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源 暗 暗 腐
真 澄 × 四 季
⚠四季可哀想かも
「も う 大 丈 夫 だ よ 」
真澄のなんで赤くなってんだと言う言葉に不安を抱え涙を潤ませていた 。
すみませんと謝る声に返事は無い 。少し無言が続くと 、真澄が口を開いた 。 「サボるってテメェに言っちまったしなァ 、とりあえずここから離れんぞ」
着いてこいと指さされ 、素直について行く 。向かってる先は真澄の部屋だった 。
無言がまた続く中 、スタスタと歩く音だけが響く 。話もせずその音だけが聞こえる空間はとても寂しかった 。
「ほら 、入れよ 。俺が部屋に呼んでやったんだからよ…喜べよなクソガキィ」
部屋に入るとそこ座っとけクソガキとベッドに押される 。
その真澄は 、机に向かって座り 、紙束を出し 、何か作業し始めた 。
「…なにしてんの?」
「仕事……書類溜まってんだよ」
「なぁ……俺いる?」
「なんだ帰りてぇのか?」
「そういうんじゃないけど……」
何をするかと思えば 、仕事をし始めた 。サボるかと言って連れ出しておいてだ 。四季は訳分からなくて 、何がしたいのか 、何を考えてるのか分からない相手に秘めていた不安を広げる 。
逃げ出してしまいたい 。そう思ってる時だった 。扉がトントンと2回ノックされた 。
「誰だ?」
「真澄隊長…僕です 。」
「馨か 、なんだァ ?」
「入りますね 。」
扉が開かれ 、馨が部屋に入る 。そして四季を見つけると驚いた顔をして 、すぐニコッと笑った 。
「四季くん!?こんな所にいたの…?」
「馨さん…?」
「四季くんが居なくなったから 、真澄隊長に報告しようかと思ったんだけど 、真澄隊長もどっか行ったと思ったら 、四季くん捕まえてきたんですね…」
馨は2人にバレないように顔をニヤつかせた 。四季の真澄に対する好意を知っているからだ 。
これは……もしかしなくても 、いけるんじゃないか?真澄隊長は嫉妬して四季くんを連れ出したんだし……そう考えて 、次の言葉を放った 。
「真澄隊長 は四季くんのことが大好きですね 。」
「……あ?」
「へ…ッ!?」
真澄は馨を睨みつけ 、季は耳を赤く染めて 驚いた顔をした 。
「だってしょうでしょう ?四季くんが他の隊員と親しげにしてるのを嫉妬したんじゃないですか?」
「……そんなわけねぇだろ 。」
「隊長ってば 、素直じゃないなぁ 。そんなんじゃ四季くんのことは僕が貰っちゃいますけど…」
「意味わかんねぇ 、勝手に貰っとけ…」
四季は馨の「でも」という言葉を遮った 。
「馨さん!もういいよ…」
「四季くん……?」
「真澄隊長の気持ちとか全部分かってるから……もう大丈夫だよ 。」
四季は馨に笑顔を向けた 。でもその笑顔にはいつもの可愛い無邪気さはなく 、寂しい 、悲しい 、そんな気持ちを押し殺したように笑顔を作った 。そんな辛そうな笑顔だ 。
馨は 、まだダメだったかと自分のした行動に深く後悔 した 。顔を伏せて 、逃げるようにこの部屋を出ていく四季を追いかけようとする 。
「行くな 。」
追いかけようとする足を真澄に止められる 。早く追いかけたいのに 、気持ちを僕しか知らない 。だから僕が四季くんと話さなければ行けない 。
1度止めた足を真澄の声を無視して 1歩前へと動かした 。
「行ったっ意味ねぇよによォ……」
真澄は目を閉じて 、下向き加減になると 、一言呟いた 。
「一ノ瀬は俺と付き合ったっていいことねぇよ……」
四季を追いかけて走ってきた馨は 、四季を、追いつくと その腕を掴んだ 。
「かおるさッ……」
自分の名前を呼ぶ声は震えていて 、心なしか 肩もピクピクと震えているように見える 。
泣いているんだ 。馨はそれに気づくと 、後ろから四季を抱きしめた 。
「ごめんね 、四季くん 。」
「馨さんは悪くねぇって 、」
「でも…傷ついたのは僕のせいだよ 、」
「……もう俺無理かな ?」
「あのね 、聞いてほしいんだけど…隊長はほんとに素直になれないんだけなんだ 。」
馨は真澄が四季の事をきっと好きだろうと思っていた 。これでも長く近くにいたから 、真澄の表情や声で感情が分かるようになってきた 。四季と話す時の真澄は他より楽しそうで明るい声をしていた 。
「馨さん……ありがと 、」
「四季くん……」
馨の腕を振りほどいて 、早歩きでこの場を去った 。
自分の部屋に向かう 。堪えていた感情を吐き出したくて 、思いっきり 涙を流してしまいたい 。早く早くと足が進んだ 。
そして部屋に着いた時 、少しドアが開いてるのに気づいた 。誰か入ったのか?と少し警戒気味で部屋に入る 。
「え…?」
「よォ 、一ノ瀬ェ …」
「なんでここに 、」
「テメェ 、おせぇんだよ 。俺がどれだけ待ってたと思ってんだクソガキィ」
真澄は愚痴を垂れながら四季に近づくと 、頭を優しく撫でた 。
四季の目からは大粒の涙が流れていた 。
━━━━━𝙚𝙣𝙙 .
この作品久しぶりに投稿だ~~
こういう系思いつかなすぎて時間かかった、 、
️♡ 💬
▷モチベ⤴
コメント
5件
感動映画 か なんか ですか??
⊂( i ꒳ i )⊃ナケル... てか真澄隊長はもっと自信もってよぉ🥺 そんな自分じゃ四季くんを幸せにできないとか決めつけるなよぉ😭 あと頭撫でるの普通に尊いッ❤️🩹