ラブラブエッチを経てのラストです。
キスはだんだんと激しさを増し、お互いに息があがってきた。
涼ちゃんの腰を撫でるとビクッと反応してモゾモゾと動ききだすが俺は気づかないフリをしてお尻や腰回りだけをじっくりと撫で回す。
「もう!焦らさないでよ!」
我慢しきれなくなった涼ちゃんが唇を離して抗議してくる。
「涼ちゃん、どうしてほしいの?」
熱に浮かされて潤んだ瞳で軽く睨みつけてくる涼ちゃんにいじわるしたくてたまらなくなる。
「ねえ、涼ちゃん?」
甘く耳元で囁き首元を舐めると、我慢しきれなかったのか顔を真っ赤にした涼ちゃんが自身を俺に押し当ててきた。
「…触って」
涼ちゃんのズボンの中に手を突っ込んで下着越しに撫で上げる。
「あっ、あっ…」
「涼ちゃんすごい、もうこんなになってるよ」
涼ちゃんのモノはすでに完全に立ち上がり下着にシミを作っていた。
「んっ…、だって、久しぶり…なんだもん」
はあはあと整わない声で必死に耐えている姿にゾクゾクする。
「もっと、直接、触ってよぉ…」
焦れて俺の手に擦り付けてくるのがたまらない。
「涼ちゃんのエッチ」
そう言って涼ちゃんをしっかり握りしめて勢いよく擦り上げる。
「あっ、あっ、いっちゃう!」
涼ちゃんが一際大きな声で鳴いて背をそらせながら達した。俺はいってしまった快感に力の抜けている涼ちゃんの後ろにローションをまとわせた指を持っていき、ゆっくりと挿入する。
少しの抵抗だけで俺の指を受け入れる涼ちゃんにたまらなく興奮する。
「あん、そこ…いい、もっと、もっと…」
素直に快感に酔った涼ちゃんがこちらを見つめる。
「涼ちゃん、気持ちいい?」
「うん。気持ち、いい」
そんな涼ちゃんに俺の興奮もどんどん高まっていく。
「ねぇ、元貴は?元貴も一緒に…」
そうとろりとした顔でねだってくる涼ちゃんに、脳に直接刺激を受けたような気がした。
「くっ、もうどうなっても知らないからね」
我慢できなくなった俺は一気に奥まで突き上げる。
一際高い声があがるのを聞きながら、理性も何もかも吹っ飛んで涼ちゃんを攻め続けた…。
俺と涼ちゃんはことが済んで2人でベッドの上で引っ付きながらイチャイチャしていた。
ちょっと疲れたような涼ちゃんに少し反省する。久しぶりだったのでかなりがっついてしまった。
…でも涼ちゃんもすごかったもんね。
とてもとても幸せな時間。
「ねぇ、涼ちゃん。俺、絶対にバンド成功させて涼ちゃんを幸せにするから…」
自分にも言い聞かせるようにもう一度涼ちゃんに誓う。
「何それ、プロポーズみたい」
涼ちゃんがからかってくる。
「そうだよ。プロポーズだよ。絶対に幸せにするからずっと一緒にいてね」
そう言った俺に涼ちゃんは、う〜んと眉をひそめる。
「…ちょっと違うかな?」
そう言うと涼ちゃんの手が俺の頬に添えられ、ゆっくりと顔が近づいてきた。
涼ちゃんからのキスはとっても優しくて甘くて俺はうっとりと目を閉じる。最後に軽く俺の唇を噛みながら離れていくのに合わせてそっと目を開いた俺の耳元に甘い囁きが聞こえた。
「…元貴。『一緒に幸せになろう』だよ」
そう微笑みかける涼ちゃんが目に入った瞬間、一気に顔が熱くなるのがわかった。
涼ちゃんはそんな俺を見てクスクスとおかしそうに笑っている。
いつもおバカで天然なくせに急にこんな事するなんて…。
俺が涼ちゃんに勝てる日は一生こないんじゃないかと本気で思ったのだった。
終了しました。ずっと必死なもっくんと一枚上手な涼ちゃん。
なんかこんなほのぼのも幸せなんじゃないかなぁと思って作ってみました。
今度は短編で一休みするか、また違う長編にしようかなぁと思ってますので、よろしければそちらもチェックしてやってください。
コメント
7件
幸せなお話、ありがとうございました🥹♥️ 次のお話も楽しみにしています! いつもありがとうございます💕
幸せ空間過ぎて、こっちも幸せもらいました〜
涼ちゃんの「一緒にしあわせになる」がもう大人すぎて(т-т)感動やばい これからの作品も楽しみに待ってます(*^^*)