皆さんこんにちは!こゆキングです!
この前書いてた小説なぜだか非公開になってしまいまして、今回はまた違う作品でやっていこうと思います!それではGO!⤵︎
※治侑、角名侑が出てきます
「治ってさぁ、侑のこと好きなの?」
そう問いかければ、治は肩を揺らした。
「おぉ、なんやねんいきなり」
と分かりやすいように頬を赤らめていた。
バレバレなんだよねー。
「いや、だって穴が空くほど侑のこと見てたじゃん」
そう言えば治は急に赤い顔から真顔になり、
「変やと思うか?」と聞いてきた。
いや、変?って聞かれたらまあ、ちょっとは?ってなるじゃん。男同士だし、兄弟だし。
でも、治はそう言って欲しくないんでしょ?だったら変じゃないって言うしかなくない?
俺はその問いかけに疑問を抱いた。
「….まあ、変じゃないんじゃない?侑のことが好きなら好きでいいじゃん」
治は「ほんま?」とまだ疑わしいらしく聞いてくるから俺は念を押すようにして「変じゃないって言ってじゃん」と言ったら
「じゃあ、相談乗ってくれへん?」
と申し訳なさそうに言ってきた。
「え、俺?」
なんで?
その日から、治の俺の侑可愛ええやろ!自慢が始まった。
俺は思ってた恋愛相談?と違って、最近はもうほとんど話を聞いてない。
だって、ただの惚気話じゃん。しかもお前まだ付き合ってねぇーだろ。って話
聞いてるところ侑は相当アホだった。よく何もないところで転けたりするらしいし、変な画像を北さんに間違えて送信しちゃったり、とてつもなくアホだった。まぁ、そういうのが治は可愛いと思うんだろうなと思う。
そんな毎日を過ごしていたある日の放課後、その日はちょうど部活がなくて、家でゴロゴロしようと思って早めに帰った。けど帰ってからカバンの中を見たら、今日の宿題のワークが入っていなかった。
「はあ、なんで置いてくるんだよ」
そう過去の自分に向けて文句を言う。
外に出ると雨がパラパラと降っていた。
基本天気予報は見る方だけど今日は晴れって書いてあったはずだった。
ハズレかよ。
学校に着く頃には結構雨がきつくなっていた。
教室に入ると案の定誰もいないのか、部屋が真っ暗だった。
自分の机に向かい、中を漁った。
「あった。」
俺は用が無くなったので、帰ろうとしたら教室の外から誰かが歩いてくる音がした。俺は咄嗟に身を縮めた。
足音は俺の教室の中まで入ってきた。
「んしょっ、ふぅーやれやれ、先生こんな重いの持たせやがって」
どこか聞き覚えのある声だなと思い、隙間から見てみると、そこには侑が居た。
「侑?」
「うわぁ!!?な、な、な、なんや!泥棒か!!?って…..なんや角名かい!!」
ただ声を掛けただけなのにこんなリアクションをされ、俺は思わず吹き出した。
「なんやねん!何わろてんねん!!」
と怒ったように言ってきた。それもまた面白くて散々笑ったあと「何してたの?」と問いかけた。
「んー?俺今日、日直やってな日直やからこれ運んでー言われて雑用してた。」
「ふーん」
「角名は?」
「俺?俺はワーク忘れてたから取りに来てた。」
「ほーん。ん?わっ!めっちゃ雨降ってるやん!!」
と窓を開けて手を伸ばした。
「冷たっ!」
「俺が家でたころにはもう結構雨降ってたよ。気づかなかったの?」
「おん、全然!なぁ、角名お願い!傘入れて?」
とお願いポーズをして言ってきた。
そのポーズ萎えると言いそうになったのをぐっと堪えて、「まあ、別にいいけど」といった。
じめじめしてるせいか廊下の床がかなり滑りやすくなっていた。俺は少し注意しながら歩いている一方侑はそんなのお構い無しにずんずん進んでいた。
「角名ー歩くん遅ない?」
と少し先に歩く侑にそう言われ、少し腹が立った。
「お前が早いんだっつの」
と言うと侑はくるっと振り返り後ろ向きで歩き出した。
転びそうなんだけど
と思っていた矢先「うわっ!」と声をあげて後ろ向きに転びそうになっていた。
俺は空中でさまよっていた侑の腕を掴んで俺の方へ思いっきり引き寄せた。
「危なかったぁ、侑大丈夫?」
と聞くと、俺の胸元から顔を出して
「うわぁー、危なかったぁ!!」
と叫んだ。
いや、お礼を言えよ。と思ったがそもそも侑の頭の中の辞書に乗ってないんじゃないのかと一瞬でその思ったことを取り消した。
侑はさっきのがなかったかのようにまたずんずんと進み出した。
やっぱりアホだな。
「ちょ、角名これ狭ない?」
と文句を言う侑に対して
「侑がでかいだけじゃないの?」
返したら「デブちゃうわ!!いや、これは肩幅がでかいってことかそれは褒め言葉か….」とか変なことを言う。
煽ったつもりが全然煽りになんないのは侑だけだなって思った。
そういえば、前に治に
「もし、良かったらなんやけど!侑のすきなやつおるか聞いてくれへん?!俺ちょー恥ずかしくて聞かれへん!!」
ってそんなこと言われてたなぁ。ちょうどいいから聞こ。
「ねぇ、侑」
「なんや?」
「侑って好きなやつ居るの?」
と聞くと、すごくびっくりしたように目を開いてこっちを見てきた。
いや、目デカっ
「居るの?居ないの?」
ともう一度聞くと、動揺したみたいにえーとかうーんなどとうなり出した。
「その反応はいるんだね。」
と言ってるみると分かりやすく頬を赤らめ、その後「うん….」と小さく頷いた。
こうゆうところ似てるってやっぱ双子なんだな。
「で?誰なの?」
と若干ニヤつきながら聞いてみると、「それは言えへん!」と断られてしまった。
「てゆうか!傘入れてくれてどうも!もう家着いたから!」
と言われて見ると確かに侑の家に着いていた。話している間にもうこんなところに来ていたことに驚いた。
「そっか、じゃあまたね」
「おん、じゃーな〜」
と侑が家に入るのを見送ってから俺は元きた場所を再び歩き出した。
歩きながら俺は治に侑に好きな人が居たって言うLI○Eを送信した。
でも、なんだろう。今日一日でなにかモヤっとした気持ちができたような気がする。
それが後からこの関係を壊すようなものになってしまうなんて誰も知らなかった。
続き書くのには、いいねがいっぱい欲しいです!お願いします!
コメント
3件
うわぁ!!ありがどございます!!!!
うあぁぁぁぁ!!!続き気になるぅぅぅぅ!!!取り敢えず100回くらい推しときました!