朝が来たら、もしかしたら元の姿に戻っているかもしれない。そんな僅かな希望を胸にして昨夜は眠りについたのだが、現実はそう上手くはいかないらしい。
「っ、ぁ♡」
昨日と変わらず熱いままの身体で、まだ起きたばかりなのに早く触って欲しいと下半身が疼く。
でも、そんなことをしている場合では無いのでどうにか欲を抑える。そしてスマホを手に取って今日の予定を確認する。
今日は事務所に行く予定は無いようだ。今の俺は事務所に行くまで我慢できないし、事務所に辿り着いたとしても収録に集中できないだろう。良かった、とそのことにほっとしたのも束の間、代わりにオフコラボの予定が入っていることに気づいた。
オフコラボはろれと一緒に俺の家でホラーゲームをするみたいだ。ゲームは、怖いと配信者の中でも噂のホラーゲームで、発売当初から気になっていたゲームだ。
いつもならろれと一緒に出来ると喜んでいたと思うが、今は素直に喜べない。
うさぎ化はしばらく治らないようだし、先に話しておかなければ。だけど、えっちな気分になっちゃうのは流石に恥ずかしいので言いたくない。
「我慢⋯せんと⋯っ♡」
とりあえず、ろれが家に来るのは配信が始まる一時間ほど前になるらしいので、あと十時間はある。それまでならこの身体を慰められる。ちゃんとろれが居る時は我慢するから、今はいいよね?
そっと指を自身に這わせると、期待で先走りを溢れさせている先っぽがビクビクと震えた。でも、俺が欲しがっているのは前じゃなくて、もっと後ろの方にあるところだ。
先走りを指に絡ませて、後ろの穴へ指を宛てがうと嬉しそうに指を飲み込む。
「あ、っ♡」
ゆるゆると動かしているうちに、ナカにぷっくりと膨らんだしこりのようなものがあることに気づいた。
でも、自分で触るのは何となく怖くてそこを避けて動かす。
「ん、ぁ♡♡」
もっと奥まで入れると、ナカは突然収縮をものすごい速さで始めた。
「っ、え、ぁ♡なに、こりぇ♡♡っは、気持ち♡♡あ、らめっ♡なんかクる♡クるぅ゛♡ぁ♡っ、あぅ゛〜〜〜〜っ♡♡」
ナカは指をひときわ強くぎゅぅっ♡と締め付けて、その瞬間頭の中が真っ白になった。気づいたら俺のものからはびゅる♡と精液が出ていて、そこで俺はナカだけでイッたのだと気づいた。
「っ、これ、ダメなやつ⋯♡♡でも、きもちかったぁ⋯♡あ、もっかい⋯っ」
♢ ♢ ♢
「きもちぃ゛、きもちぃ⋯♡」
何度もナカだけでイくのを繰り返して、途中でご飯を食べることはあってもそれ以外の時間は全て自分の身体を慰めるのに使っていた。
つまり、そろそろ家にろれが来る時間だ。
ピンポーン、とチャイムの音が鳴って玄関の方から俺の名前を呼ぶ声が聞こえる。
慌てて玄関に向かおうとして我に返る。辺りは俺の精液でベタベタで、俺は急いで後片付けをする。最後はアルコールで消毒までした。
そして、笑顔でろれを迎え入れる。
「お邪魔しま〜す。ふわっち、今日はありがとね」
「どういたしましてぇ。今日はゆっくりしとってな?」
「まじ助かる⋯⋯ていうか、ふわっちうさぎになってるマ!?」
「実は⋯ね?」
ろれはうさぎ化した俺に大層びっくりしたようで、さっきからおろおろしている。ろれにどうしてこうなったのかを説明してあげると
「あー、なるほどね。バグかぁ⋯」
「うさぎになって草なんよ」
「⋯耳とかって触ってみても⋯?」
「にゃは、ええよ?」
ろれは右手を触りたそうに、うずうずさせていたので、耳を触らせてあげることにした。
「っんあぁ゛♡♡」
ろれの手が俺の耳を優しく触ると、俺に今まで感じたことのない快感がした。
「え、あ、ごめ⋯」
