TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する


カランカラン…

備え付けた金色のベルが鳴る。

さぁ、不思議なバーを開店しよう。


今宵のお客様がご来店だよ。




???「こ、ここどこっすか…?」

???「大丈夫!私が来たいって言った場所だから!」


とあるセカイの片隅にある街。

昔らしさもありながら、どこか新しい。

そんな不思議な場所の路地裏に、そのバーはある。


???「ここら辺に…あった!ココにきたかったんだよね〜!」

???「バー、クロスワールド…オシャレな雰囲気っすね…」


目立たないようにひっそりと。

しかし存在感のある黒い看板。

そこには【bar crossworld】と記されていた。



???「は、入って大丈夫っすか、?」

???「openになってるし大丈夫!ほら行こ!」


木で出来たドアは別世界の入り口。

さぁ、ごゆるりと。




??「…いらっしゃいませ。バー、クロスワールドへようこそ。」

????「おや、お客様かい?いらっしゃいませ♪」


扉を開けて階段を降りると、1番に目につくのは光るカウンター。

そこの向こうに立つ、黒い仮面と赤い仮面をつけたバーテンダー達。


????「お二人かな?今日は他にお客様がいらっしゃらなくてね。どうかな、カウンター席は。」

??「別に、無理をする必要はない。座りたい席に座ってくれ。」


少し無愛想なのは黒い仮面をつけたバーテンダー。

ボトルのチェックをしながらこちらを見ている。

…あの狼っぽい耳はつけ耳かな…?


????「いいじゃないか!距離を縮めるには大事だと思うよ!」


ニコニコと楽しげなのは赤い仮面をつけたバーテンダー。

手先で器用にトランプを回している。


??「…まぁ、お客様がいいなら構わん。」


???「どうせならカウンター座ろっか!」

???「そ、そうするっすか…」



????「お二人は初のご来店かな?ようこそクロスワールドへ!」

トランプ「本名は明かせないが、ぜひトランプと呼んでおくれ!」


席についてすぐ、トランプと名乗る赤いバーテンダー。

左目がダーツ板のようになっていた。


トランプ「狼、君も自己紹介したらどうだい?」

狼「…狼(オオカミ)。…そっちのお客様、俺の耳気になるみたいだが、ホンモノだからな。」


黒いバーテンダーは狼というらしい。

確かにそんな感じがするかも?


トランプ「良ければお客様のお名前も教えて貰えないかい?」

狼「トランプ、一気に距離を詰めすぎだ。ただの不審者だぞ。」


みれいちゃ「いいよいいよ〜!私は三葉躑躅…みれいって呼んで!」

ハートちゃ「は、ハート平和主義帝国っす。…綺麗なバーっすね…」


狼「…トランプ、ドリンクのパフォーマンスをするからそのシェーカーとってくれ。」

トランプ「おや珍しい。君がパフォーマンスなんて。」

狼「気分だ気分。…楽しませてやれる確証はないが、後悔はさせないと約束する。」

トランプ「狼がシェーカーパフォーマンスなんて相当レアだよ!よく見ておくといい。!


ぽいっ…

トランプが無造作に銀のシェーカーを放り投げる。

狼は相変わらずボトルを見ており後ろに視線を向けていたが、

パシッ。

チラリとシェーカーを一瞥し、片手でシェーカーをキャッチした。


二人『おぉ…』


狼「さて。始めようか。」


シェーカーを指で弾くと、その間に赤い瓶と小さな小瓶、花が入った入れ物をカウンターに置いた。

片手を狼が前に出すと、待っていたかのようにシェーカーがそこに落ちてきた。

赤い瓶の中身で綺麗な放物線を描きシェーカーに入れる。

小瓶の中身を散らし、花びらを中に入れる。


狼「ご来店への、喜びの気持ちを込めて。」


狼がシェーカーを撫でると、コマのように回り出す。

カラカラと氷の音。一体いつの間に?


狼「…さぁどうぞ。…キールだ。」


赤い薔薇が散った、ルビーのようなカクテルが現れる。

小さなさくらんぼも沈んでいた。


トランプ「ヒュ〜♪…君も粋なことをするね〜。キールはカクテル言葉からかい?」

狼「悪いか?俺の思ったことだ。」


ハートちゃ「カクテル言葉…?」

みれちゃ「なんて意味なの?」


トランプ「あなたに会えて嬉しいだよ笑…へぇ、こんなこと知ってたんだ。」

狼「ただの知識程度だよ。…俺は足りないボトル出してくる。」


狼は暗がりに消えていった。

耳がちょっと赤かったのは気のせいだろうか。


トランプ「まったく…。良いところだけ取ってしまって…。」

トランプ「私はマジックで歓迎しよう!…このコインをよく見ていておくれ、?」


どこからか出した金のコイン。王冠の模様が彫られている。


トランプ「手で包んで…1、2、3!」


バサバサバサ…!


開いた手から、真っ白な鳩が飛び出す。

そう思った瞬間、その鳩は白い薔薇の花びらになって散った。


ハートちゃ「す、っすごいっす…!」

みれいちゃ「何起きたかぜんっぜんわかんなかった…!すごいね!」


トランプ「そう言ってもらえて嬉しいよ♪さぁ、今夜はゆっくりしていっておくれ!」

狼「あまり遅い時間にはならないようにな。…女性なんだから。」





数時間がまるで数分のように、あっという間に時が流れた。


狼「…そろそろ閉店だな。もう◯◯時だ。」

トランプ「wow!もうそんな時間かい?」


みれいちゃ「めっっちゃ楽しかった!ありがとうね!」

ハート「また来たいっす…!」


飲んだカクテルはそう多い訳では無いが、

それに見合わないほどに彼らは話していた。


トランプ「さぁ、上までご案内しよう。」

狼「…足元、お気をつけて。」






ハートちゃ「ありがとうございましたっす!」

みれいちゃ「またくるね〜!」


トランプ/狼『またのご来店、/待っているよ♪/…楽しみにしている』


控えめに手を振る狼と、

綺麗なボウアンドスクレープをするトランプ。


みれいちゃ「さ、帰ろっか!」


二人が前を向き、ほんの少しバーから目を逸らした瞬間。


ハートちゃ「あ、ちょっと待って下さいっす!このバーが何処にあるのかだけ聞きたいっs、


二人『…あれ?』


今出てきたはずの木の扉は、

元から存在しなかったかのように消えていた。


ハートちゃ「きえ…ちゃったっす…」

みれいちゃ「まぁた探さなきゃ〜…まぁこの世界の何処かにはあるからいいかな。」






次は、誰がご来店するかな?





クロスワールドバー   開店中です。

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

223

コメント

101

ユーザー

[ノエビア]行きたいな〜 [ホム]そうやな! [七大宝石組メンバー多いから8人ずつ?っていく可能性ある]

ユーザー

ボム(認識阻害)「へー、凄いのだー」

ユーザー

ウル君かっこいいッッやっぱカルジア君惚れるわ()てか花関連入れてくれるの好き(?)

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