続きです!!
ではスタート!
⚠️太中⚠️
bl注意
不穏
あれから数日がたった、そして、太宰が死ぬ前日になった、その日俺達は何時ものように太宰と一緒に登校していた、そしたら太宰が急に奇妙な事を言ってきた
太宰『中也、』
中也『どうした?』
太宰『僕ね、中也に今まで沢山救われてきたんだよね』
中也『…..そう….か….』
太宰『だからね、次は僕が中也を救いたいんだ』
中也『つまり…..?どういう…ことだ….!?』
太宰が無理矢理俺の鞄からあの天使から貰ったナイフを取りだし、俺の手にそれを渡した
俺は一瞬何が起こったのか、分からず反射的にナイフを握った、その途端、太宰は俺の腕を掴み、そのまま太宰の腹まで持っていった、
グサッと、嫌な音が出た、俺が握っているナイフが太宰を貫いていた
そして太宰は地面に倒れた、息が荒くなり、状況が分からないまま俺は地面に倒れてる太宰を抱きしめた
太宰『ちゅ….や….』
太宰は俺の名前を囁き、俺の頬に手をやった
太宰『お疲れ様……』
中也『だざッ….な、んで….』
太宰『僕の我儘に付き合って貰った…..』
太宰『ほんの….お礼だよ…..』
中也『嫌だ、いかないでくれ、….』
目から涙が零れ落ちる
中也『やだ、太宰、やだッッッ、』
太宰『中也……』
太宰は俺を抱き寄せた、そして俺の耳元で
太宰『愛してるよ….中也…..』
そう言った後太宰は重力に従って地面に倒れた
思考が停止した、時間が止まったような感覚になった、
そして俺はまた意識を失った
目を開けた時、青空があった、そして、横から太宰の声が聞こえた
俺は飛び起きて太宰を探した、すぐ隣に座って少女と喋ってる太宰の姿があった、俺は太宰に抱きついた、いつまで経ってもこの事には慣れない、つい泣いてしまう、すると太宰は今までとは違う、心配や、謎めいた表情ではなく優しい笑顔を向けて俺に喋りかけた
太宰『お帰り….中也……』
そして太宰は俺の頭を優しく撫でた
中也『太宰っ太宰!!本当に、太宰なんだな….?』
太宰『勿論だよ、中也』
中也『うぁっう….』
俺は気が抜けたせいか泣きながら太宰に全てをぶちまけた
中也『太宰、俺、太宰の事刺しちまったよ、最低だよな、痛かったよな…ごめんな….ごめんな…..っ』
中也『太宰、、お前が死ぬ度に苦しくてたまらなかった、太宰が死んだ後に毎回生きた太宰と会う度に泣いて、また幸福感です胸がいっぱいになって、もう嫌だ….』
中也『もう、俺を置いていかないでくれ…..何処にも行かないでくれ』
俺は太宰に縋り付くようにそう言った
太宰『ごめんね、中也….』
太宰『もうどこにも行かないよ、』
中也『本当か….?』
俺は顔を上げて太宰の顔を見てそう言った、
すると太宰の顔が近づいてきて、唇に柔らかい感触がした、その瞬間、俺は混乱した、だがすぐに俺は太宰にキスされてる事を理解し顔を赤くした
中也『だざっ…!?///』
太宰『中也….愛してるよ、』
中也『……へぁ…..?///』
俺はつい腑抜けた声を出してしまった、顔が熱い、心臓がうるさい、息が荒い、どうしてしまったのだろうか…..?
そして太宰の言葉、【愛してる】?
中也『な、は….?』
太宰『中也、これからはずっと一緒だよ、辛い思いして悪かったね…私の我儘に付き合ってもらって….』
中也『いいんだ….こうやって太宰が居なくならないだけで、嬉しい….』
太宰『ふふっ♡』
少女『感動の再会は終わったか?』
中也『!!』
中也『おまっ!』
俺はこの少女だけは許せない、俺の手で太宰を殺させたんだぞ?許せるわけないだろ、だからつい俺は怒りに任せて少女に飛びかかった、だが、太宰が止めてきた
太宰『だーめ、!落ち着いて、』
そう言い太宰は俺の頭を撫でた
俺は不機嫌そうに適当に返事をした
少女『敵対心が見え見えじゃの』
太宰『あはは….』
少女『まぁお前ら的にはそっちの方がいいか』
太宰『よく分かってるじゃないですか』
少女『では、天国で幸せにな、』
太宰『はい、ありがとうございました』
少女『またな、お前達の幸せは儂が保証する』
そう言うと少女の体が溶けていった
中也『は!?』
少女『そう…..いえば….言っていなかったな、天使は…役目を終えると….消えて亡くなってしまうのだよ…..』
と言いながらどんどん溶けていく少女
そして完全に少女は溶けた、
中也『…..急展開過ぎるだろ』
太宰『ありゃりゃ』
太宰『さ、行こう中也』
中也『何処にだ?』
太宰『天使さんが言ってただろう?』
太宰『ここは死と正の狭間、だから今から行くのは….あそこしかない!!』
太宰はキラキラした目で
太宰『三途の川!!』
と言った
中也『なるほど….』
なんで此奴こんな楽しそうなんだ?
太宰『三途の川は綺麗らしいよ!本で見た!』
どんな本だよ、と思ったが少し楽しみだと思ってしまった
太宰は俺の手を握り、三途の川まで全力疾走しだした
そして俺が太宰の足の速さに必死に合わせていたらすぐに着いた
太宰『ここだと思うよ!中也!』
そこには確かに川があった、花や花びらが川に浮いていて、夜みたいに暗いが、橋の終わりと始めに松明があり、光がともっていてとても綺麗だ
太宰『わぁぁ、綺麗だね….!』
中也『だな….』
太宰『ほら行こ』
この橋を渡ったら本当に死んだ、という事となる、なんだか、急に怖くなってしまったもし太宰の事を忘れたら….?どうしよう、そんなことを考えていたら太宰が俺に声をかけてきた
太宰『大丈夫、僕はもう、中也から離れないよ、』
中也『太宰….』
その言葉に安心して俺達は一緒に三途の川を渡り、死人への道を辿ったのだった
これにてこの物語は終了です!!
ここまで見ていただきありがとうございました!!
では、また別の物語で!!
ではさようなら〜!!
コメント
27件
何ていうか、、、複雑だなぁ、、二人が幸せならそれで良いけど私は二人には生きていてほしかったな、、、
号泣でした~~~~ ハッピーエンドで、とっても面白いかったです。 神作を作ってくださいありがとうございます! ヨミさんに感謝です🙇🙇🙇🙇🙇
妹とお風呂入りながら見てたんですけど泣いちゃいましたよ…私は鼻息がえぐいらしいです🥺 中也、頑張ったね"ぇ"ぇ“ぇ" 太宰さんも良かったね"ぇ“ぇ“ぇ“ 中也と太宰さんの幸せは私の幸せでもあります 最終回も最&高でした✌︎('ω')✌︎