コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
11年前始業式。 とある中学校。 加四六。
「加四六〜、お前今度の遠足行かねえって本当??」もう名前も忘れた男はある日そう言った。「え、あぁ、、叔父の一周忌でさ」俺はノートからそいつに目線を向け、そう返した。「え、マジかよ、、んじゃあ、仕方ねぇか、、」本当は違う。お金がない。遠足の費用を出せるぐらいのお金が俺にはなかった。「んー、、まぁ、楽しんで来い」俺はそう言い、視線をノートに戻した。
ーーーーーーー
数時間後。
「、、、、」おぉ〜し、、始業式終わった、、校長の話が長えってのは本当なんだよな、、意外と、、バイトまであと1時間、、「屋上で時間潰して直で行こうと、、」俺は足を動かし、屋上へ向かった。
ーーーーーーー
屋上。
お、開いてる、、よかった、、俺は屋上のドアを開けた。すると、、「、、あ、、」「、、!?はぁ!?マジで、、ヤバいって!!」飛び降りる寸前の女が目の前にいたり「え、、きゃ!!」俺は無我夢中でその子を引きずり、自分の体に押さえ込んだ。
ーーーーーーー
「、、ハァ、ハァ、、ハァ、、」暑い、、「お前、何して、、」ポロポロ、、「え、、」何で泣いて、、パシンッ!!「、、、、」え、、女の強烈なビンタがおるの頬を一撃した。「何で邪魔すんのよ!!最悪!!やっと決心がついたのに、、」「、、は、、」俺は訳もわからず、 頭の中は?だけだった。ただ1番最初に湧き上がった感情は怒りだった。「、、はぁぁぁぁ!?人が助けてやったのに何だその態度!!」俺は女を怒鳴り、立ち上がった。「え、、」「帰るわ!!死ぬんなら勝手に死ねぇ!!」「ち、ちょっと、、」「、、何だよ、、」「、、足、、」「、、??」「、、足、、挫いた、、」
ーーーーーーー
数時間後。
「、、みんな居なくなったぞ、、まだ治んねぇのか、、」「、、うん、、」「、、、、」このままじゃ、バイト遅刻か、、俺は腰を落とし、背中を女の方に向けた。「、、え、何」「、、早よ乗れや、、」
ーーーーーーー
「、、暗いわね、、」背中からそう声が聞こえた。「もう7時だからな、、先生に見つかったらしばかれるわ、、」「、、ねぇ、、アンタ、、ラーメン屋でバイトしてたわよね、、」「、、、、」「ねぇ、、」「、、だから何だよ、、チクんのか??」「、、別にチクリはしないわよ、、でも、、今日の私の事は、、誰にも言わないでね、、」「、、おう、、」「、、ねぇ、、私「あ、ヤバい」俺は廊下の角から誰かが来る気配を感じ、近くにあった机の下に潜った。