俺にはかつて、仲良しの親友がいた。いつも一緒に遊んで、一緒に帰って、家に泊まったり
泣きじゃくったり、喧嘩をした日だってある。あの時は幸せだった。
俺たちはいつまでも続くと思っていた。そう…永遠に_。
ー本編ー
俺の名前は、シヴァ。その辺にいるごく普通の中学生だ。
今日は学校が振替休日で休みなので、親友のじゃぱぱの家に遊びに行く。
じゃぱぱの家は何回も行っているので、俺は第2の家と名付けている。
じゃぱぱの親は、俺が本当の息子のように接してくれたり、ご飯も振舞ってくれるんだ!
きっと、じゃぱぱも同じことを思っているだろうな。
あ、ついたついた〜。今日は何して遊ぼうかな?
ピーンポーン
「はーい」
「シヴァでーす!遊びに来ました〜!」
「あ!シヴァくん!ちょっと待っててね〜」
プツッ
今日は、お母さんが出てきてくれた。いつも出てくれる人がバラバラなので俺は1人で
今日は誰が出てきてくれるでしょうクイズをしている。俺は、お父さんと予想していた。
外れちゃったや………。
「シヴァくん、いらっしゃい」
「お邪魔しまーす!」
ちゃんと靴を揃えて、リビングへ向かう。
ガチャ
「お!来た!」
「お邪魔しまーす!」
「ゆっくりしていけよ」
俺は、じゃぱぱに腕を引っ張られ階段を登り、じゃぱぱの部屋に行く。これが当たり前になっている。
相変わらず、ものはベッドの下に入れて部屋をきれいにしている。
その中には、エ◯本も混じってる。これはお父さんもグルです。
じゃぱぱは、下に行ってお菓子とジュースを取りに行った。その間、俺はゲームの準備。
準備が早く終えると、スマホを出して次の遊ぶ場所を調べる。
「おまたせ〜」
「おー今日めっちゃあんじゃん!」
「サービスらしいw」
「いや〜最高だね〜?」
俺たちの笑い声が部屋に響く。まず最初に俺たちは、お菓子を食べながら雑談する。
これが、ルールになりかけてる。(てかなってる)
恋バナとか、昨日の出来事とか、お互いのクラスで合ったこととかを話す。
俺たちは、昔お互いの彼女に心を惹かれて、彼女もお互いの彼氏に心を惹かれて
お互いの、彼女彼氏を交換したことがある。今でも俺たちの定番の話になっている。
「もうそろそろゲームするか!」
「そうだな!」
今日は…マ◯オカートをやることにした。お互いやり込んでいるので、必ずどちらかが一位になる。
時々、これで一位取れなかった人ジュース奢りという、いかにも負けられない罰ゲームを出す時がある。
じゃぱぱ4割シヴァ6割 なので大体俺が勝つ。時々じゃぱぱが勝つ程度。
マ◯オカートに飽きてきた頃に、じゃぱぱはスマ◯ラをぶち込んでくる。
これだから、親友はやめらんねえぜ。
ずっと暴言を吐きながら戦う。中々決着がつかないと思い、俺が油断した隙を見て横スマを決めてくる。
えっと…これで じゃぱぱ:14勝8敗 シヴァ:8勝14敗
うん、めちゃくちゃ負けてる。ゲームが終わったら、また雑談に戻る。
将来のこととか、高校行ったらどうしたいとか、最初は、過去系の話をしていたが
最後は、未来系の話になる。これはいまだに謎だ。
「あ、俺そろそろ帰るわ」
「了解〜」
荷物をまとめて、じゃぱぱと下に向かう。ちゃんとじゃぱぱの親にお礼を言ってから玄関に向かう。
靴を履いて、じゃぱぱの家を出る。扉を開けると、冷たい風が吹いてきた。
今日も少し寒いから、早めに帰るか… いうて、10分程度で着くんですけどね。
いつもより、車通りが少ない。しかも、散歩をしてる人だって少ない。居ないって言ってもおかしくない。
なんか、明日嫌なこと起こりそうだな…なんて俺は思っている。
そんなことを考えていると、あっという間に家に着いた。
ガチャ
「ただいまー」
「おかえりー」
俺は、洗面所に向かって手を洗ってそのまま2階に上がった。
上着を脱いで、ベッドの上で少し休む。寝ない程度に目を瞑る。
少し休んだ後、俺は机に向かって、勢いよく座る。
