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ーロイドの部屋の前ー
僕・アルベルトは、ロイドの部屋の前に来ていた。
ロイドがてちてちと歩いて来る音。
次の瞬間、ロイドがドアを開けた。
「おはようございます…アルベルト兄さん…ふぁぁ」
「おはようロイド。朝の勤務が終わったら射撃場に行くけどついてくるか?」
「…!行くッ!行きます!」
「そうか、なら、終わったら迎えに来るよ」
「…あの、アルベルト兄さん…」
ロイドがモジモジしながら問う
「アルベルト兄さんの執務室で、読書しながら待っていてもよろしいでしょうか…?…め、迷惑なら…」
「あぁ、構わないよ」
むしろ、大歓迎。
おかげで仕事が捗る。
可愛い顔を見ながら仕事ができるなんて…癒されるじゃないか!たまに、好きな人がいると、捗らないという人もいるらしいが、個人差があるからな!うんうん。
ロイドが魔術書を持って歩いてくる。
ロイドは、僕の隣を歩く。
速度は、もちろんロイドに合わせている。
うん、歩いてるロイドも可愛い♡
僕の執務室に着くなり、ロイドは。端っこでしゃがんで読書しようとするので、ロイド専用の椅子を持って床じゃなく、椅子に座るよう指示したらちょこんと座った。
ロイド専用の椅子?と思うかもしれないが、よくロイドは、来るので作られたんだ。丁度、2つ並べるとロイドがスッポリ入るので、ロイドが眠たそうだったら寝かすためだ。
僕は、ロイドを眺めながら仕事を開始する。777回目に見た時、ロイドが首を曲げて寝落ちしていることに気が付き、即座に寝床をつくった。横になるよう促すと、コロンと寝転ばったロイドに1枚の毛布をかける。
寝顔は、可愛いな〜
さて、こうしちゃいられない
仕事を早く終わらせ、ロイドとの時間をつくらねば!
そう思い、椅子に座り、再度開始。
あれから数分経ち、やっと終わった。
背伸びをしたら、ゴキゴキと鳴った。
さてさて、ここからは、ロイドが起きるまで、寝顔を堪能するまで!
これも1つの癒しである
「⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎」
?寝言かな?なんの夢を見てるのだろう
次の瞬間、グラッと視界が歪み、黒く染まっていく。ついでに強風も吹いている。窓を開けていないのにも関わらずだ。
おかしいと思い、ロイドを咄嗟に庇う。
気がつくと、古い廊下に倒れていた。
ロイドは、眠ったまま。
ロイドが無事で安堵の息を漏らした瞬間、背後に冷たい気配。
「やぁ、このセカイのニンゲンじゃないね」
そう言うのは、下半身が透けており、血の気が感じられない肌、頬に封の札が貼ってある。
見たままだと、中学生くらいの男の子で、中学生なら、背は小さめだろうと思う。あくまで推測だからね
しかし、この言語、どこかで…確か前にもロイドと違う国に転移してしまったよな…確か日本?という国だったような…いや、この言語が日本語なのは、断定できる。こんな難しい何パターンもある言語などないからな。
「俺はトイレの花子さん。君は?」
ロイドが目を擦りながら覚ます。
何かあったら大変だと思い、ロイドを腕に抱く。
「アルベルトだ」
「へぇ〜なんで日本語話せるの?」
「前にも1度来たことがあるものでね」
「ふ〜ん それで、その子は?」
そう言って、ロイドに目を向ける。
『アルベルト兄さん?』
ロイドが心配そうな目で見る。
『心配ないよ、ロイド。お兄ちゃんに任せなさい』
『はい』
素直でよろしい!ロイドは、日本語を忘れている可能性があるな…
「この子はロイドだ」
「へぇ〜ねぇ僕〜、アルベルトの事、スキ?」
「アルベルト兄さんの事?大好き」
ロイドは、最初は、言葉が分からないのかキョトンとしていたけれど、さすが僕の弟だ!覚えていたんだな〜
というか嬉しい!!!!!!!!!!!!
さすがブツブツ…
「に、兄さん?」
ロイドが声をかける
「ん?なんだい?」
「なんでもありません…」
危ない危ない…聞かれてたか…
「は〜なこくん」
「わっ!」
「ふふふ〜何してるの?」
目が大きくて赤やピンクな色、白の暖色のような髪色で、毛先が黄緑色の少女が「花子さん」に話しかける
「いやぁ〜迷子っぽいヒト達を見つけてね〜」
「い、イケメェェェェン!」
急に叫ぶ。
そんなに大きな声を出されても困るんだが。ロイドが寝起きなんだぞ!ロイドが!
