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第二話
それではどうぞ。
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kn「ん。。。」
今日も憂鬱な朝がはじまった。
kn「。。。下行かなきゃ。。。」
トコトコトコ
リビングに入ろうとした時。
バンッ
と大きな音がした。
「ーーーーーー!!!」
「ーーーーー!!」
ドアに耳を当てて耳を澄ませば聞こえてくる両親の怒鳴り声。
今日もリビングに入らず自室に戻り学校の準備。
コンビニでなに食べよう?
と考えながら準備を進める。
準備が終わって下に行くと
両親の靴はなくて、リビングの机の上に千円札がおいてある。
【今日もこれで朝ごはんを食べて】
優しい口調で書かれてるメモを見ても、何も感じなくて
千円札を手にして家を出る。
kn「いってきます」
なんていっても誰も返してくれない。
今日も今日とて憂鬱な日が始まる。
学校前のコンビニで、おにぎりをつまむ。
味は、まぁ多少はする。でも、美味しいとは言えない。
コンビニの窓に反射している、遅刻ギリギリまでコンビニに居座る自分をみて
kn「今日も。。。か」
嘘の自分でいるんだと、思う。
チャイムが鳴り、遅刻ギリギリで入った俺は、大きい声で
kn「おはようございます!!遅れやした!!」
とにこにこ言う。
それを見て、先生は呆れクラスメイトは笑う。
これが俺にとって一番幸せな瞬間だ。
授業中
先生の話を聞きながらノートをとる。
とはいえ黒板に書いてあるものを写すだけ
キーンコーンカーンコーン
とチャイムが鳴り、日直が口を開く
「起立、礼、着席」
みんなが声に合わせて終わりの挨拶をする。
「ありがとうございました」
俺は、授業で使ったノートを机にしまい、落書きが書いてあるノートを出す。
「よ、シッマ」
と話しかけてきたのは幼馴染の鬱河良大丙だ。
ut「さっきの授業、話聞いてた?w」
kn「雑談しか聞いてねぇw」
また嘘をつく
俺は、問題児を装う。
それくらいしかできないから。。。
ut「このあと屋上でサボろうぜw」
この提案もよくあることで毎回毎回
kn「おう!ええなニコッ」
といって話に乗る。
で、さぼる。
これはいつものルーティンみたいなものだ。
kn「あーでもすまん、今日はちょっとw」
今日は断る。
一週間に一回は断っている。
これもお決まりだ。
ut「ちぇ、じゃ昼は屋上で飯な」
kn「おう」
そう言って廊下で分かれる。
このあと、俺はサボる。
とはいえ合法的に、だけどな
第二話 終