テラーノベル
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その夜、夢を見た。
檻のない場所。
レイは、あの軽い笑顔で立っていた。
「なぁ、看守さんよ」
呼ばれて、振り向く。
そこには、
もし拒まなかったら。
もし規則がなかったら。
もし、もう少し素直だったら。
そんな“可能性”だけが、残っていた。
目が覚めて、朝だった。
彼はいない。
それでも胸の奥で、消えないものがある。
_囚恋光。
それは、檻の中で生まれて、
誰にも知られず、確かに存在した恋だった。
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