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渡辺がソファに横になって、向井は渡辺の顔の辺りの床に座っている。
静かな声で渡辺が唄う。
向井は渡辺の胸に頭を載せ聞いている。
一曲唄い終わった渡辺にキスをする。
賑やかな印象のある向井。
この静かな会話をする向井はあまり知られてない。
渡辺だけのもの。
向井ーもう1回キスしてええ?
渡辺ー何度でも。
向井ー好き、大好き。
渡辺ーんっ・・ふっ・・。
向井ー翔太くんが好きになってくれて嬉しい。
渡辺ーん。
向井ーいっぱいキスさして。
渡辺ーんっ・・はぁ・・あぁ・・。
向井ー今日はキスだけ。
渡辺ー首筋にキスして?
向井ーん・・。
渡辺ー鎖骨にキスして?
向井ーん・・。
渡辺ー胸にキスして?
向井ーあかん、今日はな、あかん。
渡辺ー鎖骨まではいっぱいして?
向井ーん・・。
渡辺ーんっ・・はぁ・・ふっ・・。
向井ー静かやな、音楽かける?
渡辺ーいらない。
向井ーキスの音が聞こえるわ。
渡辺ー好きの音だな。
向井ー翔太くん、好き。
渡辺ーもっと言って?
向井ー・・。
渡辺ーふっ・・んっ・・。
向井ー止まれへんな。
渡辺ーいい。
渡辺が帰って、1人。
言われた言葉を思い出す。
「俺は神様じゃない、そこら辺にいる男だ」「普通の男だ、気を使うな」
向井は渡辺を神聖化し過ぎてたんだなと思う。
自分と同じ普通の男。
なんだか愛せる気がして来た。
渡辺と話すのが好き。
自分も落ち着いた大人だと勘違いしそう。
今ならもっと渡辺を愛するのにゆっくり時間をかけて出来そう。
たとえ、カップラーメンでも、愛したい。
さっき渡辺が帰ったばかりなのにもう会いたい。
八重の桜が咲くと写真が撮れる。
渡辺と桜、早く撮りたい。
次のオフは桜を探しに行こう。
完