まず、教科書などを変えてから、勉強をする。もうそろそろ、テストだから予習しないとな。
あれから、何十分経過しただろう。結構勉強して、もうそろそろお風呂に入らなきゃな。
風呂も晩御飯も終えて、部屋に戻る。ベッドの上に座って、しばらくスマホをいじっていると
じゃぱぱから、電話が来た。
「もしもーし!」
「よっす〜」
いつもの、他愛のない会話をする。明日の体育一緒に走ろうなとか、色々話した。
20分ほど経った頃、お互い眠くなったので寝ることにした。
「明日迎えに来てね」
「寝坊すんなよ〜?」
「流石にな?w」
「フラグ立てんなってww」
「wwおやすみ!」
「おやすみ〜!w」
プツッ
部屋の電気を消して、ベッドに横になる。俺はすぐに眠りにつけた。
「あんた!起きなさい!!」
「ん〜…」
「じゃぱぱくん来てるって!!」
「もうそんな時間…!?嘘でしょー!!??」
次の日、俺は案の定寝坊した。急いで歯を磨いて、急いで制服に着替えて、急いで鞄を持って。
俺は寝癖がついたまま、じゃぱぱの待つ外に出た。
「おはよ」
「おはよ〜」
「w寝癖ついてるよw?」
「うぇッ…嘘でしょ…」
いつもの会話をして笑っていた。笑いながら、俺らは周囲を気にせず歩いていると
曲がり角からスピードを出しまくっている車がじゃぱぱを襲った。
一瞬の出来事で何が起きたかわからなかった。一体何が起きたんだ?
俺の隣から突如消えた親友。俺は目を丸くして、心臓ドックドクでその場に立ち止まっていることしかできなかった。知ってる。本当はじゃぱぱの元へ行かなければいけないこと。
でも、足が動かなかった。口も動きもしないし、上半身も動こうとしない。
何をして良いかわからなかった俺は、とても惨めに思えた。
『大丈夫ですか!?』『救急車を誰か!!』『何事だ!!』
近所の人や通りすがりの人がやってきた。数分経った頃、救急車がやってきた。
救急隊員の人たちはじゃぱぱを運んでいく。遠ざかっていく親友。目を開かない親友。
嗚呼、俺は何もできなかった。ただ、その場に立っているだけだった。
やっと、動いたと思ったのは、救急車が行ってみんなも散っていった頃だった。
これで、学校に行けだって…?家にも帰りたくないよ…。でも…自分の部屋が落ち着くからな…。
ガチャ
「あら…どうしたの?」
「…具合悪い」
「熱は?」
「知らない」
俺は、親友が事故に遭った衝撃が強すぎて親に塩対応をとってしまった。
そのまま、自分の部屋に行って、ドアの前でうずくまった。
親友を救えなかったと、あの時動けなかった罪悪感が同時に押し寄せてきて、俺は我慢できなくなった。
頬を何かが伝う感覚がした。 俺は泣いていた。なんであの時気付けなかったんだろう。
なんであの時動かなかったんだろう。俺は、罪悪感のまま泣きづつけた。
俺が泣いて、数十分。親が大急ぎで階段を上がってくる音がした。
「あんた!!じゃぱぱくん、入院するんだって!?」
「なんでああなったんだ!?」
母親と父親の声が聞こえる。今となれば、雑音そのものだ。耳障りで仕方なかった。
何も知らない親が、目の前で親友が事故に遭った俺に問いかけてくる。
ドアノブをガチャガチャやってきたり、ドアを叩いてきたりしてうるさい。
何回も心配の声が上がってくる。「大丈夫?」「何があったの?」優しく言っても今の自分には無理だ。
だって、隣に立ってくれる人がいなくなっちゃったんだもん。
あれから、2日間。じゃぱぱは、やっと目を覚ましたようだった。
2日間、じゃぱぱは、意識不明で眠り続けていた。それを聞いた俺は少し元気が出た気がする。
やっと、じゃぱぱに会える。って思うとホッとした。
いざ、病院に着いて、じゃぱぱの病室を聞いて、じゃぱぱのいる病室は目の前にある。
俺は、取っ手を手に取って、右にスライドさせた。すると、外を見ているじゃぱぱの姿があった。
俺が名前を呼ぼうとした瞬間。じゃぱぱからありえない言葉を吐いた。
「出てって_。」
「…は…?」
