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??「最初の命令だ。この男を」
「殺せ」
瞬間。
拘束されていた手足の鎖が弾け飛ぶ。
手枷や足枷はいまだ四肢を掴んだままだが、そんなものハンデにもならない。
司会の男は声を上げるまでもなく、実にあっけなく、首を折られその命を散らした。
首の折れた男をつかみ、首元に”牙”をたてる。
牙は皮膚を貫き、血管に突き刺さる。
ごく、と喉を鳴らし流れ出た血をすする”商品”。
それは、はるか昔に絶滅した、人の形をした化け物。
男は満足気にうなずき、”商品”と死体を引き剥がした。
物足りなそうに死体を見つめる”商品”
代わり、と言っては何だが。と言いながら
男は自身の首元をさらけ出した。
”商品”は目を見開く。
おそらく、これまで無かったことなのだろう。
自分を”買ったニンゲン”…”ゴシュジンサマ”が
自分に向かって首を差し出すということは。
??「…?いらないのか?」
『……そ』
??「ん?」
『それは、いい…の…ですか?』
声が掠れながらではあるが、男に話しかける。
声を発し、そのまま俯いてしまう。
??「何がだ」
『ゴシュジンサマ、として…』
??「”奴隷”に血を与えることか?」
勢いよく顔を上げ男を見る。
??「別にいいだろう?」
『…な…ぜ…?』
??「俺が買ったんだから、何しても他のニンゲンは何も言えまい」
??「それとも、俺の血を飲むのは嫌か?」
ふるふると首を横に振る。
??「そうか。」
”商品”の腹から小さく虫が鳴く。
男はそれを聞き、クックッと笑いだした。
??「腹が減っているのだろう?飲むと良い。俺は気にしない」
『もう…しわけ…ありません…』
??「嗚呼」
ふらり、と”商品”は、男に近づく。
そのまま、さらけだされた首元に牙を立てた。
??「ッ…」
チクリ、とした小さな痛みが男を襲った。
そこから流れ出た血は、”商品”の喉を通り、腹へ、落ちていった。
コクリ、と血が喉を通ったのを最後に、
”商品”は、傷口を舐め、口を離した。
gr「…もう、いいのか」
『はい、ありがとうございました…』
喉が潤ったのか、先程の掠れた声より聞き取りやすい、凛とした声で礼を言った。
男は少し、息が上がっている。
瞬間、膝から崩れ、座り込んでしまった。
『!』
慌てて、男の手を取る。
『大丈夫ですか?ゴシュジンサマ?』
男は”商品”を見上げながら
??「ご主人様は辞めろ。なんだか…むず痒い」
『…?では、なんとお呼びすれば?』
gr「グルッペンでいい」
『畏まりました、グルッペン様』
gr「お前の名前は?まず名はあるのか?」
『名前…はありません。』
gr「そうか…やはりな…」
gr「お前、前はなんと呼ばれていた?」
『お前、や、奴隷などと。』
gr「杜撰やなぁ…」
gr「よし、お前の名前を考えようではないか」
『私の…ですか?』
gr「嗚呼。好きなモノや花などはないのか?」
『好きな花…というわけではないのですが』
gr「なんだ」
『知っている植物が一つだけありまして』
gr「なんて植物だ?」
『クフェア、という花です』
gr「クフェアか…いいじゃないか。採用」
gr「これからお前の名はクフェア・フューラーだ」
『畏まりました』
gr「あとそんな堅苦しく喋るな」
gr「俺の名字を与えたからには、俺の弟として生きてもらうぞ」
『弟…ですか?あの、僕、あなたより歳上なんですけど…』
gr「そうだったな!吸血鬼だからな!」
gr「ま、ええわ」
gr「クフェア・フューラー」
gr「お前を俺の弟として、D国軍幹部として迎え入れよう」
唯一知っている忠誠の言葉。
『Es lebe der Präsident』
『…ん?D国幹部…?』
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ちっす。
♡10もらってないけど出しちゃった(*ノω・*)テヘ
ていうか、俺のマッマにアカ消されそうわろちゃ
ホントにクs…何も言っていませんわ?
このアカ、なくなってるor動かなくなったら
マッマにアカ消されたと察してください。
もし、生きてたら。
これの続き書きたいんで書きます。
そのために、消されないことを祈ると同時に
♡10押してって下さい。
お願いします<◯>(土下座)
それじゃ、ばいなら〜