ガタンッ
???「こいつ起きたか?」
???「いーや。全然起きねぇよ笑」
???「悪魔執事の主って大したことないんだな笑」
???「そう言うなよ笑どーせいつも執事達に守られてる嬢ちゃんなんだからよ」
???「あ、そろそろ時間だ。そいつ抱えて移動するぞ」
???「おう」
主(あー、キレそ。なんなんこいつらきっしょいなぁ。ボスキ兄さんが来たらぜってぇ此奴らぶっ○してやる笑)
地下にて
???「おーい嬢ちゃん起きろぉー?」
バシャッ(主に水かける音
主「ぐっ、ゴホッゴホッ!」
???「お目覚めかぁ?悪魔執事の主さんよぉ
主「ヒッ、だ、誰だよ!」
???「悪いが俺たちのことはまだ言えねーよ
???「そうだな。お前はこれから貴族様の玩具にされる、とでも言っておこうか」
それは言えるのか…
主「お、玩具…?」
???「そーそ。お前はこれから貴族のヤローの玩具にされるんだ。命が惜しけりゃお利口さんにしてるんだなぁ?」
主(ビクッ)
???「おいおい、怖がりすぎじゃねぇ?こんなんなのが悪魔執事の主って笑、終わってんだろ」
???「そーゆうなよ笑かわいそーだぜ?」
???「ま、そういうことだ。大人しくしてよぉな?痛いのは嫌だろ?」
主「い、嫌だ…」
???「いい子だなぁ?執事達が迎えに来るなんて期待しない方がいいぜ?」
主「!?」
???「俺らは結構有名な組織でね。そんな場所が掴めるような証拠を残しておくわけないだろ?」
主(皆…)
ボスキ「まだか!?まだ主様の場所掴めないのかよっ!」
フェネス「落ち着いて、ボスキ」
ボスキ「これが落ち着いてられっか!」
あれから執事達は主様が行きそうな場所を手当り次第当たったが、どこも主様の姿は見えず執事達の顔が曇っていくばかり。それと同時に殺気が出てる執事も数人……
そんな時、玄関のチャイムが鳴った。全員少し警戒しながらも、ベリアンが玄関のドアを開けた。
ベリアン「……あなたは?」
??「あ、えと俺、はギルって言います、」
扉の先には、12歳か13歳くらいの少年がいた。
ベリアン「ギルさん、ですね。どうかしましたか?」
ギル「あ、あなた達って悪魔執事、ですよね」
ベリアン「えぇ、そうです」
ギル「…俺、悪魔執事の主様が拐われるの見たんだ、」
ボスキ「…っその話を詳しく話してくれ!」
ベリアンの後ろにいたボスキが目を見開きながら少年の肩を掴む。
ルカス「ボスキ君、気持ちは分かるけど、そんなに強く掴んだら肩が痛むから離してあげてね」
ボスキ「……」
ボスキは下を向きながらスっと肩から手を離した
ハウレス「それではギルさん、中に入って詳しくお願いします」
ギルが屋敷に入った後、執事達に案内されたのは執事全員でも入れる食堂だった。ギルは真ん中の席に座り、執事達はそれを囲うように立っている。ベリアンは紅茶を作りにきキッチンに入っていった。
ルカス「それで?ギルくんは主様が連れ去られた所を見たんだったっけ?」
ギル「は、はい」
ミヤジ「よく主様だと分かったね、」
ギル「あ、それは悪魔執事の主様のことはよく街で見かけてたので、顔は覚えていました」
フェネス「たまに主様の行方が分からなくなるのって一人で街に行ってるからかな…?」
ナック「そうでしょうね、主様は猫のような気まぐれな方でいらっしゃいますから」
ラト「私は知ってましたけどね」
フルーレ「なんでそれを早く言わないんだよっ!」
ラト「…?聞かれなかったので言わなかったのですが…」
はて?と首を傾げるラトにフルーレは額に手を当てて呆れていた
ハウレス「話を戻すが、主様を連れ去った奴の顔は見たのか」
ギル「は、はい。少しだけですが、目元に蜘蛛の刺青が入ってたのは見ました」
ボスキ「連れ去った奴の人数は」
ギル「2人です」
ルカス「君はなんでその場にいたのかな」
ギル「俺、森の少し奥にじいちゃんと住んでて、今日は少し早く起きたから湖の近くで散歩しようと思ったら、悪魔執事の主様が連れ去られたのを見て…」
