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黈)ねぇねぇ!このパフェ美味しそうやない?
茈)待って!それめっちゃ気になってた!
〃)しかも、店の雰囲気とか可愛いよね〜
黈)瑞ちゃんもそう思わない?
瑞)うん!めっちゃ可愛いw
嘘だ。
茈)ここのパンケーキってカラフルなんだっけ?
〃)1回でいいから食べてみたい!
カラフル…。
どんな色?どんな風に可愛いの?
疑問が積み重なるけど聞いたら変人だ。
だから、相槌を打つ。
怪しまれないように…
生まれつきではないがあることがきっかけで色が見えない。
すべてが灰色で覆われている。
だから、人の好きな物にあまり干渉できない。
先生)席つけ!今日は、少し決めるものがある
クラス)なんですか?
先生)もうすぐ、文化祭だろ?
〃)その準備が今週からでな
文化祭…もうそんな時期か
先生)今日は、グループを作って話し合ってもらおうと思う。
〃)その時は、しっかりリーダーを決めろよ
制作部、実行部、アイディア班等ある。
私は裏方をやりたかったため制作部を希望した。
茈)瑞!何するか決まった?
瑞)あ…ううん、決まってないよ
黈)だったら、一緒に実行部やらない?
茈)私ら、いるし!
瑞)…そうだね、やろう!
本当は一番やりたくなかったものだ。
けど、2人に嫌われたくないし…ね。
瑞)他は誰いるの?
黈)あとは、モブくんと…ッ
名前を言いにくそうにしているのは桃くん。
不良として名高い彼。
噂では、人を殴って暴力的だとか…
桃)リーダーとか決めたの?
モブ)まだ決まってない
茈)瑞とかやらん?
瑞)え?
茈)こういうの得意でしょ?適任なのでは?
やりたくない担当になった上にリーダーまでか…
茈は、誰もやりたがらないから瑞に押しつけたんだろうな
桃)それは押しつけじゃねぇの?
茈)だって〜w
瑞)大丈夫だよ、私頑張るからニコ
そう。
私が拒否しちゃうと嫌われちゃうから…
桃)…。
放課後。
新しく勤めるバイトを行っている。
店員)瑞ちゃんって、飲食バイト経験ありだよね?
瑞)はい、1ヶ月程度ですけど…
前にやってはいたが灰色に見えるようになってからバイトには関わらないようにしていた。
けど、少し惹かれたのもあり応募して受かった。
店員)分からないことがあったらうちか桃に聞いてね。
〃)確か、2人同じクラスだったよね。
瑞)あ、はい!
〃)桃!ちゃんと先輩しなよ〜ニヤニヤ
桃)…。
とても冷たい人、そんな感じが雰囲気から伝わる
けど、纏っている色は赤
纏っている色とは、その人の性格を表している。
赤や橙色は、自分の意見を曲げない人。
自分を持ってる人と言った方が良いだろうか。
あとは、緑。
緑は、優しいとか穏やかな人に多い。
桃くんは、赤。
意外とかなく予想が当たった。
桃)これを作る時は〜
説明がとてもうまい。
すぐにでも覚えられそうだ。
そう思いながらメモをとる。
桃)すげぇな…
瑞)え?
桃)いや、教えたことその場でメモを撮る姿勢が
瑞)1回言われてもすぐに覚えることが苦手で…wすみません、
桃)…そ、
なんやかんやで説明を受け、実践することになる
その中でも久々だったのもあり、失敗が連発
瑞)すみません!
定員)大丈夫だってw、誰にだってミスはあるんだから
と、言ってはいるけど迷惑かけたかな…。
桃)おい、そこ邪魔
瑞)ビクッ)すみまs
桃)それってさ、口癖?
瑞)、へ?
口癖…どういうことだ?
桃くんの顔がキツくなっていく。
赤色を纏っている。
正直、苦手だ。
桃)悪いことしたわけじゃないから良くない?
瑞)気をつけます。すみません…
彼からのため息が聞こえる。
桃)いい人アピール疲れないの?
瑞)、…
『ヘラヘラ笑って、やり過ごすのやめたら?
そういう生き方ってさしんどくならない?』
昔、ある人に言われた言葉だ。
あの後、桃くんに言われたことと平行に何度も頭を過ぎる。
今回のバイトはあまり集中出来なかった。
定員)お疲れ様
瑞)お疲れ様です!ありがとうございました。
バイトが終わった。
19時ということはもう外は暗いのだろう。
赫)瑞ちゃん、おつ〜!
赫さん。バイトが一緒の同い年だ。
高校も一緒らしいが学科が違うため話したことなない。
タイプも違う。
とてもスカートが短く、俗にいうギャルなのだろう。
赫)初日どうだった?
瑞)なれないことが多く、難しかったですかね…w
赫)桃も冷たかったでしょ、あいつそういうとこあるから
瑞)い、いえ!そんな…
赫)でも、瑞ちゃんのこと褒めてたよ
瑞)え…
赫)あいつ言葉選び苦手でさちょっと口悪くなっちゃうんだよねw
瑞)は、はぁ…
赫)そんな凹まなくてもダイジョーブw
〃)なんかあったらあーしに言ってもいいんだからね!それじゃ!バイバイ!!
瑞)ペコッ
嵐みたいな人、だけどいい人だと思う。
そう伝わってくる。
桃)まだ帰ってなかったのか?
瑞)あ、はい!お疲れ様です
桃)…今から帰り?
瑞)はい、
桃)途中まで一緒行こ、赫に頼まれたんだ。
赫さんに…?なんで?
そう思いつつも、駅まで一緒に帰ることになった
歩いてる時はとても静かだった。
けど、桃くんが話し始めた。
桃)…さっきさ、強く言いすぎた。
瑞)そんな…私こそすみません。
桃)謝るのは俺の方…ごめんな
瑞)…
桃くんって謝るんだ…
って何失礼なこと考えてんだ!?
桃)俺とあまり関わらないようにしてただろ
瑞)、!!
桃)噂っていうか出回ってるもんな
瑞)違ッ…
桃)いいよ、別に気にしてないし
噂があるから関わっていたわけではない。
でも、今日で理解した。
あの噂は本当ではない。
そんな気がした。
桃)あと、いつまで敬語なの?同い年じゃん
瑞)いや〜…バイトの先輩?ですし
桃)、wそんなの気にすんのかよ
…笑った。
この人こんな優しく笑うんだ。
いつも通りの信号。
いつもなら青か赤なんて分からない。
けど、
『一瞬だけ青色に見えた』
瑞)え、
桃)ん?どした?
瑞)いや…なんでも
久しぶりに灰色以外の色をみた。
心の動きがあったのかな。
桃)駅着いたな。また明日な、瑞。
瑞)、はい!!明日までにパフェの作り方マスターしてきます!w
桃)おうw
久しぶりにこんな明るく過ごせた。
それに変化も…
別れた後、振り返りもう一度桃くんを見る。
彼に纏っている色は『赤色』、けど少しだけ
『緑色』にも見えた。
──────続