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鈴虫が鳴き始める今日この頃
私は幼い頃を思い出した。
大切な…思い出…
「しゅうくーん」と私が呼ぶと、
「なぁにー?」と私のもとへ駆け寄ってくる子がいた
その子とはいつも遊んでいた
泣いた日も怒った日もいつも遊んでいる公園のブランコで二人で話してた。
ある日、母に「あの子と遊ぶのはやめなさい」と言われた
なんでやめなさい、なんて言うんだろう
当時の私はそう思っていた。
母は私をあの公園に行かせたくなかったのか色々と理由をつけ病院によく付き添われてた。
そういう魂胆なら私も負けない!と思い、抜け道を探して上手く見つからないように遊んだ。
おばあちゃんに話を合わせてもらった。
最初話したとき母の時のようにおばあちゃんがおろおろしてたし「…まぁ、」という感じだった。
しゅうくんとは気が合うんだ、何も嫌なことしてこないし、楽しいの
しゅうくんと遊んでいくうちに分かったことがある
しゅうくんはブランコを漕ぐのが苦手
ブランコに座ったらいつも座ったままなの
「漕がないの?」と聞いたら「僕は無理なんだ」と言われた
ま、人には苦手なことある!私も算数苦手だし!
ある日、母が公園にやって来た、いつもはまだ働いてる時間なのに…
怒られた
「今日はおばあちゃんとお留守番のはずでしょ?何してたの?」と聞かれた
「しゅうくんと遊んでた!!」と満面の笑みで言う私
そしたら「もうやめなさい!この歳にもなって…またあの病院行くからね!」
と言われた
しゅうくんは母の怒り姿に驚いたのかどこかへ行ってしまった。
あーあ、明日謝らないと。そう思った。
そういえば、しゅうくんに家を聞いたことがあったんだけど母のスマホで検索したらそこは遊園地だった。
なんでデタラメを教えてくるんだろう…と
当時の私は思った。
今、考えてみるとゾッとする話だ