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愛なんか興味が無い。
そう思って居たはずだった。
先輩の事、好きになっちゃいました。
「先輩の事が好きっす。」
先輩は、少し微笑んだ。
「私は君の物になるほど良い人じゃないよ。」
俺は、先輩を俺の物にしたい。
俺とずっと一緒にいて欲しい。
「俺はそんな先輩が好きっす、!!」
「私は千冬みたいに愛を言葉に出来ないから」
俺はそう聞いた時、少し迷った。
俺は先輩に愛を伝えられながら伝えたい。
そんな関係になりたかったから。
「黙り込むって事は、そういう事だよね。」
「”ありがとう。”」
先輩は、少し悲しそうに笑みを浮かべた。
俺があの時、それでも愛せるって言ってれば。
どれ程幸せだったのだろう。
12年後の今日、君と場地さんの結婚式。
愛を伝えられない、こう言ってた先輩も
”永遠に、愛してるよ。”
と、言っていた。
きっと俺なんかと居るよりよっぽど幸せだろう
俺こそ、先輩に愛を言葉にしなかった。
俺も先輩と一緒に愛を伝える練習をすれば.
そうしてれば、今の先輩の隣は俺で_
過去に戻れたなら先輩に言葉で愛を伝えたい。
場地さんはスピーチでこう言ってた。
「愛を言葉に出来なくても、身体で表して俺とここまでこれた。愛を言葉に出来なくても大丈夫だったんだ。」
俺もあの時、優しく抱きしめていたら.
愛を言葉に出来なくても愛し合えるんですね。
先輩、ありがとうございました。
愛を言葉に出来なくても
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読切
コメント
8件
久しぶりに見ようと思ったら無理泣いた、好き、千冬の迷ってる感じも好き
うわうわもうさ東リべの嬉しい知らせからこれは泣く😭😭😭 いい事言うじゃねぇか場地ぃぃ!!
わぁぁぁ…めっちゃすきだにゃ、