ハウレス「そこから俺らの所に報告しに来てくれたのか、」
ルカス「ありがとう、君のおかげで情報が集まったからあともう少しで居場所が掴めそうだ」
ベリアン「話も進んだことですし少し休憩を取りましょうか」
キッチンから入れたての紅茶をワゴンに乗せたベリアンが入ってきた
ベリアン「ギルさんもどうぞ」
ベリアンは出来たての紅茶をギルの目の前に置き、他の執事達の分の紅茶もカップに注いだ
ボスキは主のことが心配なのか紅茶には手をつけていなかった。そんな様子のボスキを見かねたハウレスが、
ハウレス「ボスキ、気持ちは分かるがせっかくベリアンさんが紅茶を入れてくださったんだ、少しは休憩を取れ」
ボスキ「……」
いつもは言い返してくるボスキがずっと黙り込んでる、そんな態度にハウレスは少し困惑するがいつもの調子でボスキを怒鳴る
ハウレス「ボスキっ!」
アモン「まぁまぁハウレスさん、落ち着いてくださいっす」
フェネス「アモンの言う通りだよハウレス。今はボスキも頭では処理できない所もあるからね」
ハウレス「……あぁ」
ルカス「じゃあ、一息も着いたしそろそろ主様の所に行こうか」
ハナマル「行こうか、ってルカス先生主様の居場所分かったのか?」
ルカス「うん♪検討はついているよ。ただ、」
ラムリ「ただ?」
ルカス「相手が貴族様かもしれない、ということだね」
ルカスの言葉にその場の空気が凍りついた
ラト「それでは、その貴族諸共壊しに行きましょうか」
フルーレ「っ何言ってるんだよ!ラト!」
ミヤジ「…ラト君、貴族様を殺してしまったら主様が街の人々から今よりもっと悪く言われてしまう」
ミヤジ「私達はどんな風に言われても大丈夫だが、主様だけはそういうのは聞かれて欲しくないんだ、分かってくれるかな?」
ラト「うーん、分かりました。主様には傷ついて欲しくないです」
ミヤジ「ありがとう」
ルカス「それじゃあ貴族様は殺さず、主様を攫った者だけ殺すというのは?♪」
ハウレス「ル、ルカスさんってそういうことも言うんですね」
ベリアン「まぁ、それも良いんじゃないでしょうか」
フェネス(いつも穏やかな2人がこんなことを言うなんて、相当イラついているのかな、)
ルカス「みんな異論は無さそうだし、そろそろ主様を救いに行こうか」
そういうのと同時に執事たちは玄関に向かっていた
ベリアン「ギルさんはここで少々待っていただいてもよろしいでしょうか。主様を救った後に改めてお礼を言わしてください」
ギル「わ、分かりました」
主(あー、そろそろお尻が痛いな)
手もずっと縛られていてイラついてきた。お腹すいたしもう疲れたな、
???「な、なぁ(コソコソ」
???「んだよ」
???「あの主の身体見てみろよ。さっきかけた水で服が透けてやがる(コソコソ」
???「!!………これはこれは笑」
???「あーそうだな。どうせこの後貴族様に襲われんだ。俺らが貴族様に対しての礼儀ってのを教えてやんねぇとなぁ?」
主「!?」
ジリジリとこちらに寄ってくるゴミ共。どうしよう、武器も取り上げられたし、今足が痛くて逃げられそうにない、
ここで黙ってヤられないといけないの!?
こんな生理的に無理男共に!?
そう思うと涙が出てきた
でもそんなこともお構い無しに男達はどんどん寄ってきて、
ビリビリッ
服を破られ、下着が顕になってしまった。
主「っっ!」
???「さぁ、悪魔執事の主サマはどんな風に鳴いてくれるのかな?」
主「助けて、ボスキ兄さ、ん」
怖くて目を瞑ったその時、
ザクッ
???「っぐ、あ”」
男に刺さった刀を抜くと、男は前に倒れた。
???「な、なんでお前がここに居るんだよっ!!」
主は目を開けた、そして目に入ったのは薄暗くてもわかるその青髪でポニーテールをしている私の
主「ボスキ兄さん!!!」 だった
ボスキ「迎えが遅くなってすまなかった主様」
本当にいつもピンチな所で助けてくれる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!