テラーノベル
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ゆめ🫧
42
#ご本人様には関係ありません
りほ
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プロローグ 仮面
――夜だった。
四角い月が、夜の草原を淡く照らしていた。
風はない。
遠くで、ゾンビの呻き声が途切れ途切れに聞こえてくる。
風船がひとつ。
ふわふわと揺れていた。
それを割ろうとする者は、誰もいなかった。
…手には、血濡れたナイフ。
静かに立っている。仮面
切っ先の向こうには、座り込んだまま動けない男の子がいる。
「なんで……なんでこんなことしたんだよ……」
声が震えていた。
声はナイフを持つ者に向けられていた。
けれど、すぐには答えなかった。
ナイフの先が、ほんのわずかに揺れる。
「……なんでだろうね」
「だって俺たち……仲間だったじゃん……」
「そう、だね」
困ったように笑った。
「仲間だよ。今も」
「だったらなんで……!」
叫びかけた男の子の口を、片手で塞いだ。
「んっ……!!」
もがく男の子の背後で、真っ赤な風船がひとつ、ゆっくりと夜空へ昇っていく。
誰にも割られないまま、小さくなっていった。
「……ごめんね、みんな」
男の子の瞳から、光が少しずつ引いていく。
意識が、遠のいていく。
その顔を見つめたまま、囁いた。
「大好きだよ」
返事はなかった。
仮面を片手でゆっくり外した。
ここまで読んでくださりありがとうございます!
新小説『殺人ピエロはすぐそこに』です。
こちらの作品は本家様の『ピエロがいるサバイバル』をテーマにして作成しております。
本家様の作品と同じところもあればオリジナリティを加えているところもありますが、ほとんど本家様とおなじような感じです。
この作品はグロ表現、カップリングを含みます。
(じゃぱたつ、のあえと、なおゆあ、ゆあるな、ゆあうり、ヒロうり、もふどぬです)
次回も読んでくださったら嬉しいです!
次回 第2話 すぐそこに ♡300↑
コメント
1件
うわあ…もう冒頭から引き込まれちゃった😢 四角い月、風船、血濡れたナイフ…その絵面だけで静かに怖い。でも一番心に残ったのは、“大好きだよ”って囁いたあとの無音。返事がない、って描写がすごく重くて切なかった。 たった1話なのに、なんでこんなことになったのか続きが気になって仕方ない〜! ゆきさんの世界観、ちゃんと受け取ったよ🥀次話も絶対読む!