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♪~~
『あぁ、ロミオ、ロミオ!』
目の前にいるジュリエットがこちらに語りかけて来る。
『どうしてあなたはロミオなの?』
地位による許されない恋。それをしてしまった彼女はどのような気持ちだったのだろう。
『父を捨て、名前を拒んで。それが無理なら私を愛すると誓って。』は
__その恋は何を捨てでもどうやっても諦められなかったものだった。
よく聞く言葉だが、オレにはよく意味が分からなかった。
☆。~~
「なーつかさー」
「なんだ?」
「なんか文化祭増えるらしい」
こいつ(田中)はよく嘘をつくからな。きっと今回も嘘だろう・・・と思って、
田中に疑いの眼差しを向ける。
「本だって、文化祭もう一回やるってよ 」
「なんで?」
「諸事情で研修が行けなくなったから仕方なく・・・だって」
そう肩をすくめているが、おいお前研修委員だろ。しかも生徒会長だろ。
『仕方なく・・・だって』じゃないんだ。
お前が学校を背負っていることを理解していないのか、田中。
「じゃあいつやるんだ?文化祭は」
「今からね、えっと~~二ヶ月後くらい?」
「意外と近いな」
「まあしゃあなしよ」
「はいはい」
「でも内容考えておいてくれよ?結構考えんの難しいんだよ」
この前(一回目)の文化祭では劇をしたが、流石にもう一回はないか。
そうだな、少し内容について考えておいてやるか。
☆。~~
《セカイにて》
「えーっ!?司くんたち文化祭もう一個増えるの!?」
「そうだぞ」
「いいなぁ・・・楽しそう!!」
「ちなみに二ヶ月後らしいけど、えむ来ない?」
「行きたい行きたい~!!!」
「ワタシモワタシモ~!!!」
「ボクもイキタイ~!!!」
・・・どうやら文化祭は騒がしくなりそうだ。
☆。~~
《教室にて》
「それじゃあ文化祭の話し合い始めます。 案がある人いる?」
\はい/ \はい/ \はい/
「なんか元気いいな・・・?じゃあ~山田から順番で」
「えっとね、展覧会とかどうかなぁ?」
「ふんふん?」
~~~
皆が気合入れて考えたからか黒板がぎちぎちに文字で埋まっていた。
展覧会やら、劇やら。
気合入れたといっても多分田中の人柄も一役買ってるのだろう。
「いろいろ出たから最後に多数決にするぞ!恨みっこなしな~」
\は~い/
~~~
「え、皆マジで・・・?ちょ・・・え・・・?」
\やったぜぇー!!!/ \衣装頑張るね~!!!/
絶句する田中と喜ぶクラス全員。
すごい光景だと思いつつ彼が見つめている黒板を見る。
多数決結果:メイドカフェ(男女両方)
「恨みっこなしっていったけどさ、ちょっとあれじゃない?」
\メイド服やったぁ~!!!!!/
「なんなんだこいつら。 しゃーねーな」
★~~
《教室にて 類Side》
「文化祭の内容決めます、皆さん案はありますか?」
\はい/ \はい/
「じゃあ伊藤さんから」
「俺は、普段の授業再現とかどうかな?って思う」
~~~
「う~ん」
クラスメイトのほぼ全員が案を出したおかげでバラエティー豊富になったが、
しっくりくる案がないらしい。
それはみんなが思っているらしく、頭を傾げて考えている人が多かった。
「なんか・・・もう少し良くなる気がするんだ。いい案ないかな?」
・・・。
「じゃあ、5分だけ取るので、周りの人と話してください」
\は~い/
「なぁ、伊藤と神代。どう思う?」
「俺は自分の意見を通したいかな」
「授業の再現ってやつか?でも、それはキャストが多くなりそうじゃないか?」
「いや、音だけでいいなら録音すればいいんじゃないかい?」
「自分が思うになんだけど、メイドカフェとかどうかな?」
「却下」
「まだ説明も弁明もなにも言ってないだろうが!!!」
「加藤は信用できないっていってた」
「誰がだ!!」
「ん~全員?」
「ゲーム欲しい子供みたいなこと言いやがって!」
銃弾のような会話が終わった後、ふぅーっと二人が息をつく。
「まあまあそれは置いといて神代はどう思うよ?」
「僕かい?僕は・・・」
ふっと司くんが思い浮かんだ。
・・・成功して喜んでいる顔。
・・・僕の演出を聞いて驚く顔。
「・・・ショー・・・かな」
「そうだこいつショー大好き野郎だった」
~~~
「案あったら言って」
「あ、私案があって、案に付け足す形になるんだけど・・・!」
~~~
「じゃあ多数決かな。みんな顔伏せて 」
~~~
「・・・。じゃあこれで決定かな?」
多数決結果:授業の再現(生徒は録音)
「人は・・・先生だけかな?じゃあ時間制で回そうか」
\は~~い!!/
ーーー