまで待つようになった。
それが何度も続くから、途中からスタッフさんから言ってくれるようになったらしいんだけど。
俺はそんなこと知らなかったんだけどさ。
まぁ、とある日に試しに逆に待ってみてやろうかなって思ったわけよ。
俺と事務所に来る日が被ると ひば は絶対に俺を待つから、いなければまだ残ってるってことになるでしょ。
その日を狙えば良いだけで合わせるのは簡単だった。
俺が待ってるってことに気付いた時の ひば、驚きのあまり固まってその場で止まっちゃってさ。
すぐに我に返って慌てて駆け寄ってきてさ…
―もしかして待っててくれたん!?ー
って、もうさ、すげぇ嬉しそうに目をきらきらさせて言うのよ。
あまりにも嬉しそうだから最初は「違うよ」なんてからかおうと思ってたのに「そうだよ」って答えちゃったりしてさ。
もー、その時の ひば のはしゃぎようったらすごかったね。
嬉しそうな ひば に抱き締められて、一緒にいたしっきー達に「おやおや」なんて顔で見られて少し恥ずかしかったよ、俺は。
そこから、互いに相手を待つようになって今に至るって感じ。
待ってるの見つける度に嬉しそうに駆け寄ってくるんだよ。
もう何度目かも分からないのに、全然飽きないっていうか、毎度嬉しいみたいな感じで駆け寄ってくんの。
本当に可愛い奴だよね。
「ひば、腹減った」
「ん、じゃあどっちの家にする?俺の家に来たらオムライス作れるよ」
「そんなん聞いたら ひば の家に行っちゃうでしょうが」
「あははっ!ええよええよ!めちゃくちゃ美味しいの作ってあげんね」
「よろしく」
帰る時、ひば は必ず俺の手を握ってくる。
最初は恥ずかしいと思っていたけど、俺もすっかりと慣れてしまった。
まぁ俺も ひば も人の気配が少ないところを選んで歩けるしね。
「…ロレー?」
「…んー?」
ぴたりと ひば が突然足を止める。
俺の方を見ようとはしないけど、言いたいことは分かる。
「……まだ当分、人に会いそうもないし…いいんじゃない?」
そう答えた直後、ひば がバッと振り返ってきて俺の肩をがしっと掴む。
そして、すぐに俺の唇にかぶりつくようなキスをした。
「ん…」
「ふふ、ロレかぁいい」
「可愛いのはお前だよ。帰るまで我慢できない雲雀くん」
「いやー、家に着くまで我慢しようとは思ってたんだけどねー!今日は駄目だったわ!」
確かに前回一緒に帰った時から少し日が空いたもんな。
それだけで我慢できなくなるのは正直大丈夫かお前って感じはするけど、まぁそんだけ俺が好きなんよな。
「このままロレのこと抱っこして屋根渡って返りたい」
「駄目に決まってんでしょ」
「一刻も早く家に帰って、ロレを堪能したい~」
ひば だからそんなことはしないと分かってはいるが、だいぶ限界に来ているらしい。
たった数日で限界マ?
「ひばー?俺も希望があるんだよね聞いてくれる?」
「んぇ?なん?」
「数日振りの帰宅デートなわけで。俺、ひば ともっとゆっくり一緒に外歩いて帰りたくはあるよ」
「………」
ひば が俺をじっと見つめたまま黙る。
そして、数秒経ったくらいでぎゅうっと抱き締めてきた。
「断れないやつ~~~!!」
「だろうね」
「ロレ、分かっててそういうこと言うの卑怯やって~~!!」
「ゆっくり帰る?」
「帰る~~~!!」
焦らされ半分嬉しさも半分はあったのかご機嫌で俺の手を引いて歩き出す ひば。
それでも俺の言葉を大事に受け止めてくれているのか、最初よりもゆっくりな足取りだ。
そういう、何も言わずに気遣いができるところが好きだと思う。
「あっ、ロレ!見て見て!めっちゃ月綺麗!!」
「ん~?お、本当だね~」
「あ、いやここはそうか。違うか」
「?」
一体何が違うというのか。
まさか、あのベタなやつに言い直そうとしているのか、この男は。
「ロレ…月が、綺麗ですね」
はい言った~!
言いましたよ、この男!!
恥ずかしいこと言ってますわ~それなのに様になってますわ~普通に喜んじゃってますわ~!
……まぁ、たまには素直に…返すのも悪くないかもね。
「…もう死んでもいいわ」
なんて、ありきたりではあるけど。
「ロレ………死ぬほど嫌なん!?嘘ぉ!!?」
「お前はそうよな~~~~そうやんなぁ~~~~~」
ショックを受けた表情の ひば の頭をわしゃわしゃと撫でてやる。
「ほんっとにお前は…いや、ひば らしくて良いまであるけどね?」
「えっ、なん!?何!?どういうこと!?」
「ほらほら、早く帰ろうよ。寒くなってきた」
「ええ!?ロレ~、嫌やったん!?なぁ、それだけ教えて!?」
ひば の手を引きながら歩きだす。
後ろからぎゃんぎゃんと泣きの入りそうな声が聞こえてきて、これは近所迷惑になりそうだとさえ思う。
「ひーばー」
振り返って、ひば の手を放し、そのまま両手を上に持っていって両頬をぶにっと挟む。
ひば は何でそうされたのか分かっていないようだったが、大人しくされるがままになっている。
本当、可愛い奴。
「さっきのは嫌なんじゃなくて逆ね。逆」
「???」
「だから…」
挟んだ時に付き出された ひば の唇に自分のそれを軽く重ねる。
「俺も愛してるよって返したのよ」
まったく、まさか説明させられるとは思ってなかったよ。
雲雀もきょとんとした顔をしていたが、すぐに理解したようで俺を勢いよく抱き締める。
いちいち行動がでかいんよなぁ。
「早足で!帰ろう!!ロレ!!!」
「ははっ!急に元気になるじゃん」
「もう駄目!早くロレのいろんなところにんちゅってしたい!」
「はいはい。じゃあ少し歩くスピード上げようかね」
いつの間にか当たり前になった待ち合わせ帰宅デート。
ひば と俺の特別な時間。
(……うーん、俺ってば幸せすぎじゃない?)
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「そういえば何であれが『俺も愛してる』になるん?」
「えっ………そう、決まってるからよ」
「へぇー!!」
コメント
2件

泣きそう。(最高すぎて