「りんどー。まぁだ拗ねてんの?そろそろ機嫌直せよな。」
資料をペラペラと無言でめくっていく俺、灰谷竜胆は、兄の灰谷蘭にとてつもなく怒っている。
構ってよ……みたいな顔で俺の顔を覗き込んでくる兄ちゃんに不満をぶつける。
「何回も言うけどさ、任された仕事は苦手でもちゃんとやって!やらなくて困るの、俺とココなんだけど!!」
俺たちは、日本の最大犯罪組織、梵天にいる。
そこでの仕事は暗殺や取引などが多いが、もちろん雑用というめんどくさいものもあるわけだ。
それを、いつも、いっっっつもやらないのが兄ちゃんだ。
また残業増やしやがって………
「え〜?だってめんどくさいんだもーん。」
兄ちゃんがソファにふんぞり返って言った。
これは何を言ってもダメなやつだな………。
そう思ったら、なんかもうどうでも良くなってきた。
この際だから全部言ってしまおう。
「兄ちゃんは自分の嫌なこと全部押し付けて人の気持ち考えないよね。」
「あ?」
「自分のことしか考えてなくて、相手の都合なんかお構い無しじゃん。ただただ自分の欲満たしたいだけっていうか、自己中っていうか。」
「………」
「ちょっと顔が良くて色気があって声もスタイルも完璧で、しかもえっちも上手いからって調子乗りすぎなんじゃない?」
………あれ、俺何言ってんだ。
「最近全然シてくんないし、構ってくんなくて放ったらかしなのに、いい加減にしてよ!!」
机をバンッと叩いてからやっと正気に戻った。
は?俺今なんて言った?最近残業ばっかで、兄ちゃんがえっちしてくれないこと、言ったか?
変な汗が流れてきたところで、俺のほっぺたを俺より二回りくらい大きい手が挟む。
「りんど〜♡えっちして欲しいなら素直に言えよ〜?♡」
語尾に♡がついてるような喋り方の時は、もう逃げられない。
兄ちゃんは青ざめる俺の顔をグッと近づけて、唇を重ねる。
ヂュッッ♡♡クチュッ♡クチュッ♡
「ンッッ//にいちゃッッ//ちがッッ///」
口の中さえ俺の気持ちいところを知ってる兄ちゃんは、舌でくちゅくちゅと音をたててなぞっていく。
口と口との隙間をわざと残し、俺の声を漏れやすくするのは兄ちゃんの意地悪な癖だ。
スリスリ♡
「キスだけでここ、こんなんになってる〜♡よっぽど寂しかったんだな♡」
兄ちゃんが俺のチ○コをズボン越しに撫でて、耳元で喋る。
体全体をなぞっていくような兄ちゃんの低い声が、俺の感情をさらに高ぶらせる。
変な気分になってしまった俺でも、プライドは捨てられない。
「キスの続き、してくんないの?」
挑発的な言葉をかけて兄ちゃんを煽る。
ついでに上目遣いで目をじっと見つめてみた。
「可愛い弟の頼みは断れねぇな〜。ベッド行くか♡」
兄ちゃんは俺がぶりっ子するとすぐにヤろうとする。チョロいな〜。
残ってる仕事はだいたい期限が長いから大丈夫だ。
そんなことを考えつつ、素直に兄ちゃんの後についていってしまう俺も、やはりチョロかった。
カリカリッ♡チュゥゥ♡クニクニ♡キュ〜ッ♡
「ッッッッ♡ァあッッッ♡♡♡ンンンンッッ♡♡」
俺の胸に顔をうずめてち○びを弄ぶ兄ちゃん。
左右違う感覚で、思わず声が出てしまう。
自分から誘ったとはいえ怒ったあとにアンアン喘ぐのは俺のプライドが許さず、喉を締めて声を押し殺す。
「にちゃッッッ♡♡♡そういうのッいーからッッ♡♡さっさと挿れてッッッッ♡♡♡♡♡」
この状態が続くのはさすがにまずいと思い、兄ちゃんの髪をつかんで離そうとする。
が、頭は石のように固く、俺のち○びを弄る位置から離れない。
カリッ♡カリッ♡カリカリッ♡♡ヂュ〜ッッッ♡♡♡
「あ゙ぁ゙ッッッッッ♡♡♡♡♡♡」
急に噛んだり急に吸ったり、まるで俺の感じる舐め方を探ってるようだ。
「ッッッッッッッ♡♡♡♡やばッッッ♡♡もッでるッ♡♡」
前から兄ちゃんに開発されきってる俺のち○びはもはや、性器と同じくらいの感度になっている。
短時間でも絶頂に達してしまうくらいになっていた。
ギュッ♡
「アッッ!?♡♡なッにしてッッッ♡♡♡」
1番気持ちいいとこに達する直前、兄ちゃんがチ○コの根元をギュッと握ったから、気持ちいのは腹の中に逆戻り。
久々なのに寸止めプレイ………!?
