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「うわぁぁぁっ!!…あぁっ…あ…ぐ…」
「大丈夫か?これが今分かってる未来だぞ。」
そんな…そんなハズはない!!俺が、アメジストが、結晶化なんて…
「他は?!ダイヤモンドは!!」
「…」
「何とか言ってくれ!!」
「同じようになる、その後はオレにも分からない。」
これから見つかるであろう仲間も俺も、そして白穂も―
「…未来は、変えれるんだよな」
「さっきも話したが、お前の頑張り次第だな。」
「…」
俺は身体中の古傷が疼くのが分かった予知し始めて、緊張と想像が入り交じめ自分の宝石が妙な光を反射するのが見えた。
気候、いや、空気の所為か、
それとも……………?
「とりあえず、行ってくるよ」
「どこに行くんだ?」
「…外だ。」
俺はウルを置いて夜の空を歩いた。
「……。」
もし、もしも俺の未来が、砕け散ったら?
俺の未来が、
ダイヤモンドにも、
仲間の、皆の、未来にも影響したら?
「…ウル、居るのは気づいてるよ。」
「うっ…」
ウルは、木陰からひょっこり顔を出した
「…何故、着いてきた?」
「…何となく、心配で」
「そうか。」
俺は、思考をめぐらせながら返事をした。
「ウル…お前なんでそこまで分かるんだ?」「…別に…」
「………そうか。」
『アメジスト・べロッチ・ディスティーノ』!!」
奴は、何故か変身しやがった。
「おい!なんでいきなり…」
「私には分かるぞ、お前が真実を知っていることを…」
「…」
畜生、図星を突かれたか…まぁいい
「さぁ、言え!!」
どちらにせよ
「…実は―」
お前らは
「なんだと…………?」
俺様達に―――――――。
「…やはりか」
「なぜ分かった!!」
「お前の見せてくれたビデオ…敵が全く映ってなかったからな、なんか怪しいと思ったぜ。」ウルは歯を強く食いしばった。
「さて…逃げるなら今のうちだぞ?」
「なら、お言葉に甘えて…さらばだ、憎きアメジストォ!!」
ウルは影と共に消えていった…。
「…これはマズイな、あのディアロってやつも…。」
僕は後悔した、そして…
地に双剣を刺し、アメジストに誓った
これは、
私の責任
これは、
僕の責任
妖しく輝く紫水晶よ
妖から護る紫水晶よ
全命を使い、
力を私に全光を使い、
光を私に
「!」
その時、アメジストは天に閃光を放った。
まさに天災の如し、雨風が轟いた。
そして、舞い降りたのは…
「…黒い石?」
6つのオニキスだった。
その内の4つは
双剣のアメジストと合成し、
「…胸に、入るというのか」
ひとつはカケラと同じように胸元に入り込んだ。
そして、最後のひとつは手元に残った。
「…これは、変身用なのか?」
真っ黒に光るオニキスはアメジストと間に石を敷かれてくっついた。
「…」
なんとも言えない痛みが、
胸の傷から湧き上がる…
(私…泣いてる…?)
目から不思議と涙が流れてきた様に感じた物は全て血液だった。
その血液にオニキスとアメジストは鼓動した。
「そうか…これは浄化の涙か」
血生臭い匂いが辺りを包み
それは噎せそうなくらいの濃い匂いだった。