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「食べるものはどうしてるんですか?」

ゆらさんに聞いてみる。

「運ばれてくるよ〜あっちなみに広場(?)的な場所があっちにあるよ〜」

ゆらさんはそう言ってトイレよりもっと奥の方を指さす。

「なぜ檻の外にいる人が私たち以外いないんですか?」

「夜になったら鍵を閉められちゃうからね〜でもわ

たしは他の奴らと違って鍵が閉まるギリギリの時間が分かるからね〜。心配することは無いよ。」

「……もう帰りませんか」


私がそう言った瞬間。階段から足音が聞こえてきた。確実に近づいてきている。その音が私には何故かとても恐ろしく感じた。なのにゆらさんは平然としている。

「私、帰りたいです」

焦った。怖かった。逃げ出したかった。それでも精一杯ゆらさんに言う。でも、ゆらさんは返事をしない。

階段を見た。黒いものが出てきた。

突然、ゆらさんが走り出した。檻に向かって。少し遅れて私も全速力で走った。黒いヤツが追いかけてくる気配がした。ゆらさんが檻に着いた。

その時。ゆらさんは中に入って扉を閉め始めた。

(やばい!)

私はゆらさんが扉を閉める前に強引に開け檻の中に入り扉を急いで閉めた。


ガッシャーン!!

黒いのが扉に張り付いていた。全身真っ黒の単眼。気味が悪かった。身長はおそらく2.5mぐらい。胴体は異常に細い。



どうやら私は檻に入って安心しきっていたらしい。


黒いヤツの体がいきなり柔らかくなって檻の中に顔がにゅっと入ってきた。











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