兄ちゃんは何も喋らず、根元を握ったまま裏筋とかてっぺんとか、俺の気持ちいいとこにチュッチュッとキスし始めた。
「やめッッッムリムリムリッッ!!!♡♡♡やだッッ♡♡♡離せよッッッ!!!♡♡♡」
めっちゃ気持ちいのにイけねぇッッッ!!
兄ちゃんの頭をポカポカ殴って訴える。
するとようやく兄ちゃんが顔を上げた。
「ン〜?別に寸止めじゃね〜よ?♡竜胆が1番きもちー直前に挿れてーの♡」
「は………?♡」
どういうことか頭の中で考えるけど、急に考えられなくなった。
バチュンッッッ♡♡♡♡
「あぁッッッッッ!?♡♡♡♡♡♡♡」
時間が空いて、狭くなってる俺の穴を、無理矢理ねじ込みながら兄ちゃんのチ○コが入ってきた。
やっと、というように俺のチ○コから静子が飛び出る。
バチュンッッ♡♡バチュンッッ♡♡バチュンッッ♡♡
「ぁ゙あぁあ゙ッッッ♡♡♡ンンンッッッ♡♡♡やッッッ♡♡♡アッッぁ゙あぁッッッ♡♡♡」
抜けるギリギリのとこまで引いて、一気に奥まで突く。これをずっと繰り返してる。
気持ちよすぎて苦しい。
なのに、腰に触れる手も、汗で濡れてる前髪も、時々目に入る必死な表情も、久々すぎて兄ちゃんの全部が嬉しい。
「ぁ゙あ゙アッッッ♡♡♡アゥッッッ♡♡にちゃッッッ♡♡♡すきッッだいすきッッ♡♡♡♡♡」
兄ちゃんの首に手を回してキスをせがむ。
兄ちゃんは一瞬驚いたような顔をして、ニコっと微笑んだ。
「今日の竜胆は甘えん坊だな〜?♡ほったらかしててごめんな♡」
ヂュッッ♡♡♡ヂュルックチュクチュ♡♡グチュッ♡
バチュンッ♡♡バチュンッ♡♡バチュンッ♡♡
「ンンッッッ♡♡♡ンゥッッ♡アアッッ♡♡♡♡」
ビュルルルッ♡♡♡♡
さっきよりさらに濃いのが出た気がする。
兄ちゃんに甘やかされながらのえっちが1番きもちーな………
ほわほわした頭でそんなことを考えてると兄ちゃんが言った。
「りんど〜そろそろ本気出していい?♡」
え?なに言って………
ドチュンッッッッッッッ♡♡♡♡♡♡♡♡
「ンあ゙゙ッッッッッッ!?!?!?♡♡♡♡♡♡」
さっきのとは比べものにならないくらいの衝撃が俺の腹に突っ込んできた。
ドチュンッ♡♡ドチュンッ♡♡ドチュンッ♡♡
「ぁ゙あ゙ッッッ♡♡♡ンア゙アア゙゙ッッッ♡♡♡♡アゥッッッ♡♡♡♡♡」
声が枯れ果てても、その衝撃は無理やり息をはかせる。
ふと見ると、さっきまでの愛しむような兄ちゃんの表情はいっぺんして、悪魔の微笑みになっている。
「あ〜〜♡♡♡♡りんどー可愛い♡♡♡もっと声出そうね〜??♡♡♡♡」
「やらッッッッ♡♡むッッりぃッッ♡♡♡にいちゃッ♡♡ゆるひてッッッくださッッッ♡♡♡♡ぁ゙あ゙ッッ♡♡」
俺の兄ちゃんは目がないのか耳がないのか。
泣き叫ぶ弟を無視し、ひたすら腰を振りまくる。
ドチュンッッ♡♡♡ドチュンッッ♡♡ドチュンッ♡♡
