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「早くしろ――」
「――っんぐ!」
驚く私をよそに、彼は無理矢理私の口に自身のモノを捩じ込んでくる。
口でしたことは何度かあるけど、こうして無理矢理入れられたのは初めてで、頭を抑えつけられて喉奥まで突かれて、苦しくてもがくけれど止めてはくれない。
逆らえないことは分かっているし、決して嫌というわけじゃない。
いや、普通はこんなことされたら嫌いになりそうだし、嫌だと思うものなのかもしれない。
私には普通という感覚がどういうものなのか、もう分からなくなっているのかもしれない。
「っん、……んぐ、……うっ、」
正直、苦しくて意識が飛びそう。
ここまでモノのように扱われるのは初めてで、戸惑いはあるもののそれが興奮材料になっている気がする。
だって、
私、こんなに無理矢理口内を犯されているのに子宮は疼いていて、膝立ちをさせられている今、太腿を伝って液体が流れていたから。
「――出すぞ」
「――っんんッ」
その言葉と共に口内に熱いモノが放たれて、入れられていたモノは引き抜かれる。
「飲み込め」
そして、顎を持ち上げられて無理矢理飲み込むことを強要された私はそのままそれを飲み込んだ。
「――っごほ、……ごほ、」
ようやく解放されたことで息を吸うことが出来た私は咳き込みつつ呼吸を整える。
「無理矢理咥えさせられて、興奮したか? ここをこんなに濡らして、嫌らしい女だな、本当に」
「――っあん、」
息を整え終えると彼は私の太腿に垂れている液をなぞりながら指で掬い、それを私に見せてきた。
「……っや、……見せないで……」
「こんなことくらいで恥じらう女じゃねぇだろうが、お前は。ま、お前はまだこんなに濡らして期待してるとこ悪いが、ここまでだ。後は一人でしとけよ」
「そ、そんなこと、しません……っ」
「どーだかな」
彼はベッドから立ち上がると、下着や服を拾って脱衣場へ向かって行く。
どうやら彼は出掛けるようだ。
本当、自分勝手な人。
自分さえ満たされればそれでお終い。
私の気持ちも疼いた身体も置いてけぼり。
シャワーの音が聞こえてくると、私は自身の蜜口に指を持ってきて、濡れた秘裂をなぞりながら、ゆっくりナカへ差し入れていく。
自慰行為なんて、馬鹿みたい。
しかも、彼がシャワーを浴びている間に。
彼はきっと、私の行動全てお見透しなんだろう。
私だって本当はこんなことしたくないけど、中途半端にイケないままでは辛くて、ぐちゅぐちゅと厭らしい水音を立てながら、何とか一度イクことが出来た。
こういう行為の後は必ず自己嫌悪に陥る。
されるならまだしも自分一人でするとか、確実に淫乱な証拠だから。
ティッシュを取って後始末をした私は下着と服を身に着けて彼が出て来るのを待つ。
そして、準備を終えた彼が姿を現すと、
「戸締まりはきちんとしとけよ。くれぐれも勝手に外へは出るな。用があるときは伊地知に連絡しろ。いいな?」
「はい、分かってます」
チェストの上に置いてある時計やアクセサリー類を身に着け、煙草に火を点けながら念を押してきたので「はい」と返事を返すと煙を吐き出しながら「行ってくる」と一言残して部屋を出て行く。
彼を追って玄関先まで見送りに来るも、振り返ることなく出て行ってしまう。
それに淋しさを感じつつも、言われた通り戸締まりをしっかり確認した私は部屋へ戻り、乱れたままのベッドへ倒れ込むと、疲れからそのまま意識を手放した。