俺は理解できなかった。何回かじゃぱぱが入院したことがあるが、俺が病室に入って「出てって」と
言われたのがこれが初めてだから。じゃぱぱの親に話をしようとも「これがじゃぱぱの本音」と言っている
……そっか。
「ごめんね。また一緒に遊ぼうね_。」
これが、最後の会話だった。
2ヶ月が経った。じゃぱぱがやっと退院したみたいだ。俺はやっと元気を取り戻した。
明日が学校だから、学校で会ったら話そうかなっと思っている。
今日は、もう寝ようかな。
朝の7:00。いつもより早めに起きた。ゆっくり準備して学校に向かう。
学校に着いたら、俺はじゃぱぱの下駄箱を確認した。でも、まだ来ていないみたい。
それもそうか。まだ、朝の7:50だもんな。
じゃぱぱはいつも、8:05くらいに家を出ているからまだ来るわけないか。
実は俺も久々に登校する。じゃぱぱの見舞いに行った時に言われた言葉がずっと俺の頭の中にいて
登校する元気も出なくて、ずっと家にいた。
でも、そんなことはどうでもいい。とにかく、じゃぱぱが来るのを教室で待つしかない。
教室に着いて、入ってみるとみんな俺の方に寄ってきて
「じゃぱぱは大丈夫か!?」「無事なの!?」「今日来るの?」「退院したんでしょ?」
と、じゃぱぱのことばかり俺に聞いてくる。俺は、こっちが知りてえよ、と思いながらも
「LINEでも、大丈夫って言ってたからきっとじゃぱぱは無事だよ」
と嘘をついた。実際、LINEすらしてないくせに。あれから一切会ってないくせに。
みんなを黙らせる方法は、『嘘』をつくしかなかった。
俺は、自分の席に座ってずっとじゃぱぱが来るのを待っていた。
ずっと待っていた。でも…
じゃぱぱはまだ、来なかった。朝のホームルームが終わって一限目が始まろうとしているのに。
今日は来ないのか…とガッカリしていると、後ろのドアが勢いよく開いた。
『おはよー!!!』
いつも、俺の隣で言っている声と同じ声量。なぜか胸が締め付けられた。
すると、クラスのみんなは一斉にじゃぱぱの方へ行って、心配していた。
「大丈夫か!?」とか「何があったんだよ!!」とか。
じゃぱぱを心配する声が俺の耳に入ってくる。本当は耳を塞ぎたい。目を瞑りたい。
でも、やっちゃダメな気がした。俺はチラッとじゃぱぱの方を見た。すると、
じゃぱぱとバッチリ目が合った。数秒間見つめ合ったとき、じゃぱぱは目を逸らした。
俺も、つられ目を逸らし違うところを見る。じゃぱぱの目は、どこか引き攣ってるというか。
どこか、大切なものを久々に見るような目をしていた。
朝とか、昼とかはこんな感じだったし。昼一緒に食ってる友達に心配された。
「…なぁ、じゃぱぱとお前なんかあったの?」
「…わかんない」
「いや…わかんないじゃなくて…」
2人はすごく心配そうに声をかけてくれた。でも、俺はどこから話せば良いか。これは話して良いのか
の判断ができなかった。
帰りのホームルーム。さよならをしてみんなが帰っていく。俺は迷わず、じゃぱぱの方へ向かった。
「屋上に来て」
と一言を置いて、俺は先に屋上に行った。今は、優しい風が吹いていた。心地いい風が_。
あれから、数分経った。じゃぱぱは来なかった。でも、俺はずっと空を見上げてじゃぱぱが来るのを
待っていた。すると、後ろの方から扉の開く音が聞こえた。
俺は振り返った。じゃぱぱは下を向いていた。いつも前を閉めている上着を今日はなぜか開いていた。
じゃぱぱが、雑に鞄を投げ捨てる。
「じゃぱぱ…あの時はッ…ごめ…」
「………」
じゃぱぱは、小さい声で何かを言っている。何を言っているかわからず聞き返す。
「え…?」
「ずっと突っ立ってるだけの“役ただず”がッ!!」
「役ただず…」
「ずっと突っ立ってるだけでッ…俺の所にすら来てくれなかった!!」
「だからッ」
「そうだろう…?違わないだろう…?お前は昔から“弱虫”なんだよ…!」
「俺が死んだら、お前はどうする気だよ、どうせ家に引きこもってんだろ?」
「………」
「俺が居なかったら何もできねえじゃんッ!!」