「ぁ゙ッッ♡♡♡♡はげしッッッ♡♡♡♡あ゙ぁ゙゙ ぁ゙ッッ♡♡♡♡ン゙゙ン゙ン゙ッッッッ♡♡♡♡♡♡」
俺の喘ぎ声、肌を打ちつける音が部屋一面に響く。
意識が朦朧としてきた俺を見抜いたのか、兄ちゃんがいきなり首に顔を近づけた。
ガブッッッ♡♡♡
「いたッッッ!?!?♡♡♡」
噛まれた!?!?
兄ちゃんは俺の首やら腕やらを噛み始めた。
「ぁ゙ッッッ♡いたッッッ♡♡♡やめッッッッ♡♡♡♡ンあ゙ぁ゙゙ あ゙ッッッ♡♡♡♡♡」
痛みでさっきより意識が戻ってくると、感覚もさっきより敏感になる。
「ン゙あ゙ッッッアッッアッッあ゙゙ぁ゙あ゙ッッッ♡♡♡♡」
俺の体はとっくに限界だ。だらっとした体を兄ちゃんが好きなように動かしているだけ。
「ッッッ♡りんどうッッ♡」
ビュルルルルルルルルルルルルルッッ♡♡
兄ちゃんが俺の腰に力を込めたと思ったら腹の中にあったかいものが流れ込んできた。
兄ちゃんの静子は量がえぐい。
腹の中がいっぱいになるまで出し、兄ちゃんがチ○コが抜くと、零れそうな液体を指でグチュッと無理やり押し込む。
「こぼすなよ?♡俺の温度を感じながら寝ろ♡」
そう言って俺の頭をポンポンと優しくたたき、俺は兄ちゃんの言われた通り、暗闇の中へ落ちていった。
「ンッッ………ッッ………???」
………なんだ?口に違和感………
目をあけると、そこには俺の大好きなキレイな顔がドアップにある。
「ンンンン!?!?!?!?ちょっと兄ちゃん!?!?!?!?」
びっくりしすぎて寝ていた体を起こす。
俺に覆いかぶさっていた兄ちゃんと激突…………..とはならず、素早く避けて舌をペロっと出す。
「えへ♡竜胆可愛すぎて♡」
「えっ/////」
いきなり兄ちゃんからの可愛いに思わず顔が赤くなるのを感じる。
そのまま2人は顔を近づけていって、唇が重なる………直前に
「おいブラコン兄弟!!!!!!!!!!仕事放ったらかしてなぁにイチャついてんだゴラァァァ!!!!!!!」
ブチ切れの三途がドアを蹴っ飛ばして入ってきた。
「邪魔してんじゃねーよヤク中♡」
「上等だゴラァァァ!!!!!!!!!!働けぇ!!!!!!!!!!」
いつも通り兄ちゃんと三途の殺し合いが始まる。
なーんか平和だなーって眺めてたら両腕に痛みが走った。
「ん?」
見るとそこには噛み跡だらけ!!
「おい三途!!」
全然平和じゃなかった俺の腕は、見事に三途の顔面にヒットしたのであった。
俺の八つ当たりは次の日、商談がある三途の顔になにしてんだと、ココにキレられた。
コメント
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やっば、好きすぎてフォロー失礼しますっ!
ありがとうございます!!!!!!!!!!😭 めっちゃ嬉しいです!!!!!!!!!!😭