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2066年、チェコスロヴァキアでは混乱が走っている。
オーストリア…いや二重帝国の最後通牒だ。
イギリスとの交渉も決裂、アメリカには距離を取られ、ドイツは彼の味方。
チェコスロヴァキア大統領(当時)であるエルヴィスこの時のことをこう言った。
「人生で初めて死を覚悟しました。
行く先の3本の道はイギリスによって壊され、アメリカによって伸ばされて
ドイツによって封鎖されました。
あぁ、また支配の時が現れるのだなと。その日は眠れませんでした。
しかし私を守ってくれたあの小隊を忘れることはできません。
小隊長レーヌは私を銃弾から守り、部隊員のゴルは私を餓死から守ってくれました。
彼らは英雄です。彼ら「404小隊」は私なんかを生き残らしました。
私はその日涙しました。苦しみは私が感じていいものなのか。私が加害者ではないか…
レーヌは、死ぬ最後まで日記に事細かく自分の体験を書いていました。」
以下、404小隊小隊長レーヌの日記の抜粋である。
2月1日
今日、やっとみんな集合できた。私達の部隊は、戦車も砲も銃も揃っている。
戦果を上げるべく、勇猛果敢に攻めなければ。
2月14日
何たることだ…なんとか我が404小隊は無事だが、古き帝国の軍は進行速度が速すぎる。
彼らはどうやら空挺団を使って包囲する、第三帝国の軍法を真似たようだ。
2月16日
遂にプラチスラヴァにまで撤退することとなってしまった。
そしてプラチスラヴァにも爆撃が始まった。私達は対空戦闘もしなければ…
2月22日
やった!どうにかして爆撃を阻止できた!
しかし兵達のストレスは溜まるばかり…私は人を殺すのに慣れたのかもしれない。
3月1日
そんなことがあっていいのか。プラチスラヴァも陥落せず、スロヴァキア州が勝手に降伏しやがった!
私達はプラハにまで撤退だ。クソッ!なんでこうも石壁が現れる!
4月1日
春の始まりだ。雪を溶かし、人々は温暖なこの時期を喜ぶ…ことがあれば…いいな…
私も命が長くなくなってしまった。
まだ…戦える!…でも軍医からはストップをかけられてしまった。大統領は無事なのだろうか…
4月25日
肺が しい 臓が い がうご な 銃 すらも れない
どうや 軍 が 満期に なっ よ だ。
この日記は、今現在複製されたものが二重帝国によって保管されている。
この日記だけでも、戦争の苦しさが分かる。
なぜ、人間らはお互いに苦しいと分かっている物を好むのか?
なぜ、人間らはお互いに学んでいることを守らないのか?
なぜ、人間らはお互いに理解していることをしてしまうのか?
なぜ。なぜなんだ。