「や、やぁ、初めまして。僕はアルベルト。こっちが弟のロイドだ」
とりあえず自己紹介しておこう。
「あら可愛い♡初めまして八尋寧々です。」
少女…八尋寧々が自己紹介をする。
「は、初めまして…」
ロイドが言う。
「ドコから来たの〜?」
そういいながらロイドの頭を撫でる。
「ははははは…サルームという国から来たのですが…ここは日本でしょうか?」
とりあえず、場所を探らなければ
「うん!日本国で、東京のかもめ町。ここはかもめ学園。」
なるほど…ここは日本国で、かもめ町。
「迷子?留学?」
そう八尋殿が言う。
「いえ、気がついたらここに…かくかくしかじか…」
今までの事を伝えると…八尋殿は、
「ん〜ってことは、異世界転移しちゃったってこと?」
なるほど…異世界に転移してしまったのか…
「あぁ、間違いないよ」
「あ、アルベルト兄さん…ここは日本…で、かもめ学園?で合ってるんですよね?」
「そうだよ、ロイド」
「ってことは…ブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツ…」
な、何か物騒な事を言ってるような気もするが、気にしないでおこう…。
「泊まる宿とかないの?」
そう、八尋殿が言う。
「ないんですが…」
「じゃあ、家に泊まる?」
どうやら泊めてくれるようだ…?!…これではヒモ男ではないか!!!!!!!!!!!!代賃もなしに泊めてもらうとは!女性に依存してぎではないか!ええい!恥を知れ!サルーム(父上)の名に泥を塗ることになる!
「ど、土下座までしなくて、いいのよ?」
引いてるような顔で言う八尋。
「あ、アルベルト兄さん?!あ、頭から!血、血が出てます〜!」
ロイドが半泣きで訴えるが、気にしていられな、いやいやいいや!ロイドが心配してくれてるのだぞ!
「ん?あぁ、大丈夫だよこのくらい…」
そう言いながら僕はロイドの頭を撫でる。
「ち、ちょっと、救急箱持ってくるぅ〜!」
そう言って走り去る八尋。
大丈夫だと言っているのにな…
そんなことがあって、頭の処置をしてもらい、八尋家におじゃますることに…
八尋家
「あら、ねねちゃん、どうしたの?その人たち」
「ただいま〜あ、お母さん!えっとね…詳しい話は後でするから、この人たち、泊まる家がないらしくて…しばらく家に泊めてもいいかな?」
そう頼み込む八尋殿。
僕たちのために申し訳ない…
話が終わったみたいで、八尋殿の母上がこっちを見る。
「初めまして。寧々の母です。よろしくね。上がっていいよ」
「本件につきましては、何卒よろしくお願いします…僕は、アルベルトといいます。こっちは弟のロイドです。」
「いえいえ、そんな頭を下げなくても…」
と、言ってくれる八尋殿の母上。
90度ほど曲がっているからか…?これくらい普通だと思うのだが…
「ろ、ロイドです。よろしくお願いします。」
ロイドもそう言って頭を下げる。
「初めまして。ロイドくん。寒くなかった?上がって上がって」
な、なんと優しいお方だろうか!
やはり…
「あの、泊めてもらう代わりに…しばらくお金を稼ぐまでの間、これで良いでしょうか?」
そう言いながら、胸の宝石のブローチを2つ外す。
「そんな、いいのよ〜困った時は、お互い様。」
やはり僕はヒモ男ではないか!!!!!!!!!!!!
と、色々あり、1部屋貸してくださることになった。
この恩は、いつか必ず!
ロイドが、八尋殿と八尋殿のペットのぶ、ブラックキャニオン殿と遊んでいる内に、八尋殿の母上に全て話した。
ロイドが遊び終わると、僕の服を引っ張って、眠たいと訴えたので、部屋で寝かすことにする。
この時点で、夜の22時である。
いつもならシルファに寝かされている時間なので仕方ない。
八尋殿の母上と、八尋殿、八尋殿の父上に礼を言って、部屋に戻り、ロイドを布団に寝かせて、この夜は、終わったのであった。