「………」
「なぁ…なんか言ってみろよッ…」
「………じゃぱぱ…」
「なんだよ…」
「お前のために出来ること…全部やるからッ…さぁ…?」
「ッ…」
「どうせ、誰も救えもしない奴が何をするんだよ!!」
「何をするって…」
「ただそこに立ってるだけでなんにも役に立たないお前に何ができる?」
「………」
「………」
「な、なぁ…お前どうした…?前まではこんなことなかったじゃないか…?」
「俺の“親友”のじゃぱぱはそんなんじゃねえよ…」
「ッ…俺はお前の“親友”じゃねえ!!」
「…へ?」
「もう…うんざりだよ…」
「………」
「俺さ…綺麗事を言いたいわけじゃないんだ…」
「は…?」
「たださ…なんでじゃぱぱが怒ってんだろうって…理解できてない自分を殴りたいッ…」
「何綺麗事言ってんだよ…」
「………」
「…俺には、お前が吐く言葉全て綺麗事に聞こえてくるんだよ…」
「もうッ…“親友”やめようぜ…?」
「な…なんでだよッ!!」
「…うるせえよ…」
「……わかった、別に…そっちがいいならいい…けど…」
「お前の隣に立ちたいんだ俺は!!」
「ッ!」
「…俺には、お前が吐く言葉全て『嘘』に聞こえてくるんだよ…」
「何言ってんだよッ…」
「違う…それはお前の本音じゃないんだろ…?」
「……」
「なぁ…?」
「………」
「じゃぱぱッ…」
「…なんでッ…なんで、お前はそんなにしつこいんだよッ…!」
じゃぱぱは、ずっと溜めていたのか次から次へと雫が頬を伝っていく。
それと同時に、じゃぱぱは俺の方に倒れ込んできた。一気に力が抜けた俺とじゃぱぱは、後ろに
倒れ込んだ。じゃぱぱが、俺の胸で泣いている。こんな経験は初めてだ。
俺は、じゃぱぱの泣き声と赤く染まっていく、空をただ見つめていることしかできなかった。
その後、じゃぱぱはこれ以上、俺に心配をかけたくないからあんな塩対応を取ったと聞いた。
じゃぱぱの両親たちもそれを、理解していて、俺にああ言ったのだそうだ。
じゃぱぱを家まで送った次の日、俺たちは学校を休んだ。
理由は分からず、部屋で暇をしていると下から俺を呼ぶ声がする。なんだろうと思い下に行くと
じゃぱぱと、その両親がいた。なぜか、みんな正座をしていて俺は、胸が締め付けられた。
母さんの隣に座ったら、じゃぱぱのお父さんが口を開いてこう言った。
「この度は、息子さんのシヴァくんに大変酷いことをしてしまい、申し訳ございませんでした。」
「申し訳ございませんでした」
と、お父さんとお母さんとじゃぱぱは深く頭を下げていた。
俺は何のことかわからず、ただ自分の激しく動いている心臓の音を聞いていた。
すると、じゃぱぱが俺の方を向いてきてこう言った。
「なぁ…シヴァ…また、俺とバカしてくれるかな…?」
俺は、迷わずこう言った。
「ああ、もちろん。」
そう言ったら、じゃぱぱの口角が少し上がった。次に、両親たちも口角が上がり
「本当にありがとうございます。」ともう一度深く頭を下げた。
でも、俺はそういうことが慣れてなく何をしていいかわからないけど
今回、こんな真面目な空気が少し嫌いということがわかり、俺は「みんなで楽しくしていきましょう」
て言った。すると、母さんも「そうね」と言って
父さんは「時間があったらゆっくりしていきませんか?」とじゃぱぱの両親を誘った。
俺とじゃぱぱが取り残され、じゃぱぱは少し気まずそうに目を逸らしていた。
「…なぁ、じゃぱぱ、いつものあそこ…行こうぜ!!」
「!……そうだな!!」
じゃぱぱと俺はいつもの、あそこに行くことにした。
学校を休んでいるので、3:40くらいには帰ってこいと言われた。
でも、俺らなら時間破っちゃいそうだけどね。
「ついたぞ〜!!」
「どっちが早く倒れるか選手権やろうぜ!!」
「ぜってぇ負けね〜」
いつもの、小学生みたいな脳みそでじゃぱぱと初めて出会った、人手の少ない川に来た。
靴と靴下を脱いで、ズボンは捲って、上着の袖も捲って、準備完了!!
