TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

太中集

一覧ページ

「太中集」のメインビジュアル

太中集

2 - 第2話

♥

175

2024年10月21日

シェアするシェアする
報告する

甘々かもしれません。





















「だざい、きす。」


任務を終え、仕事から帰ってきたら、そう中也からオネダリをされた。


中也からそう強請ることは少なく、私もちょっと、びっくりしたけどすぐに受け入れた。


中也の唇にふれる。






「………煙草とアルコールの匂い…」


そう私は一番に感じた。


酔っているのか、だから、こんなに甘えたがるんだ。と今更発覚した。


「だざい、だざい。だざい、」


そう何度も私の名前を確かめるように言う中也。


「なぁに?」


「よかった。ちゃんといた。」


なんて、時々私には理解できない事をいい、すりすりと甘えてくる。


、、、、、。私がわからないだけで、中也には私に伝えたいことがあるのかもしれない。


そう思ってしまったら、私の頭の中がぐちゃぐちゃになって、上手く整理できなくなってしまった。


中也が不思議そうにこちらを見る。


蒼い、蒼い蒼い目でこちらを見てくる。


青は、癒される色でもあるんだよね、中也がそう教えてくれた。


うーん。まぁ、細かいことは、あとでもいいか。


そう私は思考を放棄し、中也の頭を撫でる。


ふさふさの髪の毛が、心地よい。





そう思っていたら、いつの間にか中也は寝てしまっていた。


蒼い目を閉じたからか、長い睫毛がよく見える。それを私は触ろうとしたけど、、起こしちゃいそうだからやめた。


私も、うとうとしてきたから中也を運び、ベッドへと下ろす。


筋肉があるから、少し重いんだよねぇ…


そんなことをポツリ思いながら、中也の隣へ潜る。


ぎゅぅ、と抱きしめ、冷えていた中也の体を温めながら、私も眠った。


明日もこの顔が見れたらいいなぁ。








loading

この作品はいかがでしたか?

175

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