「っ、いや、俺も変な声出してごめんなぁ⋯」
ろれは一瞬きょとんとした顔をしてから俺に平謝りだった。大丈夫だと伝えれば、それならいいんだけど、とろれが言うので今のうちに話題を変えることにする。
「ていうかろれ、いつまでそこおるん?早くリビングきてぇ」
「⋯おけ」
そして、どうにかろれの意識を俺の家に向けることに成功した。だけど、さっきので俺は完全にスイッチが入ってしまったようで、ジッとしていると勝手に腰が揺れてしまう。
(どうか、ろれが気づきませんように)
♢ ♢ ♢
結局、それからは特に問題はなく配信の準備が進んだ。そして、今はホラーゲームのチュートリアルが終わって本格的にスタートしたようだ。
(⋯このゲーム、怖いけど別にそこまでやな)
思ったよりも怖くなくて期待外れだったが、ストーリーはなかなかに面白いのでしばらくはえっちなことなんて忘れるくらいゲームに没頭した。
だけど、途中で俺は足が痺れてしまい少し座り方を変えた。すると、変える時に少し足が自分の後孔に触れてしまい一気にスイッチが入った。
「ん、っ♡ふぅ⋯♡♡」
「⋯ふわっち?顔なんか赤いよ?」
「⋯別に俺はなんともないけど、なぁ⋯っ♡」
そこから俺のゲームのプレイにミスが増えてきた。コメント欄も「なんかふわっち体調悪い?」と心配する声が増えてきている。
「っあ゛♡⋯っ、⋯んぅ⋯⋯♡」
どうにか声を抑えようとしているが、それも難しくなってきた。ついにはろれがマイクに入らないくらいの音量で
「ふわっち、それマジで大丈夫?ダメそうならすぐにでも配信止めるか⋯」
ろれが心配してくれるが、やっぱり珍しいコラボなので楽しみにしてくれる人も多い。だから止めないと首を左右に振ると、ろれは仕方がないなと配信を続けさせてくれた。
「っは♡⋯っあ♡⋯⋯んっ、ぅあ゛♡」
「やっ♡⋯んぅ⋯あっ♡♡⋯⋯っう♡」
段々声が抑えられなくなってきて、コメント欄も喘ぐなという言葉が増えてきた。
「っ、あー、一旦今日はここまで!」
「っえ、⋯またねぇ♡」
ろれは勢いよく配信を終了して、俺の方を向いた。
「っ、ふわっち、今の顔ヤバいよ」
「んぇ、なんかついとる?」
「いや、そうじゃなくて。なんというか。すっごいえろい顔してる」
「⋯っへ?」
「マジで自覚して。本当に、俺じゃなかったら普通に襲われる」
そんなことを言われると思ってなかったので、俺はびっくりして固まってしまった。
俺、そんなえっちな姿になっとるの⋯?
「ろれ⋯っ」
「頼むからそんな声で俺の事呼ばないで⋯」
「っあ、ごめ」
「っ本当に、抱き潰してやりたくなる」
「っあ⋯♡♡♡♡」
ふとろれの方を見ると、股間部がズボンの上からでも分かるくらい膨らんでいて、俺で勃起してくれたんだと嬉しくなってしまう。
俺はろれに近づいて、テントを張るソコをやさしく撫でる。
「っ、なにしてんの?」
「これ、欲しい⋯♡俺ん中、ぶち込んでめちゃくちゃにしてぇ♡♡」
「いやいや、ダメでしょ。友達だし、それに男同士だし⋯」
「むりぃ、我慢⋯できなぁ♡」
「⋯マジでさぁ。はぁ、いいよ。湊がしたいことしてあげる」
「⋯⋯⋯♡♡♡」
♢ ♢ ♢
「はは、下着の中マジでどろどろじゃん」
「っ、言わんといてぇ⋯♡」
俺はろれを寝室に連れて行った。ろれは意外と優しくて、丁寧におれの服を脱がしてくれた。正直、もっと乱暴だと勝手に思ってた。
服を脱がしたら、次はろれはゆっくりと俺の後孔に指を入れた。
「も、いいからぁ♡はやく挿れて♡♡」
「本当にすぐ入りそ⋯じゃあ、挿れるよ?」
「ん、きてぇ♡♡」
ろれの大きくて、硬いそれをろれは優しくゆっくり挿れていく。
