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「えーっと、難しい依頼は.. 」
「ドラゴン討伐…?」
「え…冒険者ランクDで..?あるの..?」
「お!それ面白そうじゃん!」
「えぇ、死にに行くのと同じなんじゃないかな…」
「おっ!あんちゃん!ドラゴン討伐やんのかい!?いやぁ、この依頼やるやつはこれで2人目だな! 」
「1人目が居るんですか?」
「あぁ!しかし、何でも、たった1人で依頼受けて行って行きやがったよ。ただの自殺だなありゃ。」
「今その人は?あれ以来帰ってきてねぇよ。」
「今じゃ行方不明として捜索されてる。」
「やっぱり違う依頼にしようよシンくん…」
「なぁに言ってんだよ!行くしかないだろ!!」
「行方不明だし、探してあげるだけでもいいんじゃないの?」
「う…うん。2人とも気が強いね…」
依頼を受けてドラゴンの居る山へと登って行った「ぜぇ…ぜぇ…急過ぎじゃないかな..この山…」
「辛いなこれぇ…」
「もう疲れたー!」
「休憩しようか…」
「いい岩があるからそこで休もう…」
「ドラゴンってこんな所に住んでいるの?」
「ドラゴンは山の頂上によく居るらしいね。」
「これもう討伐どころじゃねぇぞ..ただの登山に来てるって… 」
「こんな急な山に住んでるから敵が来ないよね…ドラゴンにとって最高な場所ってことだね…」
「ネマぁ…シールドで空中移動とか出来ねぇのぉ?」
「うーん…確かに。」
「でも、空中で複数維持は難しいかな…」
「ならさ、1つのデッケェ足場作って上に飛ばすようにすれば良いじゃねぇか。」
「名案だね。」
「今日シン冴えてるじゃん。」
「いつもバカって言いてぇの?」
「シールド!…上昇!」
高速に上昇しているからか、物凄い勢いで下に引っ張られる…!
「ぐおおおお!?ネマあぁ!?ゆっくりにしろおおおお!?」
「うあぁぁぁ!」
頂上が見えた!
「シールド解除!」
「着地はぁぁぁ!?」
「どうするのよー!!」
「痛いけど我慢してね!シールド!」
「扱い荒いって…」
「ごめんごめん…」
「人生で1番怖かった…」
「ここが…ドラゴンの居る頂上..?」
「デッケェ穴があるな。」
「多分ドラゴンの巣穴かな?」
「どうやって入るの?」
「またシールドで…」
「嫌。」
「ハイ..スミマセン… 」
「他に何か道はないのか?」
「あそこに家があるぞ。行ってみるか。」
「すみませーん…誰か居ますかー?…」
「誰も居なさそうだな。探ってみるか。」
「何でそんな考えになるの..??」
「誰も居ないならよし!だよ!」
「えぇ…」
「おい、ネマ。誰か居るぞ。」
「寝てる…?」
「誰?あの人….」
「どこかで見たような…?」
「あの人…この依頼に行って行方不明になった人じゃない..?」
「..あぁ!思い出した。 」
「あんな顔だっけ。」
「あんな顔だったよ。」
「あんな顔でしたよ。」
「2人して言わなくてもいいわ。 」
「起こしてみるか?」
「どういう経緯か聞いてみようか。」
「あのーすみませーん、起きてくださーい。(眠り深い…)」
「おーい!起きろー!」
「起きてー!」
「眠りを覚ます魔法をかけよう!」
「パニエ!」
「起きないね…死んでる…?」
「脈はあるぞ。」
「なら..なんだろう…」
「…君たち..誰..?」
「あ、普通に起きた..」
「僕たちはドラゴン討伐に来ました。」
「君は何でここで寝ての..?」
「あぁ…山に登ってる途中で急に眠気が来て…そのまま…記憶がない…何でここに居るんだろう。」
「眠りの魔法をかけられた..?」
「多分…そうかもね。」
「今って何日?」
「26日だけど…」
「1週間…寝てたのか…」
「え、1週間??」
「お腹空いてて…何かある…?」
「パンなら…」
「ありがとう…」
「本当に助かったよ、もし良かったら、パーティーになっていい?」
「え、全然いいよ!」
「私はシルク、職は魔法使いで使う得意な魔法が特殊なんだ。」
「特殊?」
「物の形を変形したり出来るんだ。」
「例えばこのタンス。これを…木の剣に出来るんだ。」
「うぉ!すげ!攻撃魔法でも補助魔法でもねぇ魔法だな!」
「この魔法を特殊魔法って言うんだ。使える人は少ないらしいよ。 」
「特殊魔法の人、初めて見たかも…」
「俺もだ!」
「私も!」
「でも、その魔法で悪用とかされねぇのか?」
「…あったよ。昔。」
「昔母親がこの魔法を知って様々な悪用を考えてた。そこら辺にある石とかを武器などに変形させて売るを毎日してた。」
「私が嫌だ、やりたくないって言っても虐待で示された。」
「子供は黙って親のことを聞けばいいってさ。」
「信じられないよね、親がこんなのって。」
「辛かったね…」
「今その母親は?」
「魔法学校に入ってからは離れたよ、 一緒に居たくないから。」
「さて、どうあの巣に入ろう、」
「地面を階段状にしようか?」
「活用性いいなぁその魔法」
「私も特殊魔法欲しかったなぁ。」
「あはは…よく言われたよ..」
「よし、出来たよ。行こうか。」