pokekamen side
🍄「……お前からの好意も。」
🐷「え……?」
考えるより先に声が出ていた。何で、バレてるんだ、何処で間違えたんだ?
🍄「何でバレてんだ…?って思っただろ、今。お前、倒れて意識ない時に言ったんだよ。」
🍄「”好きになってごめん”……って。」
俺、そんなこと言ったのか!!……何してんだよ。まいたけが困ってる。とりあえず否定して謝らなきゃ。そう思い、声を出そうとした時、
🍄「俺、お前が好きになってごめんって言った時も、俺が寝てる時に、あ、寝てる振りだったんだけどな笑?……キスしてきた時も、」
🐷「……え?気づいて、」
血の気が引いていく。俺、嫌われ…?
🍄「あー、うん。起きてた笑 でも、でもな?全く、嫌じゃなかったんだよ。ポケが倒れた時も、気が気がじゃなくてさ。で、今気づいたんだけどさ…」
その後の続きが、俺への”嫌悪”だったら?息が乱れて、鳥肌が立つくらい怖いのに、聞いてしまった。
🐷「……何、?」
🍄「…俺、ポケの事好きだったみたいなんだよね。こんな俺の事、好きでいてくれて、好きになってくれてありがとう。」
……え?
絶対叶わない、諦めなきゃ、終わりにしなきゃって。ずっと思っていた。それなのに諦められなくて、この気持ちを辞めたくなくて、自分で自分が嫌になって沢山思い詰めて、俺からの好意なんか嬉しくないって。そうやって責めて、自分を落ち着かせてきたのに、騙してきたのに。それなのにら”ありがとう”なんて、そんな優しいこと言われたら。
🍄「ポケ?」
🐷「まいたけ、それって、付き合ってくれるってこと……?」
🍄「……へっ!?いやまあ、えっと、うん。///ずっと一緒に、隣に居てやるよ。」
涙が溢れそうで、でもかっこ悪いところは見せたくなくて、まいたけを自分の胸に抱き寄せ、力強く、確認するように。まいたけを、いや、大好きな人を抱きしめながら泣いた。
🐷「……、よろしく…お願いします。」
そう呟くと、俺の背中に手を回しながら、まいたけが嬉しそうに言った。
🍄「…絶対離さないからな?浮気したら許さないから。」
する訳ないだろ、お前のせいでどんだけ拗らせてると思ってるんだよ。こんなに好きになった責任とってくれよ。心でそっと呟いた。
どうか、この心臓の音は聞こえていませんように。
コメント
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まいたけ!ポケ〜!おめでとう!式挙げるってなったら俺を誘っt((