⚠️注意⚠️こちらはnmmnです。
本人様とは一切関係ありません。
含まれる要素:喧嘩
Kさんリクエストありがとうございました🙏🏻
以下本文
真冬の夜、家の玄関前で絶望する男が一人。その男というのは勿論俺のこと。何故こんな寒い中外で突っ立っているのか。それは今朝慌てて家を出たせいで鍵を忘れてしまったから。記憶上今日は小柳くんも任務が入っていたはずだから、鍵が空いているのを不審に思いながらもしっかり施錠してから家を出たのだろう。彼が帰るまでそう時間はかからないだろうが、昨晩喧嘩をしてしまいなんとなく気まずい今はあまり顔を合わせたくない。
「どうにかして開けられない?これ」
俺の近くでふよふよ浮いているオトモに協力を持ち掛けるも失敗。知ったこっちゃないという態度でそっぽを向かれてしまった。可愛くない奴。
仕方なくスマホの画面を操作して彼のDMを開く。直近の「今日任務」だとかの端的なやり取りが目に入った。たとえ喧嘩中でもこういう所はちゃんとしているのが彼らしいと思う。
〈すみません、鍵忘れちゃいました〉
〈もう帰る〉
送信後、間髪入れずに入力中の表示が出てきたのを見て画面を見つめていると、そう返信が返ってくる。普段なら馬鹿野郎、とか軽口を言ってくる場面なのに、それがないことに胸が苦しくなった。
「…謝らなきゃだよなぁ」
ふと辺りを見渡せば暗闇の遠くの方で人影が見えて、同時にそれが恋人であることに気が付く。少し小走りしているようにも見えるその足取りの理由は俺のせいだろうか、とぼんやり考えている間に、彼は目と鼻の先まで近付いてきている。
「ぁ、おかえりなさい」
「ただいま」
合わせた目線も早々に外され、定型文の短いやり取りが行われる。扉を開き、鍵を二人で選んだ小さめのトレーへ置く音と共に彼は洗面所の方へ消えていく。
俺が手洗いを済ませてリビングへ行く頃には、ソファーへ座って楽な姿勢でスマホを眺めながら既にくつろいでいる様子だった。どこへ座るか迷い、結局微妙な距離感で彼の隣へと腰を下ろす。…言い出すならこのタイミングだろうか。
「…あの、喧嘩のことなんですけど」
スマホを机に置く音が部屋に響いた。俺の一言で空気がピリ、と張り付くのを肌で感じる。少し怯むも、ここで引いてしまったらいけないと気を持ち直し、彼と向かい合う体勢になる。
「俺、ちゃんと小柳くんの気持ち考えられてなくて…だから、ごめんなさい」
そう言って最後に深く頭を下げた。
許してくれるだろうか、とか、この謝り方で良かったか、とか、言い切った後に浮かぶマイナスな思考に嫌気がさす。いつ頭を上げようかとぐるぐる悩んでいると、優しく肩を掴まれてその拍子に顔を上げる。
「俺もごめん。あの時は言い過ぎた」
ふ、と微笑む彼の表情を見てほっと安堵した。途端に張り詰めていた緊張の糸が解け、思わずその胸に飛び込むと優しく包み込まれる。鼻腔を満たすムスクの香りに酷く安心して、もっと近くに行きたくて頭をぐりぐり肩へ押し付けた。
「くすぐってぇよ(笑)」
「はぁ、一日距離遠かったのしんどかったぁ…」
はは、と爽快に笑う声が耳元で響き、顔を持ち上げられたかと思えば触れるだけのキスを落とされる。わざとらしいリップ音を出しながら何度も重ねられて、胸が幸せでいっぱいになった。
そのままの距離で見つめ合い、さらさら髪を撫でられている感覚を感じながら口を開く。
「…続きは、しない?」
媚びを含めた目でそう誘ってみれば彼の瞳の奥で何かが光る。
「…ベッド行くか」
甘い声で囁かれたと同時に、軽々と姫抱きで持ち上げられる。何度経験しても慣れないこの空気感にじわじわと顔が熱くなっていくのを感じて、静かに揺れる髪を下から眺めた。
「ひ、ぅ゙ッ…♡♡っぁ゙あっ…♡」
「っ…♡」
今日は正常位でやるらしく、穴へあてがわれた彼のものがゆっくりと中に入ってくる。彼の余裕ない顔に奥が疼いて、脚を押さえている手に力が入ったのを合図に動き出した。
「んっ…♡ッぅ、♡♡ふ…♡♡」
「っは、星導、っ…気持ちいい、?♡」
「ぅん♡ぁ゙…♡んぅ、♡♡きも、ち…っ♡」
良かった、と目を細めた彼はちゅ、ちゅ、と色々な場所へキスを落としていく。そしてそれは胸、鎖骨、首…と少しずつ上がってきて、最後に唇へと落とされた。舌を吸われて上手く息ができず、苦しくなってきた辺りで腰を強く打ち付けられる。
「ん゙ッ、♡♡ふ♡っんん゙♡♡っ゙ん♡♡」
「ん…締め付けやば、っ…♡」
「ぁ゙ッ♡♡あ、っ♡♡いく、♡い゙くッいっ゙!♡♡っん゙〜〜、ッ!゙♡♡」
ずっと気持ちいい所を突かれてシーツを握る手に力が入る。全身に快感が走って、腰が自分のものではないみたいに跳ねて、その感覚に視界が点滅するのが分かった。
「ぁ…っ♡♡はぁ゙ー…♡っはぁ……♡♡」
「んふ、かわぃ♡上手にイけたな、♡」
ふわ、と頭を撫でられる感覚に意識がぼんやりしている。溶かされてしまった脳では何も考えられなくて、それでも目の前の彼に触れたいという思いだけは強く残っていた。
「ん…っ♡こやなぎくん、…」
彼の首に腕を回しぎゅうっと抱き着く。頬に唇を寄せれば「こっちな」と顎を持たれて唇の方へと軌道修正され、そのまま軽くキスを交わす。
二人の熱が溶けて混ざり合い、一つになっていくのが分かる。近距離で彼のドクドク跳ねる心臓の音を聴き、俺とお揃い、なんて嬉しく思った。
「ぁッ…♡ぁ、♡♡ぁ゙う…っ♡♡」
再度ゆっくりと動き出した律動に身を任せ、この幸せな時間をたっぷりと堪能しようと首に回した腕へ力を込めた。
コメント
2件
ありがとうございます😭💘仲直りするときって本当にドキドキして怖くなる表現が良すぎます🫣⸝⸝そのあとが甘々すぎてもうLoveです🫶かっこいいruさん、かわいいrbさん感謝です🙏✨