テラーノベル
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※誤字脱字・年齢操作・nmmn
ご感想お待ちしております。誰のセリフかわからない等、質問はいつでもお答えします。(訂正も加えます。)
大きいお友達 星導ショウ
どうやら今日、小柳くんが東の子たちを連れてきたらしい。
「おじゃましますー」
ドアが開く音が聞こえ、マナの関西弁あいさつが響くと、ライが
「まなっ!」
と大きな声で走ってドアの方へ向かう。
「おぉ~ライ!!身長伸びたな~」
マナはしゃがみ、ライと視線を合わせながら、俺に一礼する。
ライとマナは仲がいいです。二人とも歌を歌うのが好きと言うのもあって馬が合うらしい。
最近はマナにカラオケ連れて行ってもらってさらにライとマナの仲が深まったように見えます。
「おじゃましますー」
イッテツが礼儀正しく入ってくる後に、
「KP~~お邪魔しま~す!」
と、グラスポーズを片手にウェン、
「星導、じゃまするぞー」
後ろからドアを開け、片手をあげ挨拶をするリトが入ってくる。
「はーい、荷物はそこの部屋置いておいて」
荷物を持っていたリトを手招きしながら客室に案内する。
「お、ありがと。おいイッテツ!お前これ重すぎんだろ!…」
いつもよりも明るく、なんだかわくわくする雰囲気になってきました。今日はみんながお泊りをします。
ライもマナに会いたがっていたし、きっとカゲツもゲーム相手増えたほうが嬉しいだろうし、小柳くんが友達連れてきてくれたのが嬉しいので…
「おいロウきゅん!お前暇だろ!!」
カゲツを膝に乗せゲームをしていたウェンが声をかける。
「そーだ!そーだ!せっかくだしゲームやろうよ~~」
後に続いてイッテツが、手招きをしながら声をかける。
「やるぞ!!」
最後にカゲツの大声が響き、小柳くんは痺れを切らしたのか、みんなの方へ向かって行きます。
「………ロウきゅんって呼ぶな。」
小柳くんは目元を抑えながら一言、すると後ろから、
「もう出る言葉なくなってるじゃんww」
小柳くんと一緒に部屋の片づけを済ませたリトが笑いながら来ました。
姿を見せた瞬間ゲーム組に捕まったリトと不機嫌そうに見えても内心はきっと嬉しい小柳君。みんなでゲームをすることになりました。
(ちなみに、ライとマナは洋服を見に出かけに行きました。あんなにルンルンなライ初めて見たので、なんだか嬉しいです。)
「やるぞ!!」
とカゲツが小柳くんに向かって声をかけながらコントローラーを差し出すと、
「…分かったよ」
小柳くんも少し面倒くさそうな態度を見せつつ、コントローラーをカゲツの手から取ります。
でも、カゲツの元気な姿に負けたのか、嬉しそうな顔をしている小柳くん。それを見たカゲツもとても嬉しそうで何よりです。
「んっ!!」
カゲツが満面の笑みコントローラーをみんなに配り、みんなでゲームを始めます。
「星導もやろ~~」
「はーい」
ウェンに声をかけられ、俺もみんなの方に行きます。
「てか、何やんの?」
小柳くんがリトに質問する。
「ロウ、それはカゲツが決めるんだよな。」
カゲツを嬉しそうに見ながらリトが答えると、
「うぁ?なんや宇佐美?」
カゲツは何も分かってない様子でリトに言葉を返す。
「あれ?」
思わぬカゲツの発言に首をかしげるリト。ウェンやイッテツの笑いにつられみんなでゲームを始めた。今日はきっと、カゲツにとって大きな思い出になるでしょう…。
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