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俺が残したお弁当を食べてくれる潔を見て、

あぁ、泣いてきたんだなって事がよくわかった。目の周りが真っ赤になって、瞼が腫れぼったかった。他のブルーロックメンバーも、例に漏れなかった。

千切の綺麗な目は、周りが心配する程に赤かったし、蜂楽なんて現在進行形で涙を流している。俺だけだった。泣いてないのなんて、他には居なかった。

家に帰った。ぼふっと音を立てながらベッドに倒れ込んだ。ごろりと仰向けに寝転がった。はぁ、と溜息をついた。

俺は、何の為に生きてるんだろう。そんな考えが頭に浮かんだ。答えは出なかった。今までの生きてた理由として考えられることには、全て玲王が関わっていた。でも、もう玲王はこの世には存在しない。居なくなってしまった。喪服を着て、葬式に出て、泣いている友達を見て、冷たく変わり果てた姿の玲王を見て、心が、胸が、ぎゅうっと締め付けられるように痛んだ。

千切の言ってた話、なんだっけ。えーと、あ、そうだ。玲王の死因だっけ。

玲王の死因は、逆恨みによるトラブルらしい。3-1の人気者、○○先輩の元カノが、後輩である玲王に惚れ、告ったのが原因だった。勿論玲王はその子を振った。

元カノに未練のあるソイツは、どうして自分じゃないんだ、どうしてお前なんだ、と下校途中の玲王を後ろから刺した。背中から一刺し、グサッと。突然の出来事で抵抗出来なかった玲王を押し倒して、正面から何度も何度も刺した。心臓を狙って。玲王の苦しそうな顔を見て、ニヤニヤと笑いながら刺した。

「や、、め、て、、おね、がいだから、、

いた、い、、、くる、し」

という玲王の叫びを無視して、ソイツは刺した。玲王がぐちゃぐちゃになって、動かなくなったところで通りかかった警察に発見されたらしい。

君の為ならなんとでも

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