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「じゃあごめんだけど、私は少し用事があるから。 また来るね」
事情を説明したら去っていく玲。
チャンスだと思い行動を開始する。
とはいえ玲から逃げ出すのは容易ではない。
まずは状況整理にかかろうと思ったか優はあたりを見渡す。
日常生活で必要な家具が揃っており、娯楽用か本や漫画、テレビ等もある。窓には鉄格子が嵌められており、ここから抜け出すのは無理そうだ。
次に荷物を確認しようとポケットの中身を確認する。
中に入ってるはずのスマホがない。
どうやら取られたようだ。
最後にタンスの中身を確認する。
オーバーサイズのワイシャツに下着が詰められていた。
そういえば玲は彼シャツにときめくとか言ってたなとふと思い出した優。
その時は聞き流していたが随分と悪趣味だ。
幸い空調が整っているから風邪こそひかないが外に出られるような格好ではない。
ソーユー方面でも脱走を妨害してるともはや感心してしまう。
「とりあえず抜け出せそうな所はないし、外部への連絡も遮断されてるな」
優は思考を続ける。
それを恍惚の笑みで見てる少女に気づかずに………
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あとがき
一人でも求めている人がいたら書く。
それが私のモットーだ