🎯side
昔から味覚というものがなかった。
甘い、辛い、すっぱい、しょっぱい、
どんな感覚なんだろう。
でもべつに味覚がないのは嫌ではなかった。
当たり前な感じ。
でもたまに嫌なときがある。
m「ねえ、こったろくん。」
🎯「ん?なに? 」
m「こったろくんの好きな食べ物と嫌いな食べ物な
に?」
🎯「あ、えっと…」
好きな食べ物…全部味がしない。
なにが好きなんだろう。
なにが嫌いなんだろう。
🎯「コーヒーがすきかな…?」
m「え、ブラックコーヒー飲めるの!? 」
🎯「ま、まあ…」
m「え!?すご!」
🎯「え、えへへ…」
お父さんの好きなものを言ってしまった。
べつに好きでも嫌いでもないけど…
m「じゃあ、嫌いな食べ物は?」
🎯「えっと…」
🎯「パクチーかな…?」
m「わかるー!」
🎯「…」
お母さんの苦手なものを答えてしまった。
とある日
母「こたくん?」
🎯「ん?なに?」
母「今日ねちょっとカレーのルーの味変わってるんだけど 」
🎯「そうなんだ。」
母「この味大丈夫? 」
🎯「うん、大丈夫。 」
母「ならよかった。 」
🎯「…」
味覚がなくてもいいと思っていた。
でも、あの人と出会ったせいで俺の人生が狂わされる
コメント
3件
味覚はきつい… 途中からじゃなかっただけましか…?
味覚障害 !?!? ちょー楽しみです🪄︎︎◝✩ 普通を装うのもつらい…ㅠ ̫ㅠ💧