甘々かもしれません。
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「だざい、きす。」
任務を終え、仕事から帰ってきたら、そう中也からオネダリをされた。
中也からそう強請ることは少なく、私もちょっと、びっくりしたけどすぐに受け入れた。
中也の唇にふれる。
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「………煙草とアルコールの匂い…」
そう私は一番に感じた。
酔っているのか、だから、こんなに甘えたがるんだ。と今更発覚した。
「だざい、だざい。だざい、」
そう何度も私の名前を確かめるように言う中也。
「なぁに?」
「よかった。ちゃんといた。」
なんて、時々私には理解できない事をいい、すりすりと甘えてくる。
、、、、、。私がわからないだけで、中也には私に伝えたいことがあるのかもしれない。
そう思ってしまったら、私の頭の中がぐちゃぐちゃになって、上手く整理できなくなってしまった。
中也が不思議そうにこちらを見る。
蒼い、蒼い蒼い目でこちらを見てくる。
青は、癒される色でもあるんだよね、中也がそう教えてくれた。
うーん。まぁ、細かいことは、あとでもいいか。
そう私は思考を放棄し、中也の頭を撫でる。
ふさふさの髪の毛が、心地よい。
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そう思っていたら、いつの間にか中也は寝てしまっていた。
蒼い目を閉じたからか、長い睫毛がよく見える。それを私は触ろうとしたけど、、起こしちゃいそうだからやめた。
私も、うとうとしてきたから中也を運び、ベッドへと下ろす。
筋肉があるから、少し重いんだよねぇ…
そんなことをポツリ思いながら、中也の隣へ潜る。
ぎゅぅ、と抱きしめ、冷えていた中也の体を温めながら、私も眠った。
明日もこの顔が見れたらいいなぁ。
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