呟きと共に悪魔が炎を灯す。
天使は水で消そうとしている。
これじゃどっちが悪魔だろうか。
僕はあいつとおさらばしたいのに
私はあなたの中にいたい
なんて無責任なことを言って。
馬鹿じゃないのか
さよなら、あいつとも、この世界とも。
悪魔の灯した炎に飛び込む。
熱いなんてものじゃ表せない。
でもこれで良かったんだ。
天使が水をかけた。
炎はすぐさま消え去った。
馬鹿な悪魔だ。
天使、助けて。
私が救うよ
馬鹿しかいないのか。
あぁ、炎だ。
やっと──────
コメント
1件
まるで詩みたいですね…!