2人で一斉に川に入る。「冷たッ!」と笑い合いながら、足と手を水に慣れさせる。
数分経ったら、水の掛け合いっこ開始!!
前回は、じゃぱぱが勝利!さぁ、今回の勝利はどちらの手にーッ!?
「うわッ!!参りました参りました!!」
「やったー!俺の勝利〜!」
勝利は、シヴァの手にーッ!!!((((うるさくてごめんなさい。
結構遊んで、今は3:00。じゃぱぱと濡れた体を自然乾燥させるため陽の方を向いて話をする。
「てかさ、じゃぱぱと初めて会ったのってここが最初だよね」
「そうだね、」
「あの時のじゃぱぱ、ちょー面白かったわw」
「え?俺どんな感じだったっけ?」
「えっとね…」
ー小学生の時ー
「俺と一緒に踊ってくれませんか…?」
「ん〜…やっぱり違うな…」
「もっと…ん〜?」
俺は、少し寄り道をして、人気の少ない川のところを通って帰っていた。
すると、川の方から声が聞こえてきたから川の方を覗くと、
来月に行われる、学芸会の王子役に選ばれたじゃぱぱがセリフの練習をしていた。
必死に感情を込めて、必死に役になりっきているじゃぱぱを見て俺は、心にブッ刺さった。
なんで、あんなに必死になって練習しているのに、俺は何一つも練習していないんだろうって。
俺は、あいつを放っておけなくて、俺が、指導者役とお姫様役をしてやることにした。
じゃぱぱは、すごく喜んでいるような、驚いているような、どこか俺に憧れているような…みたいな感じ。
「お、俺と一緒に踊ってくれませんか?」
「あーダメダメ、もっと自信持って、まじで女子を誘うような感じで!」
「え〜…じゃあ、一回シヴァくんがやってみてよ〜…」
「え…いや、まぁ…いいけど…」
「………」
「俺と一緒に踊ってくれませんか?」
「あ、ちょ…あの…へ?あ、ちょ…」
「あーやってみてわかったけど、結構恥ずいけど、ちゃんと相手の顔をみて〜…」
「ちょ!ま、待って!ストップ!!!」
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「あの時のじゃぱぱ、すっげー顔赤くなってたなーw」
「いや…あれ以外にドキってするから…」
「wwじゃあ、今やってみる?」
「へ?」
「ほら、俺お姫様役やるから!」
「…wガチで誘ってやるからな〜!?」
「王子…?」
「姫…」
「俺と一緒に踊ってくれませんか?」
「…あ、まってこれッ…結構やばいッ…」
「どうですか〜?お姫様〜?」
「ちょ!マジで耳元やめろって!!!」
「はははwwめっちゃ赤くなってんじゃん!!w」
「マジでッ…てw」
仕返しされたので、いつ倍返しにして返してやろうと思います。
その後は、家に帰って、じゃぱぱたちも家に帰った。少し静かになっちゃったのは悲しいけど。
俺はあいつと、約束したんだ。だから、将来はもう寂しくないから_。
「シヴァー起きろー」
「ん〜…じゃぱぱぁ…」
「なーに、シヴァ?」
「ん…」
「ははwわがままだな〜シヴァはー」
「んッ…」
_ララバイ_
by コーラ🥤🎨❤️
登場人物 YouTube カラフルピーチ ・じゃぱぱ ・シヴァ
この物語はフィクションです。ご本人様とは関係ありません。
コメント
9件
初コメ失礼します!! なんかもう…めっちゃ感動しました。何気ない日常を切り取った感じで、すごい共感できましたわ…。
部活終わってからコーラさんの小説見れてうれしい。あ、あとシヴァさんとじゃっぴ最終的に仲直りしてめちゃくそ安心した。