意味が分からないんだけど!?
とりあえず、胃の中の物が全て
逆流しそうになりながら、
辿々しく壇上まで向かう
壇上に登った時、一瞬
テヒョンくんと目が合った
、、、私の方からすぐに
逸らしちゃったけど…
理事長『今年度は、ローズ1名を
含むエクセレント4名
体制となります。』
足はガクガク、手はブルブル
ライトが眩しくて、座ってる
生徒達の顔はよく見えなかったのが
一つの救いだった
司会の先生『続いて、毎年度の
エクセレントより、ネクタイの
交換儀式を行います。』
どんどんことは進み、
私は置いていかれてるだけ
壇上でキョロキョロ不動不審な
動きをしているのは私だけ
私の前にはとっても綺麗な
女の先輩が立ち、
銀色のリボンを渡してきた
え、?
先輩『自分のネクタイを外すのよ』
先輩はクスッと笑うと、
私の首元に銀色の
ネクタイをつけてくれた
テヒョンくん達も、
青いネクタイから銀色の
ネクタイに変わってる
司会の先生『これで、無事に
引き継ぎ式を終わります。』
私の隣でマイクを持つ
学園長が笑顔で行った
学園長『今年度のエクセレント
4名に、盛大な拍手を!!!』
ーーもう、意識が遠のきそうだった
スア『一体どうゆうこと?』
スア『どうして私が、、』
スア『ローズじゃないのよッッ!』
教室に入って聞こえてきたのは、
スアさんの叫び声
それまで我慢していたのか、
スアさんの口から一気に
感情が溢れ出す
綺麗に巻いた髪は、
乱れてグチャグチャ
周りの女子達は、
オロオロしてる
私はいたたまれない気持ちで、
背中を丸めながら自分の席に向かい
席に座ろうとすると、、
スア『○○さんって言ったかしら』
スア『貴方がローズって
どういうこと?』
それを阻止したのは、スアさん
私の前で仁王立ちする
○○『えっと、、、』
そう言われても、私が分かってない
からどうしようもない
女生徒1『ねぇ貴方編入生でしょ?』
女生徒1『どうして編入生が
いきなりローズになるの?』
女生徒2『そうよ』
女生徒2『今年のローズは
スアで決まりだったはずなのに』
周りの女子達にも、
一気に攻められ、私はオロオロ
他のクラスメイト達も、
不審そうな目を向けてくる
スアさんの怒りにこもった目には
涙まで浮かんでくる
どうしようッ
○○『ッッ、、、』
グク『ほらほら何やってんだよ〜』
そこへ現れたのは、グクくん
凍りついた教室に、光が差し込む
女生徒1『グクくん!』
女生徒1『ローズが編入生って
どういうこと』
女生徒2『ねぇ何でローズが
スアじゃないの』
一気に集まる女子達を、
まぁまぁと手で宥めるようにして
グク『毎年、ローズの選出には、
公平性が欠けていると言われ
続けていたみたいなんだ』
グクくんが話し出すと、
みんな耳を傾ける
グク『先生に過度な贈り物をしたり
中には金銭授受もあるとか、、』
「え〜」、とから、「うそ〜、」
なんて声が上がる
グク『まぁ、、今年の2年生で、
そんな事する子いないだろうけど』
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