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春の陽気が暖かく感じる朝。
俺、青井らだおは無線に手をかける。
『おはようございま〜す。青井らだお出勤しました〜。』
『おはよー! / おはようございます! 』
今日も今日とで元気な明るい挨拶が返ってくる。
「さーて、いつも通りヘリでパトロール行くかぁ!」
と思い、屋上のヘリポートへ向かうとする。
プルルルルッ
スマホから着信が響いた。
「誰からだろ……。」
そう思い、ポケットからスマホを取り出す。そこには、“ ふらんしすこ ” と出ていた。
「えっ、しすこから!?なんだろ……。」
と思いつつ、内心は、喜びながら通話ボタンを押す。
『もしもし〜?青井らだおのケータイですが。』
『あっ、もしもし?元気だった〜?』
『元気に決まってんだろぉぉぉ!!笑』
『良かった笑。子供達も元気だよ』
『まじ?安心したわ〜!笑。というか大変じゃない?大丈夫?』
彼奴らは問題児で、すぐ怪我をするから迷惑をかけてないか心配になる。
『大丈夫、大丈夫!いつも通りだよ!』
『いやまじでごめん笑。というか急に連絡してきたけどどうしたの?』
『あぁ!そうだったそうだった!』
忘れてた!という感じで話を続ける。
『実はさぁ、今度そっち遊びに行こうかな〜って久しぶりにね。』
『まじ!?』
『うん、マジで!』
『え、やったうれしー!笑。え、ちなみに何時来る予定?』
『ん〜っとね、3日後!笑』
『3日後!?!?急だなおい笑。』
『いや、それについてはマジでごめん。昨日決まったことだった。』
『昨日ぉ!?!?』
驚きの告知に、思わず大きい声を上げてしまった。
『いやうるさっ!?』
『ごめんごめん……。んにしても急だね本当に。』
『皆会いたがってたからね笑』
『そっか。とりあえず了解!待ってるね!』
『待ってて〜!』
ピピッ
『銀行強盗入っちゃった……。ごめんまたね!』
『了解、気をつけて!じゃあまた3日後!』
『うん!』
プッ
と通話を終了する。
俺は、3日後が楽しみだと思いながら、ヘリで銀行強盗の対応に向かった。