「うわぁ、ここがドラゴンの巣なのかぁ。」
「思っていたより小さいね。」
「暑いよぉ…」
「ドラゴンって炎系しか居ないの?」
「多分他にも系統はあるんじゃないかな?」
「炎は定番だよねーよく教科書で、出てたよ。」
「にしても暑すぎる..!誰か氷魔法出して〜」
「誰も得意じゃないね。」
「俺一応出せるぞ。下手だけど 」
「レジスト!」
「冷える〜」
「1つ聞いていい?魔法って得意な人が使える訳ではないの?」
「あ、うん。そうだね、得意な魔法を集中してやるって事が多いけど、
複数の魔法を掛け持ちしてる人も居るし、得意じゃなくても覚えてた方がいいよ。」
「お前…魔法学校入ってたか..?」
「え?うん。」
「私、田舎育ちで魔法学校あまり行けてなくて、そういうのあまり詳しくないんだ。色々な知識とかさ。」
「え、まさか特殊魔法、独学..?」
「勝手に見についてるみたいな感じだね。」
みんながこう思った。
「あっ、天才だな。」
「シッ!静かに!なんか居るぞ..! 」
「あれは…ドラゴン?」
「え、ドラゴンってあんな風なの..?怖。」
「あ、特殊魔法であのドラゴン埋めちゃえばもう完了じゃねぇか?」
「いや、ドラゴンは地面を掘って巣を作るから抜け出せれると思うよ…」
「なら..攻撃あるのみだな。 おっしゃ行くぞ!」
シンくんが1人でドラゴンのもとに突っ走って言った。
「あー….行っちゃった.. 」
「レイとシルクは後ろでアシスト。お願いね!それじゃ!行ってくるね!」
「私たち2人、何だか戦力不足みたいな感じね..」
「補助も立派だと思うよ。」
「うん…私も戦って見たかったなぁ…」
「ネマ。なんかコイツ…一回りデカくねぇか?」
巣の1/2ぐらいだろうか。本で見たのとは全然違う迫力と大きさ。
「と..とにかくまずは翼を攻撃しよう!地上に出たら一巻の終わりだよ!」
「あ!?なんで!?」
「ドラゴンは空を飛べるから、魔法が当てにくくなるの!」
「なるほどな!OK!」
「ファイヤー…おい、ちょっと待て。 」
「俺の火魔法、ドラゴンに効かなくないか…?」
「あのドラゴン炎だろ?どうすりゃいいんだよ..」
「うーん…氷魔法..やってみる..?」
「えぇ..あれ使いづらいんだよなぁ…」
「シールドスラッシュ!」
「レジストスラッシュ!」
グルアアア!
「よし!次は足狙い!」
「あ!閃いた!この氷を..出来た!
アイスソード!!」
「おぉ!凄いね!真似しよう。」
「シールドソード!」
「…剣ってどう扱えばいいの..?」
「とりあえず斬れえええ!!」
バキィン!!
「あぁ!!俺のアイスソード!」
「あ、僕も折れた…」
グルルルルる…
「これって、ダメなやつ…?ネマ!シールド!」
「!」
無詠唱でシールドを繰り出したが、耐久出来ない…
「シルク!今よ!」
「ウォールセイバー!!」
ドラゴンの巣の一部が変形して鋭く太い針に変形した。
グギャアアアア!!
ドラゴンの腹に突き刺さった。
「うえっ…血飛沫が…ふごい..ぼぼぼ… 」
ドラゴンを討伐出来たので、山から降りて依頼報告に行った。
「おお!帰還したぞ!!」
「よく帰ってきたな!!」
「みんなでワイワイしようじゃねぇかぁ!」
「今夜は宴だぁい!」
Dランクのパーティーがドラゴン討伐から帰ってきたことにみんなが大歓声。
おかげで今日は休む暇もなく明日が訪れた。
「おきてぇ..ねまぁ…」
「ん…あ..ここで寝ちゃってたのか…」
「みんなここで寝てたみたいよぉ…」
「ギルドの受付に来いってさ。言ってたよ..」
「あぁ..ありがとう。」
「シンくん…シルク…起きてー…」
「あーお前ら。よく戻ってきた。オマケに行方不明者も連れ戻してきたそうじゃないか。」
「実は行方不明の捜査依頼もあってだな。」
「2つ同時に完了しちまったのさ。すげぇなお前ら。」
「難易度が高い依頼を成功して、さらに依頼をこなした。それによってお前のランクをDからCに昇格する。おめでとう!」
「や…やったぁ..!」
「眠たくてすまんな。うん。本当に。」
コメント
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時間が最近あまりなくて、投稿頻度が落ちています。 すみませんが、この先あまり期待をしなくても宜しいです。 すみませんm(_ _)m