「んっ、ぁ♡ほんもの⋯♡♡♡」
「ふわっち、コレのこと、ほんものって呼んでるんだ?ヤバすぎ⋯♡」
待ち望んでいた雄の欲望を俺のナカは嬉しそうにきゅうきゅうと締め付ける。それだけで俺は気持ちよくて、ビクビクと足を震わせてる。
「全部、はいったよ♡」
「んっ、ろれのおっきくてあったかい⋯♡」
「っ、あんま煽んな」
ろれのが中で膨らむ感覚がして、俺のお腹にろれの形が分かるくらいボコっと浮き出る。それを優しく手のひらでさすると、ろれはまた大きくなって、そろそろ苦しい。
「にゃは、ろれ♡興奮してるんね♡♡うれちぃ♡♡」
「湊がえろすぎるのが悪い」
「んぇ、んっ♡そーなの?」
「あー、もう動くね?」
ろれは俺を気遣って優しく腰を動かしてくれた。だけど、そんな優しい動きでも俺はいっぱいいっぱいで、さっきから身体が勝手にビクビクと震える。
「あっ♡きもちっ♡ろれのおっきぃ⋯♡♡」
「かわい⋯」
「っん、ふぅ⋯♡あっ♡♡」
ろれの方を見ると、ろれはあんまり余裕がなさそうで、額に汗が滲んでいた。そんなろれを見るのは初めてで、俺はまたナカをきゅうっ♡と締め付けてしまった。
「ナカきゅうきゅうしてる♡きもちぃね?」
「っ、あ♡うん、きもちっ⋯♡♡」
「ごめん、湊。もう無理⋯♡」
「っ?なに、っあ゛♡」
ろれは、さっきの優しいのとは全然違う、自分が気持ちよくなるためだけに腰を振り始めた。俺のことなんて全然考えてないのに、俺は快感で意識がトびかける。
「や、ぁ♡きもちっ♡♡こわぃ♡こりぇ♡おかしなるぅ゛♡♡」
「っ、ごめん、止まれないっ」
ろれの腰を振る速度がどんどん速くなって、ろれの荒い息遣いが聞こえる。そして、ろれのが一際大きくなったのを感じる。そろそろ、ろれはイきそうらしい。
「ごめっ、湊!もうイくっ♡」
「っあ、ぁ♡俺も、俺もイッちゃう♡♡っん、♡ぁ、んあっ♡♡イく、イッちゃあ⋯っ〜〜〜♡♡♡」
俺はビクビクと仰け反って、イッた。自分が出したもので、腹が白く染まっている。そして、俺がイッた時のナカの収縮でろれもイきそうだ。
「っ出る⋯っあ、〜〜〜♡♡♡っはぁ♡」
「ナカあつ⋯♡♡っん、♡あ゛ぁ♡♡」
ろれがナカに熱いのをいっぱいどぴゅってしてくれて、その余韻で俺もまた甘イキしてしまった。そして、そのまま俺は意識を失った。
♢ ♢ ♢
「湊、昨日はごめん⋯」
「いや、俺から誘ったしいいよ。むしろ、こっちが謝るべきやろ」
「でも、酷くしちゃったし⋯」
気づいたら朝になってて、ろれが俺に謝ってきた。発情は昨日、ろれに抱かれたことで治まったのか、今はなんともない。
「これ、うさぎ関係あるんかなぁ」
「⋯そういや、うさぎって年中発情期だとか」
「っえ、そうなん? 知らんかった⋯」
まさかの事実に、俺は驚きが隠せない。じゃあ、うさぎのままだったら一生俺はえっちしないと生きられない体に⋯
それから、ろれと少し雑談をして、ろれは帰っていった。俺は、一生このままだったら困るなと思いながら、朝からシャワーを浴びるのだった。
あとがき
前回、たくさんの♡ありがとうございます。めちゃくちゃモチベーションになりました!まだまだ好きなカプはリクエスト募集中なので、書いて欲しいカプがあったらどうぞ。
今回のlrfw、いかがだったでしょうか。感想もあったらモチベーションに繋がるので、書いて欲しいです!
次回はkzfwを書いてみます。
NEXT 1000♡
コメント
6件


lrfwありがとうございます!!オフコラボの設定とか fwが自覚がないところが好きです!!!

まじ最高すぎます!癖に刺さりまくりです!続きも楽しみにしてます!